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「安定期」もノーリスクではない!お腹の張りとむくみに注意 

「安定期」もノーリスクではない!お腹の張りとむくみに注意
~カラダのキモチコラム~

妊娠5カ月頃になると胎盤が完成し、不安定な症状や体調も落ち着き「安定期」と呼ばれる時期に。でも、安定期といっても、お腹の張りやむくみなどの症状は起こり得ます。体の感じ方も、症状も人それぞれ。受診が必要なケースかどうか、な […]

妊娠5カ月頃になると胎盤が完成し、不安定な症状や体調も落ち着き「安定期」と呼ばれる時期に。でも、安定期といっても、お腹の張りやむくみなどの症状は起こり得ます。体の感じ方も、症状も人それぞれ。受診が必要なケースかどうか、なかなか判断は難しいので目安を知っておくと安心です。

| お腹の張りを感じたら、まずは安静に |


個人差はありますが、妊娠6カ月に入った頃からお腹に張りを感じる妊婦さんが増えてきます。その感じ方も、お腹の皮膚が引っ張られるようだという人、お腹が硬くなったように感じるという人、下腹部にチクチクとした痛みがあるという人など、様々。長時間歩いた時や同じ姿勢でいた時、疲れた時、緊張した時、体が冷えた時、お風呂に入った時、セックスした時…。こうした時に感じる短時間のお腹の張りは生理的なものがほとんど。張りを感じたら、安静にして休みましょう。立っていたら座る、できれば横になる、というように、とにかくリラックスした状態で少し休んでみてください。そうすれば大抵の場合は治まってくるはずです。運動中にお腹が張る場合は、もっと軽めの運動に切り替えましょう。

| 意外と多い!約4割に起こる切迫早産 |

短い時間に何度もお腹が張ったり、どんどん張りが強くなっていったり、強い痛みを伴ったりする場合があります。そんな時は早めに医師に相談を。診察を受けると「切迫早産(ぎみ)です」といわれることもあるかもしれません。切迫早産は、妊娠6カ月22週から10カ月37週未満で赤ちゃんが生まれそうな状態のことをいいます。37週0日以降は「正産期」と呼ばれ、赤ちゃんがお腹の外で生きていく準備も整い、いつ生まれても大丈夫な時期。それ以前は、まだお腹の中で準備中ということでもあります。軽い場合は通院で経過観察しますが、症状が重いと入院が必要になることも。でも、兆候の1つとしてお腹の張りが現れることはあっても、お腹を張らせたから流産や早産になるわけではないことも知っておいてくださいね。実のところ、切迫早産または早産ぎみという診断は頻繁にされるものですが、結果として早産になる人は全体の5%程度。安静にするなどの対処法も症状や子宮の状態によって程度が異なるので、もし指摘されたら、主治医に自分がどのような状態にあるのかをよく聞いてみましょう。

| 骨盤ベルトが早産予防になる? |

妊娠中期になると骨盤ベルトの着用を進められるケースもあるでしょう。中期に起こりやすい腰痛や背中の痛みを和らげるにはおすすめのアイテム。でも、「骨盤ベルトを締めることで早産を予防できる」という話は、根拠がないと考えて。産後に骨盤ベルトを使用すると、ゆがんだ骨盤や弱った筋肉をサポートする役目をし、骨盤底筋群の回復につながります。使う場合は、着け方をしっかり確認し、マスターしてくださいね。正しい知識をもって使用するとよいでしょう。

| むくみが現れたら |

この時期、もう1つ気になり始めるのが、むくみ。お腹が大きくなるに連れて血管が圧迫され、下半身の血流が悪くなるので、むくむのは当然なのですが、何となく体が重く感じたり、普段と見た目も違ったりするので、気になりますよね。むくみがある場合は、適度な運動や血行をよくする入浴などがおすすめ。弾性ソックスを履く、足を高くして寝るのもよいでしょう。水分は不足、摂り過ぎ、どちらにも気をつけて。普段飲んでいるお茶をタンポポ茶や杜仲茶などに変えると血行促進、むくみ解消が期待できます。体内の余分な水分をナトリウム(塩分)と一緒に排出してくれるカリウムを多く含む食材を積極的に摂るのもよいでしょう。例えば、いも類(里いもなど)、緑黄色野菜(ほうれん草やパセリなど)、果物(バナナやアボカドなど)、納豆など。いつもの食事にプラスしてみて。このようなケアでラクになったり、軽くなったりするようであれば、それは生理的なむくみだといえるでしょう。

| 顔や手までむくんだら、ご注意を |


脚だけでなく顔や手までむくむ、むくみが続く、といった場合は注意しましょう。他にも目がチカチカしたり頭痛がしたりするなどの症状がある場合は、妊娠高血圧症候群かもしれません。早めに産婦人科に相談しましょう。生理的なむくみも放っておくと、血管がコブのように膨らむ静脈瘤を引き起こすことが。ひどくならないうちに、ツボ押しでケアするのもよいでしょう。内くるぶしから指3本上、アキレス腱の前のくぼみにあるツボ、復溜(ふくりゅう)を時々刺激するのもおすすめです。脚の外側、膝とくるぶしの中間にある豊隆(ほうりゅう)、膝の内側にある出っ張った骨の下のくぼみにある陰陵泉(いんりょうせん)もむくみを和らげてくれるツボです。

| 安定期の旅行や遠出はどこまでOK? |

小さな子どもを連れて遠出をするのは何かと大変。そのため妊娠中にお出かけしておきたいと考える人も少なくないようです。お腹が重くなる前に会っておきたい人に会ったり、行っておきたい場所に出かけたりするのは、残りの妊娠期間を乗り切るパワーにもなるでしょう。厳密にいうと、妊娠中に安定した時期はありません。「安定期」というのは胎盤ができ上がり、赤ちゃんとママのつながりが安定してくる時期。何もトラブルが起こらない、何でもできる時期という意味ではないことも知っておきましょう。妊娠中の旅行については、医師や助産師によっても考え方にばらつきがあるようです。体調がよければNGではありませんが、できれば近場で、ゆとりのあるスケジュールで行くのが無難。もしもの時を考えて、母子手帳や検査データを携帯し、行き先で緊急時に対応してくれる産婦人科があるかどうかも確認しておくと安心ですよ。

| 自分の体と相談ながら安定期を楽しもう |

普段からちょっとした体の変化に敏感になっていれば、いざという時、的確な行動をとることができます。「安定期だから」という油断は禁物ですよ。やりたいことは自分の体と相談しながら無理なく行い、残りのマタニティライフを安全に楽しみましょう。

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