Amazonマーケットプレイスで詐欺が増加中 その手口とは

第815回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
インターネットショッピングの大手「Amazon」の「Amazonマーケットプレイス」で、詐欺の被害を受けたという情報が、SNS上で次々と報告されています。「Amazonが詐欺なんてするわけがない」と思う人も多いでしょう。しかし、Amazonマーケットプレイスは、“Amazon以外の販売者”が商品を販売できるシステム。Amazonマーケットプレイスとは、そこで横行している詐欺の手口など、いったいどんなものなのかまとめました。

Amazonマーケットプレイスで詐欺が増加中 その手口とは

Amazonマーケットプレイスとは?

ECサイト・Amazonのヘルプページには、「Amazonマーケットプレイス」には、誰でも自分の持っている商品を簡単に出品することができ、出品された商品は、Amazon.co.jpで取り扱う同タイトルの新品と並べて出品される、と記載があります。商品は、「新品」「再生品」「中古商品」「コレクター商品」の4つのカテゴリーから出品できるのだとか。

Amazonマーケットプレイスを利用することで、誰でも商品を売ることができる。つまり、「Amazon以外の販売者」が出品している商品もあるということ。実はこれによって、Amazonマーケットプレイス上での詐欺が、横行しているようです。

広がる詐欺…その手口は

SNSやインターネット上では、詐欺の手口や被害にあわないための対策が講じられているのでまとめました。どんな詐欺が行なわれているのかというと、その手口は以下の通り。

1)Amazonマーケットプレイスを利用して、ほかの同タイトルの商品に比べ、異様に安い価格で販売
2)商品購入後、「海外発送のため時間がかかる」と連絡が来る
3)商品が届くのを待っている間に、出品者のアカウントが消える。もしくは、ウェブ上で荷物を追跡すると、まったく違う住所に荷物が届いている

「異様に安い」というのは、ほかの出品者が、新品価格4万円で出している商品を、同じく新品にも関わらず3000円で出品している…といった状況で、最新のゲーム本体やゲームソフト、スマートフォン、アニメのブルーレイディスクなど、様々な商品で詐欺と思われる出品が確認されています。

騙されないためにはどうしたらいい?

上述の詐欺被害にあわないためには、“異様に安い”価格に注意するとともに、商品を購入する前に出品者の情報を確認することが大事。出品者の住所が日本国内ではなかったり、カタカナで住所が書いてあったりする場合は、海外からの出品である可能性が高いという指摘も。そして、商品到着が「2週間後」と設定されているものも、詐欺の可能性が高そう。

欲しい商品がとても安く売られていたら、すぐにでも購入したくなるもの。しかし、騙されないためにはやる気持ちを抑えて、この出品者は詐欺師ではないのか、冷静に見極めをする必要があります。

万が一詐欺にあったとしても、Amazonマーケットプレイスの保証により、詐欺にあったと申請をすると30万円までなら送料を含む代金を返金してくれるそう。しかし、商品が届かないことはもちろん、待っていた時間や手続きの手間など、騙された側の負担はかなりのもの。Amazonマーケットプレイスを使って買い物をする際には、被害にあわないようにくれぐれも気をつけましょう。
(文・山本健太郎/考務店)