うさぎが主人公のおすすめ絵本8選。海外の人気作品やベストセラーも

第15回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
フワフワの毛とおとなしい性格が愛らしい「うさぎ」は、子どもたちにも人気の動物です。小さなうさぎが活躍するお話は、まるで自分のことのように子どもの心に響くでしょう。親子で楽しめる、うさぎが主人公の絵本を紹介します。

うさぎが出てくるおすすめの人気絵本3選

はじめに、うさぎが登場する絵本のなかでも、人気の高い3冊を紹介します。

うさぎ絵本のベストセラー『わたしのワンピース』

うさぎが作ったまっしろなワンピースが、風景に合わせて模様を変えていくファンタジー絵本です。

花畑では花柄に、雨が降ると水玉に変化し、最後には空を飛んで虹や星の柄にと、次々に模様が変わる不思議なワンピースに夢中になります。

「次はどうなるんだろう?」という、子どもの好奇心や想像力がかきたてられるでしょう。おしゃれに興味を持ち始めた女の子にもおすすめです。

・Amazon:わたしのワンピース

思いやりの気持ちを育てる 『どうぞのいす』

『どうぞのいす』は、初版以来40年にわたって高い人気をキープしているロングセラー絵本です。

歩き疲れた通行人のために「どうぞのいす」を用意したうさぎの優しさと、いすを利用した動物たちの気遣いに、心が温まります。

思いやりの気持ちを育てる、すてきなストーリーです。

・Amazon:どうぞのいす

相手のよいところを見つける『となりのたぬき』

『となりのたぬき』は、主人公のうさぎが、大嫌いな「たぬき」のよいところを見つけて最後は仲よしになるストーリーです。

意地悪なたぬきのことを嫌っていた主人公ですが、お月様と「ある約束」をすることで、たぬきの見方が変わります。

たぬきも、うさぎのことを見直し、意地悪をしなくなったばかりか、ほかの動物にもうさぎのよさを説明するほどになっていきます。

うさぎとたぬきの行動は、子どもはもちろん、大人もまねをしたくなるでしょう。

・Amazon: となりのたぬき

海外絵本作家の人気うさぎ絵本3選

うさぎの絵本は世界中の子どもたちに読まれています。続いて海外絵本作家による、人気の作品を3冊紹介します。

健気なうさぎに心温まる『しろいうさぎとくろいうさぎ』

『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、1965年に出版された長い歴史を持つ絵本です。小さい頃に読んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。

2匹の仲よしうさぎが恋を実らせて結婚するという、ハッピーエンドに心が温まる物語です。

すきな気持ちをうまく伝えられずに思い悩む、うさぎの健気さが優しいタッチで描かれており、恋をしたことがない子どもたちにもストレートに伝わります。

ラストの結婚式で2匹が身に着ける、たんぽぽの花飾りが色鮮やかで、記憶に残る作品です。

・Amazon:しろいうさぎとくろいうさぎ

絵もストーリーもかわいい『どんなにきみがすきだかあててごらん』

この本を読むと、自分も誰かと「このくらいすき!」と競い合いたくなります。

「すき」を表現するために、手を伸ばしたり、背伸びしたりしているうちに、心が幸せで満たされていくのが分かるでしょう。

大きさの違う2匹のうさぎが繰り広げるかわいいストーリーに、とてもいやされる作品です。

・Amazon:どんなにきみがすきだかあててごらん

ものを大切にする気持ちを教える 『ビロードのうさぎ』

『ビロードのうさぎ』は、感動のストーリーと芸術的なイラストが魅力の絵本です。

「ほんものになりたい」と願ううさぎのぬいぐるみと、持ち主の男の子との切ないストーリーに、読んでいる途中で思わず泣いてしまうかもしれません。

ものを大切にする気持ちを、改めて教えてくれる1冊です。

・Amazon:ビロードのうさぎ

有名なキャラクターが登場する絵本2選

最後に、世界的に有名なキャラクターが登場する絵本を2冊紹介します。どちらも、うさぎといえばこの絵本といってもよい人気作品です。

世界中で愛される 『ピーターラビットのおはなし』

『ピーターラビットのおはなし』は、世界中で愛されるキャラクター「ピーターラビット」が初めて登場する作品です。

母親の言うことを守らないやんちゃなピーターが、様々なピンチに見舞われる様子にハラハラさせられるでしょう。

ピーターをはじめ、登場人物の行動やセリフに人間らしさが詰まっていて親しみを感じます。

約束を守ることの大切さなど、人生の教訓がたくさん詰まったストーリーに、親も一緒に引き込まれるでしょう。

・Amazon:ピーターラビットのおはなし

子どもらしい視点の人気シリーズ『ちいさなうさこちゃん』

『ちいさなうさこちゃん』は、ディック・ブルーナの人気絵本「うさこちゃん」シリーズの第1作です。

子どもたちの間では「ミッフィー」という名前の方が有名かもしれません。

お話は、仲のよいうさぎ夫婦の間に、待ち望んでいた赤ちゃんが生まれるストーリーです。

赤ちゃんの誕生を告げにきた天使や、お祝いに訪れた動物たちの表情がとてもかわいらしく、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。

自分もうさこちゃんと同じように親に望まれ、周りの人に愛されているんだということが、子どもなりに理解できる作品です。

・Amazon:ちいさなうさこちゃん

まとめ

うさぎが登場する絵本は、子どもたちに根強い人気があります。小さくてフワフワのうさぎは、子どもにとって自分の分身のような存在なのかもしれません。

大人が伝えたい日常の教訓や、道徳的なことも、かわいいうさぎを通すことでさりげなく伝えられます。

この機会に、親子で一緒にうさぎ絵本を読んでみてはいかがでしょうか。