●ケータイ・スマホを水没させた際の応急処置法はいろいろ
メーカーやキャリアが推奨する方法ではないけれど、もし、スマホや携帯電話を水没させてしまったら…。電源を切りSIMカードを抜き、応急処置方法を試すことによって復帰したという報告もSNS上には多数。
その方法とは、「シリカゲルをたくさん詰めたジップロックにスマホを入れ吸湿させる」や「シリカゲル代わりに米粒をたくさん入れたジップロック内で吸湿させる」、「水とりぞうさんなどの吸湿剤によって吸湿させる」など。その他、「ドライヤーをあて続ける」という方法を試す人も多いみたい。ドライヤーは熱が出るから安全とは言えないけれど…。もしこれら方法で直るなら、確かにお金もかからないしうれしい限り。
●水没のリスクを回避する公式サービスも
さて、上記方法はある種の民間療法だけど、水没させてしまったら、公式な対応は…? NTTドコモの場合は「ケータイデータ復旧サービス」があり、こちらは月額無料(ただし復旧できた場合、復旧代金は別途必要)。水濡れのほか、破損などによってデータが取り出せなくなってしまった場合にも、画像や電話帳のデータを抜き出し、CD-RやDVD-Rに保存してくれます。ちなみに、水濡れの場合は、電源を入れずに電池パックが本体から取り外せるものは取り外した方がよいとのこと。
復旧代金は「ケータイ補償サービス」に加入していれば、1000~2000円。そうでない場合は、8000円かかるから、もしもの時のことを考えると加入していた方が、結果お得に済みそう。
データに関しては、クラウドサービスを利用するのが安心。Wi-Fi環境の時に、定期的にデータをクラウド環境にアップロードしておけば、たとえ端末が変わったとしてもそれらデータを読み込みなおすだけで元通り。ドコモのスマートフォンには「ドコモバックアップ」というアプリが入っていますが、それを利用しておらず、いざという時にデータが戻ってこなかった…なんて声もしばしば。定期的に、バックアップは行っておきましょうね。
これから夏になると、海やプールなど、水レジャーとの距離もグッと近くなります。まずは、今のうちにバックアップを。消えた方が都合が良いデータを持っている人の方が、少ないのですから…ね!
(文・水濡坂ゆみ/考務店)