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いざという時にあわてない!お産のサインとプロセスを知ろう 

いざという時にあわてない!お産のサインとプロセスを知ろう
~カラダのキモチコラム~

妊娠10カ月に入ると、赤ちゃんはいつ産まれてもおかしくない状態にあります。お産のサインがあったら落ち着いて行動できるよう、あらかじめお産のプロセスを知っておきましょう。医師や助産師に任せ切りにせず、「自分が産むのだ」とい […]

妊娠10カ月に入ると、赤ちゃんはいつ産まれてもおかしくない状態にあります。お産のサインがあったら落ち着いて行動できるよう、あらかじめお産のプロセスを知っておきましょう。医師や助産師に任せ切りにせず、「自分が産むのだ」という自覚を持つことも大切ですよ。

お産の兆候、起こる時期や症状もいろいろ

個人差はありますが、出産1週間前頃から様々な兆候が現れます。
子宮が収縮を始めると、陣痛のような痛みの前駆陣痛」が起こることがあります。「陣痛との違いは??」と疑問に思うかもしれませんが、間隔や時間が不規則で、痛みが強まっていかないのが陣痛とは異なる点。多くはしばらくするとおさまります。
そして赤ちゃんが子宮の下へ移動してくると、赤ちゃんを包んでいる卵膜が剥がれ少量の出血をすることも。これが「おしるし」です。胃の圧迫がなくなるため食欲が湧いたり、下腹部が圧迫されてより頻尿になったりすることも、出産が近づいているサインの1つです。

お産が始まるサインと、入院のタイミング


いよいよお産、というサインが「陣痛」や「破水」です。
「陣痛」は、赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮を始めて起こる痛みです。陣痛が始まったら、何分おきにどのくらい続くかをチェック。初めは30分おきくらいなのが、次第に間隔が短くなり、痛みも強くなってきます。陣痛の合間の痛みが遠のいているうちに、出産に備えて食事をしたり、破水がなければ入浴をしたりしてもよいでしょう。陣痛の間隔が10分から15分間隔、または事前に指示された間隔になったら病院に連絡し、指示に従って病院に向かいましょう。
「破水」とは、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が出ることを指します。通常は陣痛が始まった後に起こりますが、陣痛の前に起こることもあれば(前期破水)、陣痛と同時に起こることもあります。破水をしたらすぐ病院に連絡を。感染の危険があるので入浴はいけません。体を動かすと羊水が流れ出てしまうのでタオルなどをあてがい、なるべく車で病院に向かいましょう。

陣痛を乗り切るコツとは?

10分間隔の陣痛から出産までの平均時間は、初産で約12時間から15時間、経産婦はその半分程度といわれています。その間の痛みを乗り切る基本は、呼吸法です。意識して息を吐くと体がリラックスして痛みが和らぎやすくなると同時に、子宮口が開きやすくなります。陣痛の合間の痛みが遠のいている時間にしっかり呼吸をして体を休め、体力を回復しておくことも大切です。
陣痛の間は、横向きや四つん這いなど、自分がラクな姿勢をとりましょう。パートナーなどに、背中や腰を押してもらうと痛みが和らぐ場合もあります。

赤ちゃんも頑張っている!お産のプロセス

お産のプロセスは大きく3つのステージに分けられ、赤ちゃんとママとの共同作業で進みます。
「分娩第1期」は、10分間隔の陣痛開始から子宮口全開までの段階で、平均所用時間は初産で約10時間、経産婦で約5時間です。この間に赤ちゃんはあごを引いてクルっと回りながら骨盤の入り口に頭を入れ(第1回旋)、その後さらに回転してお母さんの背中側を向きます(第2回旋)。
「分娩第2期」は、子宮口が全開になってからいよいよ誕生の時まで。平均所用時間は初産で約2時間、経産婦で約1時間。通常この間に破水が起こって陣痛が強まり、いきむことで赤ちゃんが回りながら頭を出し始めます(第3回旋)。頭が出たらいきむのをやめ、赤ちゃんは助産師に手助けされながらさらに回って体や手足が出ます(第4回旋)。
「分娩第3期」は、出産後、赤ちゃんに栄養や酸素を送っていた胎盤が出るまでです。痛みを感じることもありますが、出産に比べれば軽いものでしょう。

赤ちゃんを助けるために必要な処置を知っておこう

「本来、女性には産む力をもっているのだから医療介入は不要」などという話も耳にします。また、「病院では自然な経過でお産ができない」と、誤解している人もいるでしょう。
でも、多くの産婦人科医は産む力を引き出し、最低限の医療介入に抑えることが望ましいと考えています。でも、母子の安全を守るために、お産の経過によっては医療介入が必要になる場合も。次のような処置があることを知っておきましょう。

●陣痛促進剤…破水して1、2日しても陣痛が来ない時や、予定日を1、2週間過ぎている時、陣痛が弱い時などに使用する。
●鉗子分娩・吸引分娩…子宮口が全開になり赤ちゃんの頭が見えているにもかかわらず、その後の進みが遅い時に行う。鉗子やカップを使って赤ちゃんを取り出す。
●帝王切開…前の出産が帝王切開の場合や、逆子、多胎妊娠の場合など、何らかの理由で経膣分娩が危険だと医師が判断した場合に行う。事前に日にちを決めて行う「予定帝王切開」、分娩中の経過で緊急に行う「緊急帝王切開」がある。産後は1週間程度の入院が必要。

どんな出産方法でも「お産は立派」

ちまたには、出産方法についての誤解や偏見があふれています。帝王切開や吸引分娩になると「安産のための努力が足りなかった…」と考える人もいるようですが、それは大きな誤解。実際のところ絶対に効く「安産の方法」などありませんし、出産をコントロールすることはできないのです。たとえイメージ通りのお産にならなくても、決して自分を責めないでくださいね。
さらに「分娩の痛みを感じないと母性が生まれない」、「帝王切開のお産はラク」というのも偏見。痛みを感じなくても赤ちゃんに対する愛情ホルモン、オキシトシンは出ますし、産後の経過は明らかに帝王切開の方が大変なのです。
妊婦さんの数だけお産の仕方があり、どれが正解なんてありません。命を生み出すお産は、全てが立派なお産なのです。

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