【じっくりコトコト】カレーは本当に、じっくり煮込むと美味しくなるの?

第1030回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
「恋もカレーもじっくりコトコト」。今年、大ブレイクしているお笑い芸人のブルゾンちえみのネタにもあるように、カレーはじっくりコトコト煮込むもの、というイメージがありますよね。でも本当にそうなのでしょうか? じっくりコトコト煮込むと、本当にカレーはおいしくなるのか? さっそく調べてみました!

●じっくり煮込むのは実はNGだった?

ひと言でカレーといっても、様々なものがあります。一般的な家庭で作られるような、具材の形がちゃんと残っているカレー、高級レストランのような、具がルーに溶けているようなカレー。実は、じっくり煮込むべきカレーは、後者の「具がルーに溶けているカレー」だけなのです。例えば、ジャガイモを具材の形が残っている程度にじっくり煮込んだら、ただ煮崩れするだけですし、お肉も硬くなってしまいます。ママたちが普段作っているカレーなら、じっくり煮込むよりも、適切な時間煮込む方がむしろ美味しいんです。

カレー

●どれくらい煮込むのが美味しいの?

では一体どれくらい煮込むのが一番美味しいのか? 実はそれ、ママならもう知っているはずなんです。なぜなら、「カレーのルゥのパッケージに書いてある時間通り」に作ればいいから。新米ママならまだしも、慣れてくると、隠し味のアレンジをしてみたり、そもそもパッケージの説明書きなんか見ていない、なんて方も多いのではないでしょうか? もちろんパパやお子さん好みのアレンジをするのもいいと思います。でも、ルゥのパッケージには、メーカーが一生懸命試行錯誤して作った、「だれが食べてもおいしいカレー」の作り方が記載されているんです。ですので、その通りに作れば◎。そして肝心の煮込み時間は、メーカーによる差はありますが、一般的にはルゥを入れてから10~15分程度。これがベストな煮込み時間なのです。

いかがでしたか? 思っていたよりも煮込む時間が少ないと感じる方が多かったと思います。でも、煮込む時間が少なければその分、ガス代も節約できて、しかも美味しいカレーが食べられるんです。たまには初心に帰って、パッケージのレシピ通りに作ってみてはいかが? きっとおいしいカレーに家族みんな満足してくれるはずです!
(文・三鷹ゆみこ/考務店)