混ぜるのはNG!? 1食材を1種類ずつ食べさせなきゃダメってホント?

この記事では、離乳食インストラクターの中田 馨さんが離乳食期のメニューの食材についてお話しします。1つの素材を1種類ずつ食べるメリットや、いくつかの種類の食材を混ぜるのはNGなのか、食材を混ぜるときの注意点についてもまとめました。

こんにちは。離乳食インストラクター中田 馨です。離乳食の本を見るとよく、「1つの食材を1種類ずつ食べさせましょう」と書かれています。大人の料理は、食材を組み合わせて作ることも多いですが、離乳食は食材を混ぜないほうがいいのでしょうか?

今日は、1種類ずつ食べたほうがいい理由と、食材を混ぜるのはNGなのかなど、ママの疑問に答えます。

1つの食材を1種類ずつ食べるメリット

離乳食期に1つの食材を1種類ずつ食べると、食材そのものの味がわかるというメリットがあります。かぼちゃの味、にんじんの味、しらすの味など、食材にはそれぞれが持っている「味」があります。

5〜6カ月ごろ(離乳食初期)は、その食材そのものの味を経験して味わってほしいと思います。なぜなら、この経験をすることで、味覚の幅も広がると考えているからです。

いくつかの種類の食材を混ぜるのはNGなの?

結論から言うと、数種類の食材を混ぜてももちろんOKです。食材と食材を組み合わせたおいしさを経験することも大切です。

例えば、かぼちゃ1つを例にとってみても、水でかぼちゃをゆがくのと、水でかぼちゃと鶏ささみをゆがくのと、だしでかぼちゃと鶏のささみをゆがくのでは味は変わってきます。食材そのものと、食材を組み合わせたもの、だしで煮たもの、それぞれ感じる「味」は違いますよね。1種類で食べるときもあれば、数種類の食材を組み合わせて食べるときもある。

そんな感じで、必ず1種類ずつ食べさせなくてはいけないということではなく、いろんな調理方法を考えて離乳食作りをしてみましょう。

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