メディア個別 『子どもの習い事』は「始めどき」があれば「終わりどき」も重要 | いまトピママ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

『子どもの習い事』は「始めどき」があれば「終わりどき」も重要

第553回 いまトピママ
今どきの子どもは、習い事も選り取り見取りで大忙し。
学習系や芸術系のほか、スポーツ系の習い事に取り組む子も多いですね。
本人が乗り気で頑張っているうちはいいのですが、やる気に陰りが見え始めたとき、親としてはどう接するのがベストでしょうか。

自分の意志で設定した目標なら頑張れる

そもそもスポーツ系の習い事を始めた理由は何だったでしょう。

本人がやりたいと言い出したのか、親からの働きかけだったのか。

何か憧れるきっかけがあったのか、お友達に誘われたのか……。

大人から見れば子どもの思考力は発達途上で、気まぐれ・根気が続かない・飽きっぽいなどと感じられがちなのでは。

ただ、その一方で、ピンときたものがあれば驚くほどの集中力を発揮して「ハマる」ことがあるのも子ども時代ならではです。

スポーツ系の習い事では、級・段の認定や、試合や大会への出場がモチベーションを保つ要素になっていることは多いでしょう。

技能が上がり「うまくなる」ことがやる気につながるのは自然なこと。

とはいえ、常に順調に右肩上がりでスキルアップするのは簡単なことではありません。

伸び悩んだとき、初心に戻れるかどうかは大きなカギとなります。

習い始めのアツい気持ちを思い出せるように、「ここまで頑張ろう」といった目標設定は、ぜひ子ども自身にハッキリ決めさせてあげるといいですね。

「乗り気」にも「乗らない気」にも波がある

子どものモチベーションが下がり、習い事に前向きに取り組めないのが伝わってくると、親としては切ないものです。

単なる怠け癖ならビシッと叱ったほうがいいのかとか、人間関係で悩みがあるのかとか、いろいろ問い詰めたくもなりますが、子ども自身の思いを理解しないまま叱責するのは勿論、変に励ますのさえ逆効果になることも。

一喜一憂せず、長めのスパンで見守る姿勢も大切です。

例えばわが家の場合、クラシックバレエを長く続けてきた娘が目に見えて辛そうになったのは中学3年生~高校1年生の頃でした。

レッスンも学校も忙しく、でも友達とも遊びたいお年頃で、とはいえライバルも後輩も伸び盛り。

自分自身の体調や体型の変化、舞台へのプレッシャーやプライド……と、思えば本人もさぞ混乱していたのだろうなと思います。

レッスンに出かけても、スタジオに入らず帰ってくることが頻発しましたが、先生と連携しつつ様子をみて、本人の舞台へ向かう覚悟が固まるのを待ちました。

途中で投げ出す子ではないという信頼感あってのことでしたが、子どもの気持ちの波をよく知っている先生の度量にも感謝した出来事でした。

「始めどき」があれば「終わりどき」もいつかやってくる

最終的に娘の習い事としてのクラシックバレエは、高校3年生で大きな役を踊らせていただき引退、というところまで続けることができました。

毎回かなりのプレッシャーもストレスもあったようですが、そういったものとの付き合い方も、本人なりに学んで糧にできたのではないかと思います。

さんざん苦労もしたけれど、それが悪い思い出になっていないせいか、本人は今後もそのときどきのスタンスでバレエに関わっていきたい様子。

今はそれが何よりだと思えています。

実は息子も同じスタジオでクラシックバレエを習っていて、男子は絶対数が少ない中、飄々とマンツーマンレッスンなど受けていたのですが、彼は中学2年生になるタイミングで惜しまれつつ(?)フェイドアウト。

理由は「好きな自転車を本格的にやりたい」ということでした。

クラシックバレエと自転車とでは使う筋肉もかなり違いますし、併存という選択肢も難しかったのです。

発展的な形で習い事を「卒業」できるなら十分

スポーツ系の習い事は特に、毎回の月謝も安くはないし、お当番や送迎など親の負担が大きいものもあって、ときに親のほうが必死になってしまいがち。

「身体を動かす習慣はなくしてほしくない」「我慢して続けていればそのうち壁を乗り越えて楽しくなるはず」など、いろいろな思いがよぎりますよね。

結局のところ、辞めどきを決めるのは子ども自身。

子どもが何を思って「乗り気」を失っているのか、代わりにどこへ向かおうとしているのか?

を見極めることで、親も納得した上で背中を押してあげられるといいですね。

(文・森谷かおり)

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