奥山佳恵がダウン症の息子への思いを語る「高校を卒業したら自立してほしい」

第608回 ママテナTVウォッチ&ガイド
7月10日(月)放送の『ビビット』が、女優でタレントの奥山佳恵(43)の育児に密着。ダウン症児の次男・美良生(みらい)くん(5)を持つ奥山が子育てについて語った。
奥山佳恵 てきとう 絵日記 - アメーバブログより
奥山佳恵 てきとう 絵日記 - アメーバブログより

奥山は‘01年にヘアメイクアップアーティストの夫と結婚。’02年に第一子となる長男・空良(そら)くん(15)を、’11年9月に、第二子となる次男・美良生くんを出産し、3年前、テレビ番組で美良生くんがダウン症であることを公表している。

『ビビット』は、湘南に住む奥山家の1日に密着。奥山はふだんから美良生くんに自分でできることは何でもやらせるようにしているという。来春小学生になる美良生くんだが、奥山は目下、進路について悩み中で「養護学校に行くのか、通常級に行くのか、支援級に行くのか3つの道があるんですけど、これがすごく悩ましい」とコメント。通常級に行かせていろんな子どもたちと接点を作ってあげたいという思いがある反面、クラスメイトに迷惑をかけることを考えると通常級はあきらめるしかないと、母としての複雑な胸中を語った。

さらに奥山はダウン症の宣告を受けた当時の気持ちを吐露。出産当時の彼女は障がいに対して知識がなく、「言葉は悪いですけど、得体の知れないモンスターがやってきたような気持ちでした」と告白。だが、そんな奥山の不安な気持ちを軽くしたのは長男・空良くんの言葉だったという。空良くんは「美良生は僕の大事な弟。もしも誰かにからかわれたら『美良生はゆっくり成長するから、かわいい時間がいっぱいある』と自慢してやる」という言葉を、母である奥山に投げかけたそうだ。

最後に子どもたちの将来について聞かれた奥山は「勝手ながら、高校を卒業したら、家を出て行ってほしいんです2人とも。私の子育ては、誕生から高校卒業まで。あとは自立して生活してほしいと思っています。障がいあるなし関係なく、わが家の子どもたちは、高校を卒業したら巣立つ!」と独自の子育て論を述べた。

彼女が語るとおり、障がいの有無にかかわらず、親はいずれかわいい子どもを手離すときが来る。過保護よりも自立…それこそが真の親心であることを、ママはけっして忘れてはならない。

(文/タカザワ紅緒)

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