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家事シェア問題解決へ!もめない話し合いの仕方

新年度がスタートして、バタバタと忙しくなる時期。家事や育児を夫婦でもっとしっかりシェアしていかないと!と思っている人もいると思いますが、上手に話し合っていくにはどうしたらいいのでしょうか?家事シェアの提唱者でNPO法人tadaima!の三木さんに伺いました!

これで一度もケンカなし!夫婦で決めた3か条

全国各地で家事シェアに関する講演やセミナーをしますが、参加されている方々からよく聞かれるのが「家事シェアについて話し合いたいけど、いつももめてしまってどうしたらいいかわからない」ということです。

家事シェアの話だけでなく、夫婦での話し合いって、なにかともめてしまいがちです。
特に大切な話であればあるほど、その重たさがゆえになかなか切り出せなかったりしますが、せっかく話をするなら、もめたり、ケンカにならない、いい話し合いがしたいですよね。

そこで今回は、そういう質問をされたときにいつも僕が伝えている、家事シェアの話題以外でも使える我が家で決めている「夫婦で平和に話し合うための3か条」をお伝えします。

「夫婦で平和に話し合うための3か条」
1か条:テーマを定める
2か条:ちゃんと最後まで話しを聴く(相手の話をさえぎらない)
3か条:Win-Winを目指す

ちなみにですが、我が家は話し合いや議論はかなり多い夫婦ですが、結婚して9年間。一度もケンカになったことはありません。それもこれも、この3か条のおかげだと思っているのでそれなりに効果アリだと信じてください(笑)。

それでは、ひとつずつ詳しく説明していきます!

なんといってもスタートが肝心!

まず一つ目の「テーマを定める」について。

夫婦の話し合いといっても、さり気ない世間話から、家族にとっての一大事までいろいろです。そのいろいろある中で、何の話をするのか?というポイントを話し合いのスタートで明確にすることを大切にしています。

例えば、わが家では大切な話は必ず「〇〇の話なんだけど」とテーマを伝えることからスタート。この時点でお互いに同じ方向を向くことができて、対話の場が整うのです。

反対に「お皿もっと丁寧に洗って欲しいんだけど。あなたはお皿洗いくらいしかやらないんだからちゃんとやってほしいの。そもそももっと家事分担について・・・」と、愚痴から始まったり、要求から始まって、なし崩し的に大切な話に入っていってしまうと、相手は冷静に話し合うことができないことが多いのではないでしょうか?

ちゃんと「お皿の洗い方の話なんだけど」「家事分担について話したいんだけど」とテーマを定めるようことを忘れずに。

これって普段の仕事と同じですよね。いわゆるアジェンダを設定するということです。

事前準備が重要

続いて2つ目の「ちゃんと最後まで話しを聴く(相手の話をさえぎらない)」について。

とても当たり前のことですが、話し合いの場は、ある意味「プレゼンの場」だと思います。なので、相手の話はちゃんと最後まで、口を挟まずに聴く。これをお互い守るようにしています。

我が家の場合、もし、口を挟んでしまったら「ちょっと待って。まだ終わってないから」とお互いに脱線を防いで最後まで話すまで待つことを徹底しています。だってプレゼンターが話している間に、口を挟むなんて失礼ですよね。

そして、ちゃんと伝えるためには、ある程度事前に「伝えたいこと」をまとめておくことが必要になります。スマホにメモすることもあるし、頭で簡単にシミュレーションするだけのときもありますが、それをしておくだけでスムーズさが違います。

また、この事前準備で大切なのはロジックを強固に固めることではありません。話し合いたい内容と、感情を切り分けることが大事だと思っています。感情が先走りをしだすと話し合いがもめてしまいがちだからです。

もちろんそれぞれに感情がある以上は、ないがしろにするということではなく、「あの言い方は腹がたったし嫌だった」など、伝えるべき感情はちゃんと伝えます。そうしないと余計なストレスが溜まってそれも話し合いがうまくいかない要因になってしまうので。

絶対に論破しない

そして最後は「Win-Winを目指すこと」。
つまり夫婦がお互い良い方向に進むことであることを忘れてはいけません。

夫婦の対話は「論破したら負け」だと思っています。なぜなら論破することで生まれるのは自分の意見を通して気持ちよく納得した「論破した側」と自分の意見を否定されて納得できないしなんかモヤモヤしている「論破された側」の二つ。これではお互い良い方向に進んでいるとは言えませんよね。

例えばGWに「ディズニーランド」に行こうが「USJ」に行こうが、大切なのは行先じゃなくて「家族が楽しく過ごせる」ってことだと思うのです。感情的に、力任せに、理路整然とロジックを固めて、自分の意見を通したところで「家族が楽しく過ごす」という目的は達成できません。もちろん自分だけがガマンして不服ななか遊びに行ってもつまらないですよね。

だからこそ、話し合うこと、つまり対話が必要なんです。夫婦の話し合いは結論を決めるために行うのではなくて、話し合うなかでお互いを思いやる関係を築いていくことです。

わが家では、真っ向から意見が対立したときでさえ、無理やりにでもWin-Winを目指します。それをルールにしている以上、お互いそこを守ろうとするのです。そのうちにまったく違う第3のアイディアが出ることもありますし、「Win-Win無理だー(笑)」と笑い合うこともありますが、それはそれで対話は大成功だと思うのです。

いかがでしたでしょうか?

新年度の家事シェアについて話がしたいのであれば、まずは事前に伝えたいことを準備。「家事をどうシェアするか話したいんだけど」とスタートさせて、論破をするのではなくお互いがWin-Winになるための話し合いをするようにしてみてください。

そのためにはもう一つ、必要なことがありました。

まずはなにより話し合いに望む夫婦が二人でこのようなルールを決めて、シェアすることです。夫婦によって個性があるので我が家と全く同じでなくてもいいですが、一人だけがこういったことに気を付けている状況だと意味がないので、そこから始めてみてはいかがですか?

三木智有

NPO法人tadaima! 代表

1980年、鳥取県生まれ。フリーでインテリアコーディネーターの仕事を請け負うかたわら、男性の暮らし方を変えていきたいと2011年NPO法人tadaima!を設立。
“10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!” をスローガンに、家族の家事シェアを当たり前にする活動中。

NPO法人tadaima!

配信元

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「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
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