メディア個別 子どもを居酒屋に連れていく「いざか族」。アリ? ナシ? | 子育ての素朴なギモン。こんな時どうする? | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
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子どもを居酒屋に連れていく「いざか族」。アリ? ナシ?

第3回 子育ての素朴なギモン。こんな時どうする?
近年、家族団欒目的として居酒屋で夕食を食べる家族=いざか族が急増しているそう。かつては、“居酒屋”といえば、お酒が置いてある大人が集う社交場というイメージでしたが、今や居酒屋チェーンでは、子ども向けのメニューやサービスも驚くほど充実していて価格もリーズナブル。ファミレス感覚で利用できるとなれば、利用者が増えるのもうなずけます。しかし、まだまだ“居酒屋に子どもを連れていくなんて…”という意見もあり、賛否両論あるようです。いざか族はアリなのか? ナシなのか? 『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者・立石美津子さんにお話しを伺いました。

「最近の居酒屋には、ファミレスのようなところもあり、なかにはカラオケ付の個室まであるお店もあります。防音もされているため、子連れのママたちにとっては周りに迷惑がかからない便利な空間にもなり、誕生会などイベントに利用している人も多くなっています。しかし、今の70代、80代の人が子育てしていた時代は、“居酒屋=赤ちょうちん”のようなイメージがあり、“子どもをアルコールが置いてある場所に同席させるなんて常識はずれだ!けしからん!”といった世代間ギャップもあるのです」(立石さん 以下同)

しかし、子どもを居酒屋に同行させては行けないという、特別な決まりがあるわけでもない。

「“アルコールが置いてある場所に子どもを連れて行ってはいけない”という国の法律があるわけでもありませんし、お酒が置いてある店に“20歳未満の方は来店お断り”ということもありません。もちろん、未成年とわかってアルコールを提供したら罰せられますが…。つまり、子どもを居酒屋へ連れて行くかどうか? については、各家庭の方針があっていいと思います。問題点があるとしたら、次に挙げるようなことではないでしょうか?」

居酒屋に子連れはアリ? ナシ?

●子どもに“夜更かし”をさせる

「私が実際に目の当たりにした光景ですが、とある飲食店に3歳くらいの子を連れた親子が来店していました。時刻は、なんと夜11時を過ぎていました。ちょっとありえないなと思いました。親の生活スタイルはあると思いますが、それに合わせて深夜に子どもを外出させるのは世間の常識以前に心身の発達に悪影響です。子どもを夜10時以降まで付き合わせていると翌日に響いてしまい、寝不足から日中の集中力が衰えたり、機嫌が悪くなります。居酒屋に限らず、外食に子どもを連れて行く際は、6時くらいから入店し、8時くらいには帰宅するくらいがよいのではないでしょうか」

●タバコの煙

「やはり成長著しい大事な時期の子どもを、タバコの煙がモクモクと蔓延している場所に連れて行くのは決して健康に良いとはいえません。禁煙ブース席ならばまだ回避できますので、完備したお店を選ぶなど、子どもの健康に配慮したお店選びも大事だと思います」

●騒いだり、走り回ったりする子を放置する

「親御さんもお酒を飲み、酔っぱらってしまったり開放的な気分になってしまうので、つい子どもを放ったらかしにしておしゃべりに夢中になってしまうことがありますね。しかし、子どもが店内を走り回ったり、騒いだりしていても注意もせず、お店や他のお客さんに迷惑をかけてしまうのはどうでしょう。飲食店は世代をこえたいろいろな人が集まる場所です。一緒に子どもを連れていくならば、外で食事をするときのマナーをきちんと教えましょう」

以上のように、気分が解放的になる“居酒屋”という場所であっても、子どもを連れて行く親としての責任を忘れてはいけないと、立石さんは話します。


「ママたちも、連日の夕飯作りから解放されたいときもありますし、たまには外でお酒を飲んでストレス解消もしたいですよね。かといって、ベビーシッターに預けるお金の余裕が誰でもあるわけではありません。そんなとき、子どもへのメニューやサービスが充実し、価格もリーズナブルな居酒屋はやっぱり便利です。私は、“いざか族がいけない”とは一概に言えないと思います。大事なことは、みんなが気分よく時間をすごすための気遣いや、子どもの成長への充分な配慮ではないかと思います」

居酒屋がファミリーに人気ということは、やはりそれだけニーズがあるということ。ならば周りのお客さんとの調和や、わが子の成長に充分な配慮をして、上手に利用するというのが大事なポイントのようです。
(構成・文/横田裕美子)

お話を伺った人

立石 美津子
立石 美津子
子育て本作家・講演家。著書は『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『1人でできる子になるテキトー母さん流子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方 』など。
子育て本作家・講演家。著書は『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『1人でできる子になるテキトー母さん流子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方 』など。

書籍紹介

一人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ
1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ
日本実業出版社
1,404円
この本では、肩の力を抜いた「ちょうどよい=テキトー」な6歳までの子育てのコツを紹介していきます。「ここだけは押さえて、あとはいいかげんな意味のほうのテキトーでいいのよ。完璧な子ども育てなくていいのよ」というのが、実際に30年以上幼児教育に携わった著者のアドバイスです。
この本では、肩の力を抜いた「ちょうどよい=テキトー」な6歳までの子育てのコツを紹介していきます。「ここだけは押さえて、あとはいいかげんな意味のほうのテキトーでいいのよ。完璧な子ども育てなくていいのよ」というのが、実際に30年以上幼児教育に携わった著者のアドバイスです。
1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
立石 美津子 (著)
1,404円
「テキトー母さん」になれば、子どもが自立する&お母さんもラクになる!イラストで楽しく読める、6歳までの子育て45のルール。
「テキトー母さん」になれば、子どもが自立する&お母さんもラクになる!イラストで楽しく読める、6歳までの子育て45のルール。
立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方
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すばる舎
「できるだけ健常児に近づけたいと考える親」「通常学級にこだわる親」など多くの発達障害の親子の話を交えながら、障害受容、療育選び、カミングアウト、学校選びなど、子どもの将来を左右する大切な“分岐点”で親としてぶつかる様々な悩みと解決法をお伝えしています。
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