メディア個別 【子どものお金のキホン】学費の積立に外貨建保険は有効ですか? | ベビーカレンダー | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
【子どものお金のキホン】学費の積立に外貨建保険は有効ですか? 

【子どものお金のキホン】学費の積立に外貨建保険は有効ですか?
~ベビーカレンダー~

マイナス金利の影響で、学資保険の販売を取りやめた保険会社や、満期までの継続をしても元本割れする学資保険もある状況です。外貨建て保険の主なポイントをお伝えしますので、ご自身に合うか参考にしてください。

マイナス金利や保険料値上げの影響を受け、従来の学資保険やこども保険(以下、学資保険)でお金を増やすことが難しくなってきました。学資保険の販売を取りやめた保険会社や、満期までの継続をしても元本割れする学資保険もある状況です。


そのようななか、外貨(とくにアメリカドル)で運用する保険を学資保険の代わりに加入する人も増えています。この記事をご覧の人の中でも、すでに加入している人や保険会社の営業マンや保険ショップで提案を受けている人もいると思います。この外貨建て保険の主なポイントをお伝えしますので、ご自身に合うか参考にしてください。

1.将来の学費を保険で積み立てる理由

お子さんが産まれたら将来の学費に向けて学資保険の加入を考える方は多いと思いますが、将来の学費を保険で積み立てるには、主に以下の3つの機能を目的とします。


①教育費の積立(貯蓄や運用)

②毎月積立の強制(口座振替や給与天引きなど)

③親の死亡時の教育費確保


この3つを兼ね備えているのは積立機能のある保険ですので、今までは学資保険に加入する人が多かったのですが、マイナス金利の影響を受け、①の積立が学資保険ではうまくできないことも少なくないため、利回りの高い外貨で運用する保険(以下、外貨建保険)に加入する人が増えているという状況です。


しかし、①~③の機能をひとつの商品でなくてもいいと考える人もいます。①と②は、毎月の積立(定期預金・外貨預金・投資信託など)でできますし、③はかけ捨ての定期保険や収入保障保険などで対応できることもあります。学資保険にしても外貨建保険にしても①~③の機能をまとめたい人向けのものと考えるといいでしょう。

2.外貨建保険に向いている人⇔向いていない人

①為替が上下することに理解のある人 ⇔ 理解のない人

②保険で運用する通貨(例:アメリカドル)を持ちすぎてない人 ⇔ 持ち過ぎの人


①は外貨建保険の基本的な内容です。円高・円安によって毎月の保険料や満期時の受取金額などが上下します。為替の上下がないと仮定した場合は、円で運用する従来の学資保険より満期時の受取額が多くなりますが、受取時に円高の場合には受取額が想定より下回ることもあります。そのため、為替は上下するものと理解したうえで、受け取るタイミングを考えることが必要です。


②は預金などですでにアメリカドルをある程度持っている人が、さらに保険でもアメリカドルで積み立てると、全資産のうち、アメリカドルの割合が大きくなり過ぎる可能性があります。アメリカドルの割合が資産の50%を超えるようであれば、円を含めた別の通貨で積み立てて資産のバランスを保つことを優先させたほうがいいです。


また、外貨についての理解があまりできなく、継続的に相談できる人がいない状況であれば、多くの割合を外貨建保険で積み立てをすることはおすすめしにくいです。最終的に支払った金額より受け取る金額が多くなければ外貨建保険に加入した意味は薄れてしまいますので、ご自身で計算できるようにするか(保険会社に確認すれば金額は分かります)、保険会社・代理店の担当者やファイナンシャルプランナーなどに受け取る前に相談をする環境を整えてください。


いずれにしても、すべての方に合った積立方法があるわけではなく、すべての保険にメリット・デメリットがあります。外貨建保険につきましても、ご自身やご家族の考えや状況に適したものかしっかり考えたうえで、継続できる金額を前提として検討いただければと思います。

著者:ファイナンシャルプランナー 大野 高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。

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