メディア個別 5歳児の目が輝くおすすめ絵本8選。お気に入りの1冊と出会おう | 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい! | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

5歳児の目が輝くおすすめ絵本8選。お気に入りの1冊と出会おう

第10回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
就学前の5歳児は、好奇心旺盛です。家族や友だちのみならず、日本や世界のことにまで興味は広がります。知識の吸収へ前向きなこの時期は、良質な絵本を通して興味を引き出しましょう。この時期にふさわしい絵本を紹介します。

5歳になったら読みたい絵本

書店に足を運ぶと、たくさんの絵本があります。それぞれ趣向を凝らしていますが、「数あるなかから5歳児にぴったりの絵本を選ぶのは難しい」と感じる人もいるかもしれません。

たくさんの種類から選ぶには、子どもの理解力や語学力がどの程度成長しているか、よく見極めることが大切です。子どもが夢中になるような絵本を見つけましょう。

想像力を伸ばせる貴重な時期

5歳児にもなると、読解力や想像力が向上して物語のあらすじを理解する力も備わってきます。主人公の性格や登場人物との関係や心の動きもわかるようになり、今までよりも深く物語を楽しめるようになるでしょう。

この時期におすすめしたいのは「教訓や深い思慮が盛り込まれた昔話」です。毎日多くの絵本が出版され消えていく世界で、何年もの間語り継がれる昔話には受け継がれた思いが込められています。

5歳を迎えたら、以前は理解できなかったような深い世界観が感じられるものを選び、想像力を伸ばしてあげましょう。

自分で読む子も増えてくる

5歳は、小学校就学前にあたります。自分で文字が読める子も少なくありません。今までは読んでもらうことばかり求めていた子どもも、周りの友だちが1人で絵本を読んでいるのをみると「自分で読んでみたい!」という思いをもつようになるでしょう。

今までママやパパに読んでもらっていた絵本を自分で読めるようになった喜びを知ると、自己肯定感が増します。

絵本を用意する際は、何冊か用意して子どもに選ばせることが大切です。1人で読んでいるときは、自分の世界に入っているため邪魔しないように心がけましょう。

子どもによっては、ママやパパに読んであげようとするかもしれません。そんなときは聞き役にまわり、上手に読めたらほめてあげると自信につながります。

思いやりが学べる絵本もおすすめ

友だちとの交流も増えてきます。関係が深まるにつれて、上手く気持ちを伝えられなくてイライラしたり、反対に友だちの気持ちがわからなくて言葉で傷つけてしまったりすることもあるでしょう。

そんな子どもには「他者への思いやりを学べるような絵本」がおすすめです。自分の感情を持て余している子どもには、言葉で説明するよりも物語として読んだ方がすんなり理解できることもあります。

自分の希望と他者の思いが必ずしも一致しない場合でも、バランスを取りながら上手く付き合っていく大切さを学べるでしょう。

1度は読んでもらいたい日本のロングセラー絵本

5歳児におすすめの絵本の選び方を解説したところで、具体的に絵本を紹介していきます。まずは、日本で読み継がれてきたロングセラーの絵本からです。

方言でリズムよくおもしろい『じごくのそうべえ』

見物人の前で綱渡りを披露していた軽業師(かるわざし)のそうべえは、足を踏み外して綱から落ちてしまいます。気づくとそこは、地獄へ続く道の途中でした。

そうべえは、えんま大王に「ハラハラする綱渡りで見る人の寿命を縮めたから」という理由で地獄行きを命じられます。

同じく地獄へ落とされることになった山伏・ふっかい、歯抜き師・しかい、医者・ちくあんとともに脱出をしようと奮闘するお話です。

それぞれが持っている技を生かしながら大立ち回りを繰り広げる様は痛快で、何度読んでも笑いが止まらないでしょう。なおこの物語は、上方落語「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」をモチーフにしています。

・Amazon:じごくのそうべえ

愛と勇気が感じられる『モチモチの木』

主人公の豆太は、ちょっと臆病な男の子で真夜中に1人でトイレに行けません。しかしある日、一緒に暮らしているじさまが腹痛を起こして苦しむ様子を見て、真夜中にもかかわらず家を飛び出していきます。

じさまのやさしさに甘えるように暮らし、自分を変えようとも思っていなかった豆太にとって青天の霹靂(せいてんのへきれき)ともいえるできごとでした。じさまの危機をきっかけに臆病な豆太が変わっていく様子は、子どもに勇気を与えるでしょう。

タイトル名にもなっている「モチモチの木」は、山の神様のお祭りの日に灯がともる不思議な木です。モチモチの木の幻想的な風景が絵本に情緒を与えています。

・Amazon:モチモチの木

ふだん絵本を読まない子もついワクワクする絵本

活動的な子どものなかには絵本をあまり読まない子どももいます。そんな子どもでも飽きずに読める本を紹介しましょう。

ドキドキ、ハラハラ『エルマーのぼうけん』

1963年に出版されて以来、多くの子どもをワクワクさせてきた冒険譚(ぼうけんだん)です。エルマーが小さいころ「どうぶつ島」に捕らえられたりゅうの子どもの話を聞き、助けに行こうと決意します。

チューインガム・棒付きキャンディー・輪ゴムに長靴・磁石・虫メガネ・様々な色のリボン・食料など、冒険に必要と思えるものをリュックに詰めていざ出発です。

絵本にはエルマーが訪れるどうぶつ島や「みかん島」の詳細な地図が掲載されていおり、エルマーと一緒に冒険の旅に出ているような感覚を味わえるでしょう。

・Amazon:エルマーのぼうけん

友だちがいれば乗り越えられる『おしいれのぼうけん』

物語の舞台であるさくら幼稚園には、みんなが怖がるものがあります。それは「ねずみばあさん」と「おしいれ」です。特に、おしいれは先生の言うことを聞かないと閉じ込められてしまう場所として、子どもたちからおそれられていました。

ある日の昼寝の時間、さとしとあきらはミニカーの取り合いでひと悶着あり、そろっておしいれに閉じ込められてしまいます。おしいれのなかは真っ暗闇です。

2人は、お互いに持っていたミニカーと蒸気機関車を交換し仲直りします。しかし、おしいれからは出れず、壁の模様がみんなのおそれるねずみばあさんに変化して……。

怖くて泣きべそをかきながらも、お互いの手をしっかりとつなぎ2人は大冒険をします。1人では怖くて立ち向かえそうもないことも、友だちがいれば乗り越えられるという勇気をもらえる作品です。

・Amazon:おしいれのぼうけん

男の子が喜ぶ乗り物絵本

男の子の好きなものといえば「乗り物」です。絵本には、乗り物をモチーフにしたものもたくさん売られています。乗り物絵本のおすすめを紹介します。

楽しくお仕事体験『いちばんでんしゃの しゃしょうさん』

男の子にとって身近にいる憧れの人の1人は、電車の車掌(しゃしょう)さんではないでしょうか?この絵本では、車掌さんなかでも「始発電車の車掌さん」にスポットを当て、1日を楽しく紹介します。

子どもから見ると車掌さんは「毎日電車に乗れてうらやましい」と思えるかもしれません。しかし、絵本では始発の車掌さんが前日から泊まり込み、午前4時前から出勤するたいへんな姿が描かれています。

社会を支える車掌さんを通して、ふだんの生活が多くの人たちで支えられていることを知るきっかけになるでしょう。同シリーズには「いちばんでんしゃの うんてんし」もあります。

・Amazon:いちばんでんしゃのしゃしょうさん

しかけにびっくり『パタパタ絵本 はしれ!こうそくどうろ』

電車よりも、車が好きな子どもにおすすめの1冊です。赤い車に乗った男の子とドライブしながら、高速道路の裏側を学びます。しかけ絵本になっており、道路部分を広げると2m60cmの大きな道路地図になるのも特徴です。

大人の男性の身長よりもはるかに長いページには、実際の高速道路を上から眺めたかのようなリアリティがあります。高速道路の乗り口の案内板や料金所なども細部にわたって忠実に描写されており、読みごたえがあるでしょう。

絵本の帯に付いている赤い車や黄色いパトロールカーを切り取って、実際に走らせて遊ぶこともできます。読んで学ぶもよし、絵本を広げてミニカーを走らせるもよしの万能絵本です。

・Amazon:パタパタ絵本はしれ!こうそくどうろ

女の子が喜ぶおしゃれな絵本

続いては女の子が喜ぶ絵本の紹介です。美しい絵とやさしいストーリーに、つい引き込まれてしまいます。

美しい世界を味わえる『うさぎのくれたバレエシューズ』

主人公の女の子は、バレエを始めて5年が経ちましたが、なかなか上達しません。「どうか踊りが上手になれますように」と月や星に願う女の子の元に、さくら色のバレエシューズが届きます。

この絵本の見せ場は、うさぎのバレエ団と桜の木の下で踊るシーンです。どこか自信のなかった女の子が堂々と踊る姿が美しく描かれています。

小学校就学前に習い事を始める子どもにとっては、自分自身に重ね合わせて読んでしまうかもしれません。自分の目標の達成を願い、努力を積み重ねることの大切さを教えてくれる作品です。

・Amazon:うさぎのくれたバレエシューズ

ママが器用にリフォーム『かようびのドレス』

主人公の「わたし」は、おしゃれが大好きです。1週間のなかでもっとも好きな火曜日に、お気に入りのドレスを着ることにしています。ある日、このドレスが小さくなり、着れなくなってしまいました。

「大好きなドレスはどうなってしまうの?」と思いきや、ママの機転を利かせたリメイクでドレスが大変身します。

大好きなものをいつまでも楽しめる喜びを感じられる1冊です。ファッションデザイナーのデッサン画のような絵も、何度も読み返したくなる魅力があります。

・Amazon:かようびのドレス

まとめ

多感な5歳児には、できるだけたくさんの絵本にふれさせたいものです。絵本を楽しめる時期はそう長くはなく、学校が始まれば読む機会も少なくなるかもしれません。

子ども自身が「知りたい」と思うことが増える貴重な時期に、多くの絵本を読める環境をつくり多様な世界観を感じさせてあげましょう。