メディア個別 子どもの睡眠についておさえておきたいポイント | パパコミ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

子どもの睡眠についておさえておきたいポイント

子どもは早く寝かせないといけない!子育てをしていると多くの人がそう思っていますが、実際はなかなか寝てくれなかったり、そうすると焦ってしまってさらに子どもが寝てくれないことも。今回はそんな子どもの睡眠について気になることを「祖父母手帳」や「小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK」の著者で小児科専門医の森戸やすみさんに教えていただきました。

睡眠のリズムはやっぱり大切です。

睡眠が体にとって大事なことは大人も子ども同じです。

それは私たちの体が、明暗の周期による24時間と数分程度の「概日(がいじつ)リズム」という、いわゆる「体内時計」に従って変動しているからです。

睡眠のリズムが崩れることは、この概日リズムを乱すことにつながり、引きこもりがち、身体的不調、不安感や落ち込み、社会的な問題行動、思考力や注意力の低下、攻撃的な行動といった問題が多くなる傾向があります。

寝る時間が遅いと、自ずと睡眠時間が短くなりやすいので、子どもはなるべく早く、できれば毎日同じ時間に寝かせた方がいいでしょう。

成長ホルモンが出るのは睡眠のゴールデンタイムだけじゃない

以前はよく22時から2時の間を「睡眠のゴールデンタイム」として、この時間に寝ていないと成長ホルモンが出ないような言い方がされてきました。そのため、早い時間に寝てくれないと成長に影響が出てしまうと思っていた人も多いと思います。

しかし、現在は、成長ホルモンは夜にだけ多く分泌されるということはなく、昼寝でも寝入った直後に多く分泌されるということがわかっています。つまり、いわゆる睡眠のゴールデンタイムに寝ていないといけないということではありません。

昼寝と夜間の睡眠で合計何時間の睡眠が適切かという結論は出ていませんが、幼児は合わせて10~12時間くらい寝られていて、昼間元気に活動できているのであれば問題ありません。

ちなみに、3歳以下の子どもの就寝時間の平均は国や地域によって大きく違っていて、ニュージーランドでは19時28分、香港では22時17分、日本では21時17分です。こんなに違うことは意外と知られていないのではないでしょうか?

スムーズに眠りにつくためには環境作りが大切

スムーズに眠りにつくためには環境も大切です。

生後3ヶ月から4ヶ月くらいの乳児は周りの明るさに関係なく寝たり起きたりのサイクルを繰り返しますが、それ以降では部屋が暗い方が明るい場合よりも早く眠りにつきます。

また、重たい掛け布団と敷き布団よりも、通気性が良くて軽い掛け布団と敷き布団の方がよく眠ったという研究結果もあります。

つまり、子どもをスムーズに寝かせるためには、毎日だいたい同じ時間に部屋を暗くして、通気性の良い寝具を使うといいということです。

子どもがなかなか寝ないと焦ってしまうことがあると思いますが、そんなときはぜひ寝るときの環境を見直してみてください。

「何時に寝なければいけない」という決まりは医学的にもありません。そして、子どもは10~12時間くらいは寝ることができれば問題はないので、それくらいを目安にお子さまの寝やすい環境を見直してみるのはいかかがでしょうか。

森戸やすみ

1971年、東京都生まれ。
1996年私立大学医学部を卒業し、医師国家試験合格。一般小児科、NICU勤務などを経て、現在は小児科クリニックに勤務。専門的な学術書と手に取りやすいマンガの中間の方法で育児を支援していきたいと考えている。

著書に『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK』、『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳ブック』、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(メタモル出版)、『赤ちゃんのしぐさ』(洋泉社)
ブログ Jasmine Cafe

配信元

papacomi
パパコミ
「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。