メディア個別 歯ぎしりやいびきetc.寝ている間の無意識な悪習慣はどうしたら治せる? | OZmall(オズモール) | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

歯ぎしりやいびきetc.寝ている間の無意識な悪習慣はどうしたら治せる?

第1141回 OZmall(オズモール)
人に相談しにくいデリケートなお悩みについて、医師や歯科医など専門家からの的確なアドバイスを聞いていく「夜の保健室シリーズ」。今回は歯ぎしりやいびき、寝言など、寝ている間の無意識な悪習慣について、前回のメンタルヘルスのお悩みに続き臨床心理士の山本さんに取材を実施。メンタルヘルスの観点からひも解く、夜のお悩みの原因と対策をは目からウロコ。

Q.ストレスのせい?歯ぎしりの原因と対策を教えて!





歯ぎしりの原因は、じつはまだ解明されていないそう。睡眠の質を下げる飲酒などの生活習慣や、遺伝的な要因、ストレスなどさまざまな要因が関与しているといわれている。けれど、日中の精神的な緊張が抜けず、寝ている間も交感神経が充分に休まっていない状態にあるというのは概して間違いなさそう。

歯ぎしりに気が付いたら、入浴やストレッチ、音楽などで寝る前にリラックスしたひとときを過ごすようにして。日中のストレスを忘れて、心身ともにほっとする時間をつくることが大切。リラクゼーションを心がけても歯ぎしりがやまない場合は、心身に抱えているストレスがかなり大きくなっている可能性も。一度医療機関や心理相談室に相談してみよう。

物理的には、寝ているときにマウスピースを装着することで歯ぎしりの音や歯への負担を軽減することができる。マウスピースはネット通販などでも手に入るけれど、気になる人は歯科医院で作成するのもおすすめ。



Q.寝言が多いのは病気?なぜ寝言を言うのか知りたい!





寝言には「レビー小体型認知症」や「レム睡眠行動障害」などの病気が隠れていることもあるけれど、若い人にはまれとのこと。「寝言そのものは病気ではなく、睡眠時に脳内で記憶の整理をする過程で発語してしまう現象であることがほとんどですので、あまり心配する必要はありません」と、山本さん。

しかし、寝ているにもかかわらず声を発しているということは、心身がストレス状態にある可能性もあるという。臨床心理学では歯ぎしりをストレス性の心身症として捉え、呼吸法などによるストレス低減が有効だとする研究(※)もある。寝言を歯ぎしりと同じようにとらえるのであれば、ふだんの生活のなかで何か悩みを抱えていないか振り返ってみて。ストレスをケアすることで寝言が減り、同時に睡眠の質もアップするかも。

※参考資料/廣瀬 俊司,?建林 学,?斎藤 久美,?吉川 悟 (2015) ブラキシズムの心理的要因の研究 : リスク要因の分析、心身医学,Vol.55,No.7, pp. 864-872



Q.いびきが恥ずかしい!いびきをかきやすい人の特徴や対策とは?





いびきは、飲酒や疲労などにより口内の筋肉が緩み上気道を塞いでしまうことや、睡眠時無呼吸症候群のように肥満による喉の圧迫、また、花粉や鼻炎などのアレルギーによる鼻づまりが原因でも生じることがある。つまり、飲酒習慣がある人、過労気味の人、ぽっちゃりさんやアレルギー体質の人はいびきをかきやすい。睡眠時無呼吸症候群の心配もあるので、気になる人は耳鼻咽喉科を受診してみて。

また、臨床心理士の山本さんによれば、「うつ病の方とお話をしていると、いびきや歯ぎしりなど睡眠時に何らかの症状を発見することがよくあります」とのこと。飲酒習慣や慢性的な疲労感、肥満など、問題となる生活習慣の背景にはストレスが隠れていることが多く、隠れうつになっている可能性もある。いびきに気がついたときは自分自身のストレス状態を振り返り、リラクゼーションなどのストレスケアを心がけよう。



Q.朝起きると口元や枕によだれが。よだれの癖を治すことはできる?





睡眠時によだれが出る原因は、口の筋肉がゆるんでいたり、寝ているときの顔の角度によって口が開きっぱなしになっていること、または口呼吸の習慣になっている可能性が考えられる。心身の疲れや寝酒などによって倒れ込むように就寝する生活習慣や、枕の高さが合わないなどの就寝環境も影響しているそう。

臨床心理学的には、ストレスによって交感神経が優位になっているときには口呼吸になりやすい特徴があり、就寝前のリラクゼーションタイムを設けたり、眠りの質を下げる寝酒の習慣を変えたりすることで口呼吸を改善できるケースもある。

また、単純に口を閉じる筋肉を鍛えるのも有効。食事のときによく噛むようにしたり、「あいうえべ体操(※)」を練習してみてはいかが? よだれの原因となる口呼吸には、知らず知らずのうちにウィルスなどが体内に侵入しやすくなるリスクもあるのでぜひ注意したい。枕の高さを変えてみたりして、できることから改善していこう。

※みらいクリニック(福岡市)の内科医、今井一彰先生が提唱した口の体操のこと。方法は、【1】「あー」と大きく口を開ける 【2】「いー」としっかりと口を横に広げる 【3】「うー」と口を前に突き出す 【4】「べー」と舌を突き出して下に伸ばす 【5】1~4を1セットとして、1日30セットを目安に毎日練習する方法



教えてくれた人



山本貢司さん

田園調布カウンセリングオフィス所長。臨床心理士、公認心理師。銀行を退職後、横浜国立大学大学院にて臨床心理学を修め、脳神経外科・心療内科にて心理カウンセリングを担当する。2007年に臨床心理士を取得。脳神経外科・心療内科の非常勤として数年間勤務した後、2013年に田園調布カウンセリングオフィスを開設。心理学専門書の翻訳協力多数。



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