こんにちは、助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。事前に、産後の抜け毛知識がないと、妊娠・出産で体をこき使ったことで老いぼれてしまった結果、薄毛になったんだと思い込んだり、 子育てで追い込まれて心も体もボロボロ、その結果の抜け毛なんだと落ち込むママが多いように思います。
今日は、産後の抜け毛についてお話しします。
産後に髪の毛が抜けるのは自然なこと
髪は女性らしさの象徴でもあるので、抜け毛が災いして、女性であることを放棄してしまいたい気持ちになることもあるかもしれませんね。
妊娠中は、女性ホルモンがたくさん分泌されることで髪が抜けにくくなります。 ふだんは、髪は一定のサイクルで生え変わっていて、生えるのと抜けるバランスがとれているために毛量はだいたいいつでも同じです。
でも、産後は、胎盤の排出とともに妊娠中に蓄えてきた、女性ホルモンの分泌量が激減して代わりに授乳ホルモンが優位な状態になります。 すると、妊娠中に抜けなかった髪がまとめてごっそり抜け始めます。
ストレスや睡眠不足も原因に
このように、ホルモンの変化が抜け毛の大きな理由なのですが、原因はほかにもあります。
赤ちゃん誕生というこれまでと異なる生活。環境の変化は知らず知らずにストレスとなり、抜け毛を誘発するのだそうです。また、赤ちゃんのお世話に明け暮れて、自分のケアなど後回し。
ほんとはしっかり栄養も睡眠もちゃんととって、 生活リズムを整えることができればいいけれど、実際には、日々振り回されて栄養不足、慢性的睡眠不足だったりしますよね。そういうことも産後の抜け毛につながります。
赤ちゃんを育てるためのママの神秘的な体の変化による一時的な抜け毛なので ひとりの輝く女性として、魅力的なママとして、抜け毛を前向きにとらえましょう!
著者:助産院ばぶばぶ院長 助産師HISAKO
総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門『助産院ばぶばぶ』を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2014年10人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
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