イヤイヤ期に絶対やってはいけない3つのこと

イヤイヤ期に絶対やってはいけない3つのこと

第2回 イヤイヤモンスターとの付き合い方
イヤイヤ期の子ども。イヤイヤ度合いは、子どもによっても異なりますが、親が子どもの「イヤ」という反応に負けて、または幾たびものイヤへの対応にうんざりして、ついついやってしまいがちなこと。でも、絶対にやらない方がいいことをお伝えします。

泣く子ども

●こんなことは逆効果

1.モノで釣らない
「○○をあげるから、やろう」「今度○○買ってあげるから」と交換条件を出すのはNG。癖になると、毎回交換条件を要求するようになることもありますし、おやつやモノで釣ると子ども自身、「何のためにやらなくてはならないのか」ということがわからなくなります。「がんばったからご褒美においしいもの、食べようか」は賞賛なので、モノで釣るのとは違います。

2.威圧や叩く、殴るのはNG
力ずくで言うことを聞かせようとしたり、言うことを聞かないからと言って叩くのはもちろんNG。怖かったりびっくりして、言うことを聞いたり、いけないことをしなくなったりするかもしれませんが、怖いから従っただけであって、自分から進んで行動できたわけではありません。

3.場当たり的に対応しない
子どものイヤイヤに負けて、日によって「面倒だからそれでいいよ」はNG。昨日はダメって言ったのに、今日はいいんだ、ぐずれば通るんだと思ってしまいます。そもそも、「じゃあいいよ」と通せるような内容は、禁止しなくてもいいのかもしれません。「絶対にダメ」なことは、親としても譲らないことです。

要は、親がイライラしたり、対応が面倒になってその場しのぎの対応になるのはNGということです。子どもにちゃんと向き合うことが大切です。

dマーケットパパママ特集
文/高祖常子
文/高祖常子
育児情報誌「miku」編集長。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、認定子育てアドバイザーほか。叩かない子育て講座、子ども虐待防止や、家族の笑顔を増やすための講演活動も行う。3児の母。