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小学校に上がる前に家でしておいてほしい「勉強」じゃないこと

第85回 パパコミ

もうすぐ春。いよいよ小学校に入学するお子さんもいると思います。とても楽しみですよね。では、入学前に家ではどんなことをしたらいいのでしょうか?Eテレ「すくすく子育て」でもおなじみの大阪教育大学、小崎先生に伺いました。

親にとっても初めての経験です!

春が来ますね。今年は暖冬で関西はあまり雪を見ることのないままでした。

春は子どもたちにとっても、また親にとっても、新しいものとの出会いの季節です。特にこれから小学校に入学することになる新一年生にとっては、これまでの生活と大きく異なる学校との出会いが待っています。不安と期待が大きく入り混じった感覚でしょう。また同時に保護者にとっても未知の世界へのスタートです。

当たり前のことなのですが一人目のお子さんが6歳であれば、保護者もまだまだ親6年目なのです。子どもが初めて小学校に通うということは、親も初めて小学生の親になるのです。だから、この際一緒に親子で小学校に入学するという感覚で、親子共々小学校を楽しんでいくイメージ持ちましょう。

子どもと一緒に、ワクワクドキドキしてください。「友達100人できるかな?」という歌がありますが、保護者の方も一緒に100人ぐらいパパ友、ママ友作って欲しいと思います。大人になってから、また新しい友達ができることは、とても素敵なことだと思いませんか?

小学校の思い出話が一番

小学校の入学に向けて、子どもにどんな事をさせたり、また何ができるようになっていけばいいのでしょうか?初めてのことばかりで、戸惑うことも多いと思いますが、就学前に少し考えてみましょう。

その前に自分が小学生だった頃のこと、どれぐらい覚えていますか?
例えば・・・
■6年間のクラスと担任の先生の名前言えますか?
■小学校の校歌、今でも歌えますか?
■小学生の時に好きだった子の名前覚えていますか?

もちろん人によって様々だと思いますが、全部スラスラと言うことの方が難しいのではないでしようか?

小学校に上がる前のお子さんとして欲しいことは、パパが懐かしいと思うことや思い出とパパの小学校時代のお話を、楽しそうにいっぱい語ってあげることです。それだけでも子どもは小学校に良いイメージを持つことに繋がるからです。

幼児教育、保育に関わる保育者が就学前の子ども達に大切に伝えていることは、文字を一生懸命覚えることでも、数字をうまく書くことでも、給食を早く食べることでもありません。

もちろん、それら個別の一つ一つの取り組みや姿勢は大切にはしていますが、それらの行動面に目を向けるのではなく、子どもの内面の育ちを意識していて、「心情・意欲・態度」というように表しています。

これらはまさに子ども達の内面の育ちを表した言葉であり、どのようなことを学ぶにしてもまた活動にしても、まずは気持ちの動きつまり「心情」が大切であり、それに基づいて「してみたい」「やってみよう」という意欲ができ上がります。その思いを実際の行動に移していくことが「態度」であると言えます。これらを幼児教育の施設において、保育者は日々の保育実践の中で育てているのです。

先ほども述べましたが、単に「◯◯ができた」「○◯がうまい」などではないのです。これらの「心情・意欲・態度」が育った中で、多くのことが自然とできるようになっていくのです。

だから、ぜひおうちでも、このような視点を大切にしてあげて欲しいです。これから就学に向けてやはり「字が書けるほうがいい」「机に集中して座れるほうがいい」「早く走れるほうがいい」などと思いがちです。しかし、そこに子どもの気持ちがきちんとついてきていますか?

一番大切なのは「心情」です。

その事を子ども自身が自覚して、自ら取り組みたいと思えることが大切なのです。親としてしなくてはいけないことは、そのような心の育ちができているか、あるいは一緒になってそれらの物事に対する意欲や態度が育っているかを考え取り組むことです。

小学校は教育の専門機関です。そしてそこで働く先生は教えること、学校生活のプロ集団です。学ぶことは小学校に入ってから十分にできます。就学前に勉強を教えるのではなく、勉強を楽しめる気持ちや好奇心を、今の時期に大いに育ててあげて欲しいです。そのためにもパパと一緒にいろいろな体験や遊びを、とことん楽しんで欲しいと思います。

小崎恭弘

大阪教育大学教育学部准教授
NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問
NPO法人ファザーリング・ジャパン関西 理事

1990年聖和大学教育学部卒業。91年西宮市市役所初の男性保育士として採用、西宮市授産所「名神あけぼの園」に配属。その後、様々な大学で教鞭を振るう一方、NPO法人ファザーリング・ジャパンの立ち上げに携わり、男性の育児に関する啓蒙などに努める。NHKEテレ「すくすく子育て」などメディアでも活躍し、「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」をはじめ男の子の育て方に関する書籍がベストセラーに。

株式会社子育て支援

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「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
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