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専業ママの再就職 採用担当者がチェックするポイントは?
~専業ママの再就職~

景気のいい実感はなかなか持てないが、現在の有効求人倍率はバブル期を超え、売り手市場だそう。再就職を希望する子育て中の専業ママでも、たくさんの求人情報がある時代だ。

だが、子どもがいるとやはり不安なのが「育児と仕事の両立」。特に小さい子どもがいると、急な病気による早退や欠席は避けるのが難しく、仕事場に迷惑をかけることも多いだろう。そういった事情はやはり、再就職の不利になるのだろうか?

●子どもが急に病気になったらどうする? ママの約8割は「早退・欠勤」で対応

そこでママテナでは「専業ママの再就職」に関する独自調査を行い、子どもの急な病気や早退などが起こった時、どのように対応しているのかの実態を調査している(有効回答数143)。以下、回答が多かった順にまとめた(複数回答)。

仕事を休む・早退する……79.1%
祖父母などの身内にお願いをする……42.9%
夫にお願いをする……18.7%
病後保育やファミリーサポートを利用する……6.6%
その他……5.5%

群を抜いて多いのは「仕事を休む・早退する」。可能であれば祖父母や夫などのサポートを受けたいところだが、実際は難しい人も多いようだ。そういったサポートがなくても育児と仕事の両立は可能ともとれるが、ユーザーから寄せられた「休んだり早退したりすることで周囲に迷惑をなるべくかけないために、工夫や実践していること」のコメントをみると、ママたちは日ごろさまざまな努力をしていることがわかる。

「ほかの人が代わりに仕事をしてもわかりやすく片付けておく」(30代後半)
「やれるときは全力で、ほかの人のカバー」(30代前半)
「いつ迷惑をかけるかわからないので、出勤している日はガンガン仕事する」(40代前半)

再就職をのぞむママはやはり「子育てに理解がある職場」を希望する人が多いと思うが、そういった職場でも周囲へのフォローや気遣いは不可欠のようだ。
面接を受ける女性
 

●採用担当者が求めているのは、なるべく会社に迷惑をかけないように努力する姿勢

では子育て中のママを採用する企業側は、そういった急な病気などによる欠席や早退についてどう考え、どんなことを期待しているのだろうか?

「子どものいる女性を採用しようとしている企業は、子どもがいるために発生する制約についてある程度承知しています。ですから、実際にはそんなに無理な要求はしてきません。ただし、できるだけ職場に迷惑を掛けないよう、可能な限り手は打とうとしている姿勢はほしいと思っています」

こう語るのは、専業ママの再就職の支援を行う、キャリアコンサルタントの森ゆきさん。できるだけ迷惑はかけたくないものの、祖父母や夫のフォローなどがのぞめない場合は、どうしたらいいのだろうか?

「例えば、ママ友と子どもを預け合っている、緊急時のためにベビーシッターと契約をしている、などでもいいと思います。子育てをひとりでやるのではなく、誰か協力者がいることを伝えてもらえると、企業側としては安心します」(森さん 以下同)

●面接でアピールするべきは、資格よりもコミュニケーション力!

そのほか採用面接でアピールするべきポイントはどんなところか? 森さんが提言するのは「コミュニケーションスキル」のアピールだ。

「仕事の環境やシステムは時代とともに変わりますが、コミュニケーションの重要性は不変です。特にいまの時代、コミュニケーション能力が低下している人が多いといわれています。ママであれば、子育てや地域活動などで培ったスキルをアピールするのはとても有効ですね」

就職に有利なスキルといえばパソコンや資格などのスキルが思い浮かぶが、そのあたりは身につけたほうがいいのだろうか?

「一度も就職がしたことがない人なら話は別ですが、ほとんどのママは社会人としての経験がある人ばかりです。以前身に着けた経験やスキルがあれば、新たに身に着ける必要はそれほどないと思いますよ」

資格などはもちろんあるに越したことはないだろうが、それよりも重要なのはコミュニケーションスキルや、子育てによる欠勤などでなるべく迷惑をかけないように努力する“姿勢”。それがあるかないかにより、再就職の成功が左右されそうだ
(取材・文:高山惠 編集:ノオト)

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