アイロンで人気のメーカー4選!高い性能で手軽にホームクリーニング

第16回 暮らしの便利グッズで家事を楽しく!

まずはアイロンの種類をチェック

アイロンとひとくくりに言っても、種類はたくさんあります。まずは、アイロンの種類を理解し、自分の用途に合ったアイロンを選びましょう。

昨今人気の「スチームアイロン」

人気が高く、今や一家に1台とまで言われているのが「スチームアイロン」です。蒸気の力を使って服のシワを伸ばしてくれる、おなじみのタイプです。

蒸気を噴射しながらシワを伸ばすため、ふんわりと柔らかく仕上げてくれます。また、衣類を傷めにくく殺菌や消臭効果も期待できます。

ただし、水を使用するため、こまめな手入れが必要です。水あかが溜まってしまうと、スチームの出も悪くなってしまいます。アイロン本体やタンクはこまめに掃除しましょう。

おうちクリーニング「ドライアイロン」

「ドライアイロン」は、昔から家庭で使用されきたアイロンのことです。水は使用せず、高温で服のシワを伸ばします。そのため、仕上がりはパリッときれいです。

伸ばしにくい麻素材のものや、シワなく仕上げたいワイシャツも、しっかりと伸ばすことができます。また、霧吹きで水を吹きかけることでスチームアイロンのように使用することも可能です。

ドライアイロンは、スチームアイロンと比較するとリーズナブルで面倒なお手入れも必要ありません。コスパが良く、衣類のシワを伸ばせる万能アイテムです。

手軽さが魅力「ハンディスチーマー」

「ハンディスチーマー」は、使用時にアイロン台が必要ありません。ハンガーに掛けたまま簡単にシワを伸ばすことができるので、忙しい朝にサッと使えて便利です。

ニットやセーターなど、プレスできない素材のシワも伸ばせて、蒸気でふんわりとした仕上がりになります。

また、スチームアイロン同様に消臭・抗菌効果も期待できます。何よりも手軽で収納の場所も取らないため、一人暮らしでも扱いやすいでしょう。

使いやすさが一番?選び方

アイロンには、上記のように複数の種類があります。特徴やメリットもそれぞれ異なるため、自分の生活スタイルに合った使いやすいアイロンを選びましょう。

本体につながる電源コードの有無

取り回しで意外とネックになるのが電源コードです。コードレスの場合、アイロン本体とコンセント部分は独立しています。そのため、手軽にアイロンを掛けることができます。

ハンガーにつるしたままアイロンを掛けたい場合や、コンセントのない場所でアイロンを掛けたい場合におすすめです。ただし、アイロン温度やスチームの持続時間は短く、長時間の使用には向いていません。

電源コードがあるタイプは、長時間でも高い温度を維持できます。大量の洗濯物を一気にアイロンしたいときにはうってつけです。

掛け面の素材による滑り具合

どれほど機能が良くても、滑りの悪いアイロンはきちんとシワを伸ばすことができません。実際に使用感を確認し、滑りやすいアイロンを使いましょう。

セラミック素材であれば、滑らかできれいにシワを伸ばすことができます。耐久性も高く、長く使用することが可能です。ただし、値段は少し高めなのがネックです。

予算を抑えたいという人には、チタン素材がおすすめです。「シルバーチタンコート」であれば、耐久性が高く、力を入れずに滑らせることができます。

フッ素加工は、値段はリーズナブルですが、痛みやすく滑りも良くないと言われています。少しの衝撃で傷ついてしまうため、長い目で見るとセラミックやチタン素材がおすすめです。

人気が高いアイロンメーカー4選

どのタイプのアイロンを購入するか決めたら、定番かつ人気の高いアイロンメーカーの商品を見てみましょう。どのメーカーの商品も、それぞれ人気の理由があります。

スチームたっぷり「ティファール」

電気ポットなどが有名な「ティファール」のアイロンは、スチーム量が多いことで知られています。そのため、広範囲のシワを手間をかけずにきれいに伸ばすことが可能です。

スチームアイロンはもちろん、ハンディスチーマーも販売しています。ハンガーに掛けたニットやセーターもふんわりと仕上げてくれます。

ハンディスチーマーは手軽なため、一人暮らしにもぴったりです。シャツだけではなく、ニットや麻の製品もアイロン掛けしたい人にはティファールが良いでしょう。

戻りシワが付きにくい「パナソニック」

「パナソニック」のアイロンは種類がたくさんあります。なかでも、起動までの時間が短い製品は忙しい朝でもすぐに使えるので人気が高いです。

また、パナソニックのスチームアイロンは全体的に軽量であることも特徴です。

「Wヘッドベース」と呼ばれるレモン型本体は、前だけではなく後ろにもアイロンを掛けることが可能です。細かい部分もきれに伸ばすことができます。

他にも、自動アイロンやコードレスアイロンなどバリエーションが豊富なため、あなたにぴったりのアイロンが見つかるでしょう。

掛け面滑らか「東芝」

「東芝」のアイロンは「ボロンコート加工」が施されたタイプが人気です。ボロンコートはダイヤモンドに近い硬度の化学物質で、力を入れずにスルスルと滑らせることができ、シワもパリッときれいになります。

戻りシワも付きにくいように加工されているので、コードレスタイプでも長時間使用することができます。少し多めの洗濯物もまとめてアイロン掛けが可能です。

また、スチームアイロンの手入れの悩みである水あかを付きにくくする抗菌機能もあり、日々の掃除や手入れも簡単です。

お手ごろ価格が魅力「ツインバード工業」

「予算を抑えたい」「コスパ重視で選びたい」という方には「ツインバード工業」のアイロンがおすすめです。とにかく値段が安いため、お手ごろ価格で購入できます。

また、ツインバード工業のアイロンはコードレスの商品が豊富です。ハンガーに掛けたままアイロンしやすいよう、毛ブラシと衣類ブラシが付いているタイプもあります。

コンパクトで本体も軽めであるため、出掛ける前にササッとアイロンをしたい方にもぴったりです。

上手なアイロン掛けのコツも確認

目当てのアイロンを購入できたら、実際にアイロン掛けです。どのような良い商品でも、誤った掛け方をしているとシワはきれいになりません。アイロンの上手な掛け方を確認していきましょう。

アイロン掛けの基礎知識

アイロンを掛ける前に、まずシワになりにくいように干し方から見直します。洗濯後、干さずに長時間放置していると、シワが硬くなりアイロンを掛けてもシワは取れにくくなります。

洗濯後、なるべくすぐに干すようにしましょう。また、干す際にもシワを消すためにパンパンと服を伸ばし、肩がずれないように干していきます。

干す際には、衣服に重りを付けることでシワをきれいに伸ばすことが可能です。特にシワを付けたくないシャツやズボンには、スラックスハンガーなどで裾を挟んで少しの重しをするという手もあります。

シャツにアイロンを掛ける順序・コツ

シャツにアイロンを掛ける際には、えりや袖などの細かい部分から掛けていきましょう。身ごろなどの範囲が大きい部分は最後に掛けます。

先に身ごろからアイロンを掛けると、細かい部分を掛けている間にシワになってしまうからです。分厚い生地の場合は、裏と表と両方アイロンを掛けましょう。

スチームアイロンでなければ、霧吹きを用意しておき、こまめに吹きかけるのをおすすめします。水の力で繊維が整い、シワを伸ばすことができます。

また、アイロン掛け終了後すぐに畳むとシワになってしまいます。きちんと乾いた状態を確認してから畳むようにしましょう。

まとめ

家事のなかで特に面倒なアイロン掛けはちょっとした工夫で簡単にできます。目的や用途に合わせてアイロンを選び、シワにならないように洗濯時から工夫しましょう。少しの工夫で、毎日シワのないシャツを着ることができます。