歯磨き絵本で歯磨きの大切さを学ぼう!おすすめの絵本6冊を紹介

第14回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
歯磨きを嫌がる子どもに、毎晩手を焼いているママも多いのではないでしょうか。子どもは虫歯の痛さを知らないため、歯磨きの大切さが分からないのも無理はありません。歯磨き絵本の力を借りて、分かりやすく伝えてあげましょう。

歯磨き嫌いを改善!歯磨き絵本の効果

仕上げ磨きをさせてくれなかったり、自分でもしっかり磨かなかったりする歯磨き嫌いの子どもは珍しくありません。

歯磨きをテーマにした絵本は、歯磨きが嫌いな子どもたちにとって、どのような効果があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

歯磨きの大切さが分かりやすい

歯磨き絵本には、怖い顔の虫歯菌がやってきて歯を削ったり、虫歯になった子どもが痛さのあまり泣いたりと、虫歯の恐ろしさが分かるシーンがたくさん登場します。

また、虫歯になるのは歯に食べ物の汚れが残っているからで、しっかり歯磨きしていれば虫歯にならないことも教えてくれます。

そのため、歯磨き絵本を読むことで、虫歯になったことがない子どもにも「歯磨きの大切さ」が伝わるのです。

「虫歯になってほしくない」という願いを伝える

歯磨き絵本は、仕上げ磨きを嫌がる子どもにも有効です。

自分で磨いただけでは汚れを落としきれず、虫歯になることが分かれば、パパやママが仕上げ磨きをしてくれるのはよいことだと納得できます。

「虫歯になってほしくない」「虫歯から守りたい」という親の願いがしっかり伝わるでしょう。

楽しく歯磨き!人気の歯磨き絵本3選

子どもが「歯磨きは楽しい」と思ってくれたら、すすんで歯磨きをしてくれるかもしれません。歯磨きが好きになれそうな、人気の絵本を紹介します。

かわいいしかけ絵本 『はみがきあそび』

『はみがきあそび』は、キャラクターのコミカルな表情とセリフ、楽しいしかけが詰まった赤ちゃん向けの歯磨き絵本です。

1ページごとに、キャラクターの口のなかを覗けるしかけが付いています。

大きな歯ブラシで楽しそうに歯を磨いているキャラクターの様子が、歯磨きに対する心理的なハードルを下げてくれるでしょう。

・Amazon:はみがきあそび

電車好きの子どもに 『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』

歯磨きを習慣付けるには、子どもが好きなもので興味を引くのも効果的です。

『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!』は、歯ブラシを列車に、歯を駅に見立てた、電車好きな子どもにはたまらないストーリーです。

前歯駅から奥歯駅に向かう途中で、裏側に貼り付いたり、間に挟まったりしている食べかすが登場し、歯がどれだけ汚れているかを教えてくれます。

タイトル通り「しゅっぱつしんこう!」といいながら歯ブラシを見せれば、喜んで口を開けてくれそうです。

・Amazon:はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

仕上げ磨きは大切『ゆっくとすっく しあげにはみがきもういっかい』

『しあげにはみがきもういっかい』は、仕上げ磨きの大切さを教えてくれる絵本です。

主人公「ゆっく」と「すっく」は、仕上げ磨きが嫌で家から逃げ出します。途中で出会った動物たちに、いろいろな歯ブラシを見せられますが、どれも2人の口には合いません。

最後には「むしばいきん」に追いかけられ、家に帰って仕上げ磨きをしてもらうという内容です。

ページごとに、隠れて2人の様子をうかがう「むしばいきん」が登場し、ハラハラさせられます。

・Amazon:ゆっくとすっく しあげにはみがきもういっかい

虫歯は怖い!おすすめの歯磨き絵本3選

最後に、虫歯の怖さがストレートに伝わるおすすめ絵本を紹介します。

茶色くなった歯は痛い? 『はみがきさん』

『はみがきさん』は、ライオンやウサギなどの動物たちが、毎朝「はみがきさん」に歯をきれいにしてもらう、シンプルなストーリーです。

「はみがきさん」は、ワニの茶色くなった虫歯も治してくれます。虫歯が痛くて泣いているワニの絵が、虫歯の怖さを子どもたちに伝えてくれます。

「しゅっしゅっ」というリズミカルな音は楽しそうで、子どもが思わずまねしたくなる絵本です。

・Amazon:はみがきさん

虫歯菌が主人公『むしばミュータンスのぼうけん』

こちらは偉そうな態度の虫歯菌「むしばミュータンス」が主人公の絵本です。

子どもはもちろん、大人だって油断していると虫歯になってしまうことを、分かりやすく解説しています。

虫歯菌は目に見えないほど小さいけれど、本当は怪獣より強くて怖いのです。態度が偉そうなのも納得ですね。

しかしそんな虫歯菌も、しっかり歯磨きをする人間には勝てません。虫歯の怖さを知ると同時に、退治方法も理解できる1冊です。

・Amazon: むしばミュータンスのぼうけん

ユニークな視点で描く『むしばいっかのおひっこし』

『むしばいっかのおひっこし』は、虫歯菌の家族が主役の斬新なストーリーが魅力です。

「むしばいっか」はいつでも甘いものにありつける、居心地のよい家を探しています。それはもちろん、歯磨きをしていない、汚れた口のなかです。

もし「むしばいっか」に見つかると、歯は黒くなり、ズキズキと痛みに耐える日々を過ごすことになってしまいます。

「むしばいっか」が引越してこないように、しっかり歯を磨きたくなる絵本です。

・Amazon: むしばいっかのおひっこし

まとめ

子どもが歯磨きをおろそかにするのは、虫歯の怖さを知らないからです。

歯磨き絵本は、子どもに「歯を磨かないと虫歯になる」ということを分かりやすく伝えてくれます。

虫歯でつらい思いをさせたくなくて、ママが一生懸命に仕上げ磨きをしていることも、きっと理解してくれるでしょう。

紹介した絵本を活用して、正しい歯磨き習慣を身に付けさせましょう。