在学中の妊娠発覚で、産みたいと思えない
ネット掲示板に寄せられた相談に、18歳の高校生が妊娠をして、産むべきか産まないべきかと悩みを打ち明けています。本人は産みたくないようですが、彼は産んで欲しいと言っているそうで、二人の意見は食い違い…。回答者の意見も産むべき、産まないべきと真っ二つにわかれています。
■産むべきではない派の意見
掲示板に寄せられたコメントを見ると、「悩むくらいなら産むな」と言われた過去の自分の経験からのアドバイスや、「自分が子どもだったら、産みたくない親になんて産んで欲しくない」とストレートな意見も。また、彼が26歳で結婚の予定もないのに高校生の質問者に妊娠をさせたことから、彼の産みたいという意思に疑問を感じ、本当に親子の全員が産んで、生まれてよかったと思えるか考えたほうがいいのでは? という意見も出ています。
■産むべき派の意見
悩んでいても産むべき派の回答には、自分の実体験を元に、今も「産んでよかった」と思っているというユーザーの意見が散見。また、「経済的に不安でも、意外と手当がもらえるから生活は何とかなっている」などの、不安を払拭するアドバイスも。命の重さ、尊さを伝えようとする意見がいくつか寄せられていました。
また、相談者が産みたくないと思っていることに対して、「中絶はその後の妊娠がしづらくなるリスクもあるからよく考えたほうがいい」と、身体面への負担を指摘する助言もちらほら。
産むべき派・産まないべき派、どちらの意見もほぼ同数に近い数が集まった今回の相談。妊娠が発覚してから、産まない選択ができる期間は短いため、ゆっくり悩んでいる暇はないのが現実。それでも多くの回答者が、自分の意見を述べつつも、しっかりと考えることを進めているのが印象的。未来がどうなるかわからないからこそ、産んでよかったと思えるのか、産まなくてよかったとなるのかは誰にもわかりません。
それでも多くの回答が集まるのは、やはり同じ悩みを抱えたことのある人がかなりの数いるということだと思います。18歳の出産、あなたなら応援しますか? 諦めさせますか?
(文・姉崎マリオ)