常温?冷蔵? 調味料の正しい保存法

常温?冷蔵? 調味料の正しい保存法

第2回 栄養価もアップ!?一枚上手の保存テク
意外と知らない人も多い調味料の正しい保存法。 “我が家のルール”で、何となく冷蔵保存と常温保存の調味料を分類しているという方も少なくないのでは?

そこで、各メーカーの公式サイトなどで推奨される情報をもとに、日本の食卓には欠かせない主要な調味料の保存方法を理由付きでまとめてみた。

冷蔵保存した方がいい調味料

●しょう油=常温だと酸化するため
●みそ=風味を損なうため(冷凍でもOK)
●ポン酢=混ぜ物で腐敗しやすいため
●ソース=酸化すると風味が変わるため
●マヨネーズ=風味が落ちるため(ただし、0度以下は油が分離するのでNG)
●ケチャップ=風味が落ちるため
●ごま油=酸化するため冷蔵推奨(冷暗所保存でもOK)
●めんつゆ=酸化が進み、腐敗するため(しょう油よりも足が早いので注意!)

まるで定食屋のように、しょう油やソースなどを常温で放置してしまうと…、調味料の風味を損なう大きな原因に。もちろん、「冷蔵庫に入れておけば永遠に大丈夫!」ということもないので、しばらく冷蔵庫に入れっぱなしにしている調味料があれば、定期的に品質のチェックをしよう。

常温?冷蔵? 調味料の正しい保存法

常温(冷暗所)保存した方がいい調味料

●オリーブオイル=冷えると凝固し、風味を損なうため
●はちみつ=冷やすと糖分が結晶化するため
●みりん=冷やすと糖分が結晶化するため
●砂糖=吸湿性があるため、密閉容器に入れて低温低湿保存
●塩=吸湿性があるため、密閉容器に入れて低温低湿保存(冷蔵庫でもOK。ただし、結露には注意)
●酢=基本常温でOK。ただし、気温が高い時期は冷蔵推奨

流し台の下などひんやりした場所をイメージする冷暗所だが、夏場は熱がこもって、蒸し風呂状態になることも。状況に応じて、冷暗所を変える工夫が必要だ。

保存方法はメーカーのサイトだけでなく、各調味料のパッケージにも概ね記載されている。それぞれの調味料に合わせた適切な保存方法を心がけ、おいしい状態で調味料を使っていこう。
(根岸達朗+ノオト)