本よりわかる!【1時間で手作り】体操着袋&お弁当袋編

第2回 ハンドメイド入園・入学グッズ
入園入学シーズンを迎え、楽しみ半分、準備するグッズが多く、不安になっているママもいるのでは? そこでここでは、自身もママでハンドメイド作家でもあるnahokoさんが、初心者にも短時間で簡単にできるハンドメイドをレクチャー! 1時間もあれば簡単にできちゃうお弁当&体操着袋を紹介します♪ 

●女子なら一緒に生地選びから!

●お弁当袋

(材料:生地26×23cm×2、紐70cm×2 ループエンド2)n※裁断した生地には、ジグザグミシンをかける(糸ほつれを防ぐため。
※生地はキルティングだとごわつくので、薄いものをチョイスする。上部は、1cm、2cmの三つ折りにした縫いしろを、下部、サイドは1cm部分の縫いしろをアイロンがけしておく。

1.生地に柄がある場合は、上下を合わせて生地を裁断し、待ち針で止める。

2.紐を通す開き止まりを6cm作る。消えるペンでチェックを入れておく。

3.下部の縫いしろ部分(1cm)にミシンがけをする。さらに下から4cmのマチを作って待ち針で固定し、上部、開き止まり以外の部分を一気にミシンがけする。

4.開き止まりの部分は、上記写真のように“コの字”型に縫う。右部分は邪魔にならないようによけておき、向かって左側からミシンをかける(※自分がやりやすい方向からでOK)。袋の上部から開き止まりまで直線縫いをし、コの字の短い部分を縫うために方向転換して縫う。勢いよく縫うと行き過ぎてしまうので、少しずつゆっくりと縫う。方向転換をし、最後に右側を袋の上まで直線縫いする。
5.上部の縫いしろを、アイロンがけした通りに三つ折りにして待ち針で固定し、最後に三つ折り部分の下部(上部は紐が通る分をあけておく)を一気にミシンがけする(待ち針は後で抜けるので、気にせず上からかけてOK)。

6.開き止まりから、安全ピンで紐を通す。

7.ループエンドを通して完成!

●体操着袋

(材料:生地30×35cm×2、綿紐32cm×2、紐80cm×2、ループエンド2)※裁断した生地には、ジグザグミシンをかける(糸ほつれを防ぐため)※生地はキルティングだとごわつくので、薄いものをチョイスすると縫いやすい。上部は、1cmと2cmに三つ折りにした縫いしろ部分を、下部とサイドは1cm部分の縫いしろをアイロンがけしておく。

1.生地のサイドから8cmずつ(縫いしろ含む)に持ち手を固定し、5mmのところをミシンで仮縫いしておく。下部には1.5cmのマチを作る。
2.お弁当袋と同じ要領で、7~9cmの開き止まりを作り、ミシンがけをしていく。開き止まりから紐を通し、ループエンドを通して完成!

「開き止まりは、難しく感じてしまう人も多いかもしれませんが、この方法を1度マスターしてしまえば、小学校で使う給食袋など、いろんな形の巾着を作ることができるので、ぜひトライしてみて下さい。生地も薄いので、この程度なら親子で一緒に、楽しみながら作ることができると思いますよ」(nahokoさん)

「どうせ作るなら丈夫なものを!」とばかり、キルティング素材を使ったり裏地をつけるママも多そうだが、幼稚園児の場合は、かさばらず、扱いやすい薄めの生地で制作するのがおススメだそう。開き止まりさえ克服すれば、どんな袋も自由自在! 1週間分の給食袋をためる“ものぐさ男子”のママは、ここだけおさえてあらかじめ袋をたくさん作っておけば、後に「給食袋が1個もない!(笑)」とあわてることもなさそうだ。
(撮影/とさかりえ 取材・文/蓮池由美子)

製作者

nahoko
ハンドメイド作家
小学生、中学生の息子を持つ母でありながら、ピアスやポーチなど、グッドセンスを生かしてハンドメイド作家としても活躍。カフェ「aona」でグッズの販売もしている(※期間限定)。
小学生、中学生の息子を持つ母でありながら、ピアスやポーチなど、グッドセンスを生かしてハンドメイド作家としても活躍。カフェ「aona」でグッズの販売もしている(※期間限定)。