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35歳以上の出産はいまも増加中。おさらいしたいリスクと回避法

第347回 いまトピママ
初産が35歳以上という人も多くなってきた昨今。
高齢出産のリスクとそのリスクをできるだけ低くする方法と、母子ともに健康でいるためのコツをまとめました。

10年で2倍に増えた高齢出産

女性の社会進出や晩婚化が進み、年齢が35歳以上で妊娠・出産する高齢出産が急増しています。

2000年で35~39歳の出産者数は約12万6000人。それが、2010年では、22万人と約2倍に。40~44歳は約1万5000人から3万5000人と2万人も増加。45~49歳も約400人から約800人に増えています。

高齢出産が身近になった今、きちんと確認しておきたいのがそのリスクです。

1)流産
35~39歳で24.6%、40~44歳で51.0%、45歳以上になると93.4%と流産の確率が上がります。

その理由に、年齢とともに卵子の質が低下、子宮の状態も不安定に。受精卵が着床しても、育ちが安定しない場合が。

そのため、切迫早産や流産のリスクが上がってしまうと考えられています。

2)先天異常
母体の年齢に関係なく、先天異常は発生します。ただ、母体の年齢が高くなるにつれ確率は高くなります。

なかでも、加齢が影響しやすいのは先天異常の染色体異常です。例えば、ダウン症のリスクは下記のようになります。

<ダウン症のリスク>
20歳:1/1667
30歳:1/952
35歳:1/378
40歳:1/106

日本では新生児の約1000人に1人の割合でダウン症の子どもが生まれているといわれています。

データをみると、加齢とともに確率は上がっていますが、ダウン症の新生児の約80%が35歳以下の母親から生まれているというのも事実。

高齢出産が増えたとはいえ、出産の全体数からから見ればごく一部です。両親のどちらかに染色体異常のあるケースもありますが、ほとんどが偶然的なもので予防はできません。

出生前診断で、調べることも可能です。

3)妊娠高血圧症候群
妊娠中に血圧が上昇する、尿タンパクが出る、むくみのいずれか1つ、または2つ以上が当てはまる場合、妊娠高血圧症候群と診断されます。

発生頻度は妊婦の10%ですが、35歳以上だと14~18%、45歳以降では約30%といわれています。

歳を重ねると卵巣や血管の機能が低下するので、発生確率も上がるのです。

4)帝王切開
母体の安全性を考え、少しでも自然分娩で問題がありそうな場合は、帝王切開を行なう病院が増えています。

出産予定日を決められる、痛みが少ないというメリットもありますが、入院期間が自然分娩より長くなるため、そのぶん費用も高くなります。

また、産後に傷口が痛んだり、傷跡が残るというデメリットも。1度帝王切開で出産した場合、2度目も帝王切開となることが多くなります。

定期的な健診と規則正しい生活を

リスクを回避する一番の方法は、妊婦健診を定期的に受け、医師のアドバイスをしっかり守ることです。

高齢出産では、切迫流産や早産の心配がありますが、しっかり体を休めることで多くの女性が乗り切れますし、入院して安定期まで赤ちゃんを育てることもできます。

妊娠高血圧症候群の予防には、塩分控えめ、低カロリーで高タンパクの食事、早寝早起きという規則正しい生活、適度な運動を行いながら、体重を管理することを心がけましょう。

また、妊娠中は体に負担がかかるため、飛行機などの長時間の移動、立ち仕事、走るなどの行為は避けてください。

高齢出産は、精神的に成熟してから子を持つため、心に余裕ができるというメリットもあります。

出産・子育ては、体力はもちろん、お金も必要です。高齢出産で体力的につらい場合は、ベビーシッターを利用するなどの選択肢が使えるのも利点。

神経質になりすぎるのも、妊婦さんにはストレスです。高齢出産のデメリットばかりに焦点を当てず、メリットも知り、リラックスして過ごせるように努めましょう。

執筆/監修:株式会社からだにいいこと

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