ひと手間プラス!ご飯をおいしく炊く方法

第361回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
夏バテが治まり、食欲が増す秋。サンマやかぼちゃ、栗などの旬の食材をおいしくいただくためには、白いご飯がほしいところ。9月から10月にかけては新米の時期。普段通りに炊くだけでも、ふっくらと甘みのある新米ですが、どうせならもっとおいしく炊きたいのがホンネ。どうすればご飯をよりおいしく炊くことができるのでしょうか?

●炊飯前の研ぎ方からおさらいしよう

炊飯の基本とも言えるお米の研ぎ方。よくやってしまいがちなのが、計量したお米の入っている容器に水を入れて、すぐに研ぎ始める行為。これは、お米の表面についた油やぬかなどの臭いをお米が吸収してしまうのでNG。最初に入れる水は、研がずにサッとお米を洗い流すように使うと、油やぬかの臭いがつきません。

また、研ぐ際は、新米の場合は、力を入れずにやさしく3~4回ほど。古米の場合は、ギュッと力を入れて3~4回ほど研ぎます。研いで白く濁った水は、すぐに捨てるようにすると臭いを吸収しづらくなるようです。

ひと手間プラス!ご飯をおいしく炊く方法

お米を研いだら、炊飯器のスイッチオン! …ではありません。ふっくら炊き上げるために、研いだお米に水を浸水させましょう。新米は40~1時間ほど。古米は1時間ほど浸水させます。その後、浸水に使用した水を捨て、炊飯用の水を適量入れて炊飯器のスイッチを押し、炊きあがりを待つだけです。これだけでもよりおいしくなりますが、こだわりたい派の人は、さらにひと手間加えると◎。

●にがりや塩、みりんなどを少しプラスするだけでおいしいご飯に!

水だけでお米を炊いても十分おいしいですが、炊く際に以下のいずれかひとつだけをプラスするだけで、よりおいしく炊きあがります。

【ふっくらしたご飯を食べたいとき】
・日本酒(米2合に対し、大さじ2)
・備長炭(1本)

【ツヤのあるご飯を食べたいとき】
・みりん(米2合に対し、小さじ2)
・にがり(米2合に対し、2滴)

【甘みのあるご飯を食べたいとき】
・天然塩(米2合に対し、ひとつまみ)
・はちみつ(米2合に対し、小さじ1をよく溶かして)

【旨味のあるご飯を食べたいとき】
・出汁用昆布(1枚)

おいしいご飯があれば一汁一菜でも、十分満足感のある献立になるかもしれません。日ごろ忙しくて、お米をチャチャッと炊いている人は、少し時間に余裕を持って炊いてみると、いつものご飯がよりおいしくなるハズ!
(文・奈古善晴/考務店)