インテリアに緑を取り入れよう。初心者でも育てやすい観葉植物を紹介

第58回 みんなが共感!ママのお悩み
インテリアのアクセントとして、観葉植物を取り入れたいと考えている人は多いのではないでしょうか。育て方のコツや初心者におすすめの種類など、観葉植物にまつわる気になる情報をチェックしていきましょう。扱いが簡単なフェイクグリーンも紹介します。

インテリアに観葉植物を取り入れるなら

インテリアに観賞植物を取り入れると、部屋の印象ががらりと変わります。どこか殺風な部屋でも、観葉植物のグリーンが入るだけで癒しの雰囲気を醸し出すでしょう。

おしゃれな空間作りを目的に観葉植物を選ぶなら、あらかじめ覚えておきたいいくつかのポイントがあります。理想のインテリアを実現するためにも、しっかりとチェックしておきましょう。

置く場所

観葉植物を選ぶにあたっては、「どこに置くのか」を事前に決めておくことが大切です。

観葉植物はたくさん種類があり、それぞれ違った個性を持っています。何を選ぶか悩みがちですが、置く場所を明確にすることで候補が自然と絞れるでしょう。

例えば、トイレの窓台のようなコンパクトなスペースに置きたいなら、大きく育つタイプの観葉植物は不向きです。購入時の大きさだけでなく、成長後の大きさについても事前に調べておく必要があります。

置く場所に合わせた観葉植物を選ぶことは、空間のイメージを考える上でもとても大切です。家のどの場所にグリーンをプラスしたいのか、前もってしっかりと考えておきましょう。

お部屋のテイスト

置かれているインテリアや床材・壁紙など、空間全体のテイストも観葉植物を選ぶための大きなヒントになります。

観葉植物そのものの大きさや形はもちろんのこと、鉢のデザインなどもトータルで考慮するのがポイントです。お部屋のテイストに合わせることで、空間にしっくりと馴染むセンスのよいインテリアになるでしょう。

なお、同じ観葉植物でも「床置きする」「棚に置く」「吊るす」など置き方にアレンジを加えて、テイストを変えることも可能です。

お気に入りの観葉植物があるなら、どのような形でインテリアに溶け込ませるかを考えておくとワンランク上のコーディネートができます。

育てやすさ

インテリアとして観葉植物を楽しむなら、見た目だけではなく、できるだけお世話が簡単なタイプを選ぶこともポイントです。

観葉植物に必要なお世話の手間や頻度は、種類によって変わります。手厚いお世話や気配りが必要な種類を選んでしまうと、大きな負担になりかねません。

観葉植物についてあまり詳しくない初心者であればなおのこと、育てやすさに注目して選びましょう。

観葉植物を育てるコツ

では、実際に観葉植物を育てるにあたって、どのような点に注意をすればよいのでしょうか?あらかじめ覚えておきたい育て方のコツを確認していきましょう。

温度や日当たりに注意

観葉植物は、大部分が熱帯や亜熱帯など、日本よりも暖かい地域を原産地としています。あまりに寒い環境では弱ってしまうため、温度には常に気を配る必要があるでしょう。

具体的な目安としては、15度以上の気温を保つのがおすすめです。生き生きと健康に育てるなら、少なくとも10度を下回ることがないように環境を整えましょう。

また、温度と同様に大切なのが日当たりです。光合成を行う植物にとって、光は必要不可欠な存在ですが、ただやみくもに日光に当てればよいわけではありません。

観葉植物のなかには、ベランダや窓辺のようなたっぷりの日当たりを好む種類もあれば、反対に強い日光を苦手とする種類も存在します。観葉植物を上手に育てるのなら、置きたい場所の環境についてもしっかりと考えておく必要があるでしょう。

季節や植物に合わせて水やりを

観葉植物を育てるにあたり、初心者がついついミスをしがちなのが「水やり」です。植物への水やりは、「できるだけこまめに行うべき」と思われますが、これは必ずしも正しくありません。

観葉植物へ水を与えすぎた場合、土の内部で根腐れを引き起こす原因となることがあります。

種類や季節によって多少の違いはあるものの、水やりのタイミングは「土の表面が完全に乾いていること」がひとつの目安です。葉の張り具合なども参考にしながら、適切なタイミングを計りましょう。

初心者におすすめの育てやすい観葉植物

初めて育てるなら、扱いが簡単な観葉植物から挑戦するのがおすすめです。初心者でも安心な、育てやすい品種をチェックしていきましょう。

乾燥に強いサンスベリア

すっと立ち上がる模様の入った刃形の葉が印象的な品種です。茎は地中で横向きに伸びているため、基本的に立ち並ぶ葉の部分しか見えません。スタイリッシュで個性的な外観が人気を呼び、広く愛されています。

乾燥にとても強いのが特徴で、多少水やりを忘れても問題なく育ちます。家を空けることが多い人でも安心して育てられる観葉植物です。

育てるのが簡単なパキラ

生命力が強く、あまり手間をかけたり、気を配ったりしなくても元気に育つことで人気の品種です。

耐陰性があるため、日当たりはそれほど気にかける必要がありません。一年を通じて室内管理ができるので、観葉植物について知識がほとんどない人でも簡単に育てられるでしょう。

ただし、より美しく健康に育てるのなら、5度以下の環境や葉焼けの原因となる直射日光はできる限り避けるのがおすすめです。最低限のポイントさえ押さえれば、生き生きと存在感たっぷりに育ってくれます。

明るい葉の色が魅力的なポトス

初心者でも扱いやすく、おしゃれなインテリアのアクセントとして広く知られる品種です。

つる性植物の一種で、成長とともに周囲へとどんどんつるを伸ばしていきます。支柱を立ててタワーのようにしたり、バスケットやロープを使ってハンギングにしたりと、自由にアレンジできるのも人気の理由です。

また、乾燥や日陰にも比較的強く、一般的な家庭の室内であれば特に問題なく育ちます。明るい緑の葉が、空間に華やかな彩りをプラスしてくれるでしょう。

お部屋別のおすすめ観葉植物

ひと口に「家の中」といっても、どの空間に置くかによって適した観葉植物の種類は変わります。お部屋別のおすすめな品種をチェックしていきましょう。

玄関におすすめの観葉植物

比較的日陰になりやすく、インテリアに広いスペースを取りにくい玄関には、耐陰性があり、小ぶりな種類の観葉植物が向いています。

具体的な品種としては、耐寒性を備え環境順応力も高い「カポック」や、日陰でも育てやすく、コンパクトながらのびのびとした樹形がきれいな「テーブルヤシ」、生命力の強さに定評のある「ガジュマル」などが挙げられるでしょう。

日当たりや広さといった環境だけでなく、観葉植物の大きさ・めざす雰囲気などをトータルで考慮することが、理想の玄関を実現するための大切なポイントといえそうです。

リビングにおすすめの観葉植物

家族や来客の滞在時間が長いリビングには、インテリアとして活躍してくれる見た目がおしゃれな観葉植物を選びたいと考える人が多いのではないでしょうか。以下、おすすめの品種を紹介します。

「ワイヤープランツ」は、針金のような細い茎にたくさんの小さな丸い葉を付け、愛らしさと繊細さをあわせ持った品種です。半日陰でも十分に育つため、カウンターに飾ったり、ハンギングにしたり自由に楽しめます。

「フィカス・アルティシマ」は、模様の入った明るい葉と、スッキリとしながらも堂々とした樹形が印象的な品種です。シンボルツリーとして存在感で選ぶなら、ぜひ候補に挙げたい品種といえるでしょう。

「モンステラ」は、大きな切れ込みを入れたようなユニークな葉の形で知られる品種です。エキゾチックな雰囲気を演出できるので、アジアンテイストのリビングなどに馴染みます。

お手入れが面倒ならフェイクグリーンもアリ

育てるのが簡単な種類でもお世話をする自信がないときは、思い切ってフェイクグリーンを選ぶのもひとつの方法です。なかでもおすすめの商品をチェックしていきましょう。

インテリアの主役に「造花 アレカヤシ」

人気のアレカヤシを模して丁寧に作られたフェイクグリーンです。

本来であれば大きく成長する品種のため、剪定や植え替えなどお世話が必要な観葉植物ですが、フェイクグリーンなら一切手間をかけずにアレカヤシならではの爽やかな存在感を楽しめます。

83×83×70cm・87×87×100cmと、置きたい空間の広さに合わせて選べる2つのサイズが用意されているのも、うれしいポイントといえるでしょう。

・Amazon:roomnhome(ルームアンドホーム) 造花 アレカヤシ

抗菌・消臭・脱臭効果を持つ「フェイクグリーン 3点セット」

テーブルサイズの観葉植物として人気の「ポトス」「アイビー」「プミラ」を模したフェイクグリーンです。見た目の精巧さもさることながら、銀と光触媒をコーティングすることによって「抗菌」「消臭」「脱臭」効果を発揮します。

リビングや寝室・トイレなど、空気をきれいに保ちたい空間におすすめの商品といえるでしょう。

・Amazon:ポトス、アイビー、プミラ 3点セット(素焼きポット)

場所を取らない「壁掛けフレームグリーンB」

さり気なくお部屋に彩りをプラスしてくれる、壁掛けタイプのフェイクグリーンです。シンプルなホワイトフレームに鮮やかな数種類のグリーンをあしらった商品で、場所を取らず気軽に空間をセンスアップできます。

空気中の有害物質除去に役立つ光触媒加工が施されているので、清潔な住環境と癒しを同時に叶えたい人にぴったりの商品といえそうです。

・Amazon:壁掛けフレームグリーンB

まとめ

インテリアのひとつとして上手に観葉植物を取り入れるなら、まずは置く場所を決め、その環境や空間の雰囲気に合わせた種類を選ぶのがおすすめです。

初心者の場合、きちんと育てられるか不安に思うかもしれませんが、水やりや日当たりなど、基本的なポイントさえ押さえていれば心配いりません。それでも不安が拭えないなら、お世話のいらないフェイクグリーンを選ぶのも選択肢のひとつです。

ライフスタイルと好みにぴったりの観葉植物を厳選し、ワンランク上の生活空間を手に入れましょう。