元読売テレビアナ・清水健「ママの力は偉大です」シングルファーザーの苦労を語る

第505回 ママテナTVウォッチ&ガイド
´15年に妻を乳がんで失った元読売テレビのアナウンサー・清水健さん(40)が3月16日(木)に発売された『女性セブン』の独占インタビューに答え、「息子にとって、ママって一体なんなのか、正直、ぼくにはまだわかりません」と語った。

元読売テレビアナ・清水健「ママの力は偉大です」シングルファーザーの苦労を語る

清水さんは自身の出演番組に携わっていたスタイリストの奈緒さんと´13年5月に結婚。翌年には奈緒さんの妊娠が判明する。しかしその直後、なんと乳がんが発覚。奈緒さんはその年の秋に第一子となる男児(2)を出産するも´15年2月、29歳という若さで死去。清水さんの懸命な介護も虚しく帰らぬ人となってしまった。そして今年1月、清水さんは読売テレビを退社し、男手ひとつで息子を育てていく覚悟を決めた。

インタビューで清水さんは「こんなに育児って大変なんだって痛感します。何をしても、いやいや駄々をこねて、たまに叱っちゃうこともありますけど、そんなときは“奈緒だったらどうするんだろう”っていつも考えてます」「苦労しないことがひとつもない、というほど苦労していますよ」「本当に、ママの力は偉大です」とシングルファーザーとしての苦労についてコメント。

そして最後に「息子を守るために命をかけて闘った奈緒には、感謝しかありません。奈緒のためにも、いっぱいの助けを得ながらですが、ぼくは闘い続けなくちゃならないんです」と、改めて亡き妻への感謝の気持ちと、未来への決意を静かに語った。

最愛の人を病気で失う悲しみは筆舌に尽くしがたい。ましてや子どもが生まれてすぐとなると、なおさらだろう。現在、がん対策などに取り組む団体や個人を支援する「清水健基金」を設立し、講演活動を続けている清水さん。愛する息子とともに、悲しみを乗り越えて前に向かって進んでほしい。

(文/池野フナ子)

本記事で使用している画像は以下ウェブサイトのスクリーンショットです 一般社団法人 清水健基金
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