子育てと仕事をストレスなく両立させるコツとは?スケジュールの要点

第42回 みんなが共感!ママのお悩み
育休明けの女性の心配ごとのひとつに「仕事と子育ての両立」があります。子育てと仕事の両方をストレスなくこなすことは、そう簡単ではありません。上手に両立していくコツや忙しいときの対処法を見ていきましょう。

子育てと仕事を両立、1日のスケジュールは?

子育てと仕事を両立するときに重要なのは「時間の使い方」です。限られた時間を有効に使い、子育てと仕事の両立をめざしましょう。

次に紹介するのは、違う働き方をするママの一日のスケジュールの一例です。

パートの場合

幼稚園児のいる家庭で、午前中だけ働いているパートタイマーのスケジュールの一例をご紹介します。

・06:00 起床・朝食の準備
・07:00 朝食・幼稚園の支度・洗濯物を回す
・08:00 朝食の片付け
・08:30 幼稚園へ送る・出勤
・09:00 パート勤務
・13:00 帰宅後、昼食・家の掃除
・14:00 幼稚園のお迎え・晩御飯の買い出し
・16:00 子どもたちの習い事・公園で遊ぶなど
・18:00 夕食の準備
・19:00 夕食
・20:00 入浴・寝かしつけ
・21:00 夫の夕食準備・明日の準備など
・23:00 就寝

パート勤務の場合は、子どもを幼稚園に送った後にパートへ行き、帰ってきてから家事をするケースが多いでしょう。

子どもが帰ってきてから子どもを公園につれていったり、夕食の準備、寝かしつけな子どもの世話や夫の夕食の準備などで息をつく暇もありません。

正社員、フルタイムの場合

続いて、正社員やフルタイム勤務の場合のスケジュールの一例を見ていきましょう。

・06:00 起床・朝食の準備
・07:00 朝食・保育園の支度・洗濯物を回す・家の掃除
・08:00 朝食の片付け
・08:30 保育園へ送る・出勤
・09:00 勤務
・17:00 帰宅途中で保育園のお迎え・晩御飯の買い出し
・18:00 夕食の準備
・19:00 夕食
・20:00 入浴・寝かしつけ
・21:00 夫の夕食準備
・22:00 残りの家事
・24:00 就寝

正社員で働く場合、家事をする時間は激減します。

家事を夫と分担するだけでなく、ロボット掃除機や乾燥機付洗濯機を導入するなど、家電製品を上手に活用して家事負担を減らすことも検討しましょう。

ストレスなく両立させるためのコツは?

育児と仕事を両立させるには、「ストレスをためないこと」が何よりも大切です。

では、忙しくてもストレスをためないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?コツを見ていきましょう。

家事は完璧でなくてOK

できるママとしてアピールするため、仕事だけではなく家の中も常に完璧にしておきたいと思うママもいるのではないでしょうか?

しかし、家の中を完璧にすることは簡単ではありません。子どもが汚してしまったり、忙しさでどうしても掃除が間に合わなくなってしまうことはよくあることです。

常に完璧を目指していると、そうした子どもの行為や完璧にできない自分にストレスを感じてしまいます。

そうならないためには、家事はある程度までこなすことで見切りをつけましょう。常に完璧にするのではなく、曜日ごとに分担するなどの工夫が必要です。

子どもとの時間は長さよりも質を意識する

仕事と育児に集中するあまり、子どもとの時間を十分に確保できていないという人は少なくありません。

そのような場合、接する時間の長さよりも質を意識してみてはいかがでしょうか?

1日に短い時間でもよいので、子どもと思い切り遊ぶ時間を作る、子どもの話に耳をかたむける時間を作るといったように、子どもと密に過ごせる時間を作ってみてください。

そうするとで、子どもとママの間に信頼関係が生まれ、ママにとっても「子どもをちゃんと構ってあげられなくて申し訳ない」といったストレスに悩まずにすみます。

家族で頼りあえる関係を作る

育児は、母親が1人で行うことではありません。夫や実家の家族など、周りの家族に頼りながら行うことでストレスを軽減させましょう。

仕事でどうしても子どもを見られないときは、実家の両親に頼む、家事がしんどいときは、夫に代わりにやってもらうなど、周りに頼ることも必要です。

また、初めから家事や育児を分担制にしておくことで負担は軽くなります。あらかじめ「できないことはできない」と伝えることも、ストレスなく両立する上で大切なことなのです。

仕事と子育てを両立させるスケジュールのコツは?

どのようにして、仕事と子育てを両立させていけばよいのでしょうか?

スケジュールのコツや効率化について解説します。

家事を効率的におこなう

料理や夕方の買い物は、家事のなかでもどうしても手がかかってしまうものです。

時間を作るには、仕事からの帰宅中や子どもの送迎のついでにおこなったり、ネットスーパーや宅配サービスを利用したりすることも検討してみるとよいでしょう。

また、料理については下ごしらえがされている食品を使うなどして、かける手間を少なくするのもポイントです。

掃除や洗濯といった家事についても、ロボット掃除機や衣類乾燥機を使うことで効率的におこなうことができるようになります。

家事にかかる手間を減らし、空き時間を作りましょう。

スケジュールに柔軟性を

仕事と家事を両立させようとすると、「〇時には洗濯をして〇時には子どもの送り迎えを」といったように、ギチギチにスケジュールを詰めてしまうことがありますが、それはやめましょう。

スケジュールがつまりすぎていると、少しトラブルがあっただけでその後のスケジュールがすべて狂ってしまいますし、余裕がなくなってしまいます。

綿密なスケジュールよりも、柔軟性を持たせたスケジュールを立てることが重要です。

職場にも理解を求める

最近は働くママも増えています。子育てに理解のある職場も増えていますので、家族だけではなく仕事先にも、子育てと仕事が両立できるよう理解を求めることが重要です。

子どもの迎えや子どもが熱を出してしまったときに、職場に申し訳ないと思ってしまうママも少なくないでしょう。そうならないように、日頃から職場でコミュニケーションをしっかいとって理解を得ておき、同じ子育てママと助け合うことが重要です。

最近では、子育てがしやすい制度を導入している企業も少なくありません。子育てに向いたお仕事に思い切って変えてみるのも手です。

まとめ

育児と仕事を両立することは決して簡単ではありません。

ストレスなく毎日を過ごすためにも、日々のスケジュールを見直し、うまく周りに頼りながら行うことが大切です。

また、どうしても両立できない場合には家族に相談したり、ロボット掃除機などを使ったりして家事を効率化することも考えましょう。

家庭だけではなく、職場に対しても理解を求めることが重要です。