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“古くて新しい名作”を届ける「赤坂大歌舞伎」!中村獅童さんインタビュー

2020年5月5日(火・祝)より、3年ぶりに待望の「赤坂大歌舞伎」が開催される。6回目の公演となる今回は、三大怪談噺のひとつ『怪談 牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』を新作歌舞伎として上演。昨年放送のテレビドラマ版も手掛けた、源孝志による脚本・演出ということでも注目だ。今年1月に開催された製作発表会にオズモール編集部も参加し、7年ぶりの出演となる中村獅童さんに、舞台にかける意気込みを聞いてきました。

歌舞伎でも現代劇でも映画でも、悪役を演じるのは楽しいです。





――源次郎と伴蔵の2役を演じられますね。それぞれの役の印象はどうでしたか?

「まだ今回の台本ができ上がっていないので原作からの印象になりますが、一言で言えば、伴蔵は小悪党。行動がどんどんエスカレートしていってしまう点で、現代の犯罪に通じるところがあると思います。一方、源次郎は放蕩野郎。女にモテて、自分が世話になった人に対しても悪事を働くわけですから、こちらもなかなかのワルですよね。歌舞伎でも現代劇でも映画でも、悪役が主人公の物語はたくさんありますが、演じるのは楽しいです。台本ができ上がって最初に読んだ時の印象や、勘九郎さん、七之助さんと稽古する中で生まれる感情を大事にしながら、この2役を演じていきたいと思っています」

――獅童さんが演じる、伴蔵はお峰に、源次郎はお国にと、どちらも女性にそそのかされて道を踏み外していくという点も2役は共通していますね。

「いつの時代も女性は強い、という気がしますよね。一方、男性が悪事に手を染めるのは、恐らく弱さゆえ。『怪談 牡丹燈籠』では、欲望に勝てない弱さや愚かさ、感覚の麻痺、ちょっとしたボタンの掛け違いなどから、登場人物達の人生が変わっていく様が見事に描かれます。もともと明治期に作られた歌舞伎が、もっと昔の古典作品に比べると理解しやすいのに加え、今回は源さんの手でさらにわかりやすくなるはずです。だから、普段は歌舞伎をご覧にならない方もぜひ、その人間模様を味わっていただきたいですね」



役者の方も時代に合わせて新しい価値観を持ちながら、取り組んでいけたらと考えています





――源監督と獅童さんのタッグは、源監督が作・演出した昨年のドラマ『スローな武士にしてくれ』以来、2度目ですね。

「舞台と違って、テレビや映画は、映像を切り取ったりクローズアップにしたりという編集作業が発生するため、“どういう絵がほしいのか”を明確に伝えてくださる監督が多いと思います。源監督もまさにそうですし、今回は挑戦的な演出をしてくださるとおっしゃっていますので、僕ら歌舞伎俳優をどう調理し、どのように新たな世界観を作られるのか、今からすごく楽しみです」

――歌舞伎界では今、新作歌舞伎が増えていますね。新作に対する思いを聞かせてください。

「僕に関して言えば、昨年末には(坂東)玉三郎お兄さまが作られた『本朝白雪姫譚話』に出演し、今年1月には秋元康さんが作り(市川)海老蔵さんが主演したNINJA KABUKI『雪蛍恋乃滝』に参加しました。赤坂大歌舞伎後の6月には南座で公演します。これだけ新作が多いのは、お客様がそれを求めているから。やはり新しい作品の方が、若い世代に観てもらい易いですし、昔からの古典好きの方にも、最近は新作に興味をお持ちの方が増えている印象です。もちろん古典は大切にしつつ、歌舞伎座、シアターコクーン、赤坂と、発信する場所によって上演する作品を柔軟に変えていけば良いと思いますね。今、時代が動いています。だから、役者の方も時代に合わせて新しい価値観を持ちながら、取り組んでいけたらと考えています」



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