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家事+育児+仕事…大変!…が働くママは専業ママより幸福感が高い!?
~お金を稼ぐだけじゃない 「働くこと」その意味は~

子どもが幼稚園や学校に通い始め、「そろそろ仕事をしたいけどなんだか不安」と考えている専業ママもいるはず。たしかに、ブランクがあると能力が追い付くか、コミュニケーションがとれるかといった懸念点があるものですが、ストレスに関しては“仕事をすることで家庭内ストレスが緩和する”という噂もあります。そこで、実際に働くママにインタビューしました。

母親業では誰も評価をしてくれないが会社では評価される

3人の子どもを育てながら、正社員として通信業の営業をしているNさん(44歳)。家事・育児とフルタイムの仕事を両立させるとなると、ストレスがたまりそうですが、実際はどうなのでしょう?

「夫婦円満であれば、どんなに子育てが大変でもうまくいくと思いますが、私は夫と不仲なので、正直すべてがダメになっていて、家庭内ではストレスばかりです。夫は、私よりも“お金を稼いでくる自分が上だ”と思っているし、子どもは“母親がやってくれて当たり前だ”と感じているから、誰も評価をしてくれません。でも、仕事中はそういったことから解放されて、仕事に集中すればやりがいを感じるし、会社が評価してくれるんです」(Nさん)

Nさんの場合は、仕事中は家庭内のストレスを一時的に忘れることができるそう。さらに、母親業によくみられる「誰も私を認めてくれない」というストレスに関しても、会社から評価されることで緩和につながってるといいといます。

次に話をうかがったのは、1歳の男の子を育てながらスーパーでパートタイマーとして働くYさん(38歳)。Nさんと同様の質問を投げかけたところ…。

「育児のストレスは瞬間的なものなのでたまることはありませんが、実家暮らしなので自分の母親や夫に対してはストレスを感じます。私は、仕事が直接的なストレス緩和を感じたことはありません。でも、働くことで自由に使えるお金が増えるので、夫に遠慮せずに、子ども用品を買い揃えたりすることができるのはいい気分転換になりますね」(Yさん)

Yさんは、「私はストレス発散が上手なほうだと思います」と言っており、働いて得たお金で買い物をしたり、映画館に行ったりと、一人の時間を充実させてストレス発散しているのだとか。

専業ママよりも働くママのほうが幸福度が高い

働くママに話を聞いてみると、家庭内ストレスが緩和されることがわかりましたが、専門家はどのように考えているのでしょうか? 子育て心理の専門家で育児相談室「ポジカフェ」の主宰でもある佐藤めぐみさんはこう話します。

「アメリカ・GALLUP社が、専業ママ、働くママ、働く女性6万人以上を対象に、幸福感やストレスを調査したもの では、“働くママの幸福感が高い”という結果があります。働くママ・働く女性よりも専業ママのほうが、“心配”や“悲しみ”、“怒り”など、負の感情を多く抱えていることがわかったんです」(佐藤さん、以下同)

この調査結果を踏まえると、1日の過ごし方が「●●オンリー」にならないことがストレス緩和につながるのではないかと佐藤さんは指摘します。1日の活動が、仕事、家事、育児と分散されることで、大元である「自分」のバランスが取りやすくなることで、ストレスが減り、幸福感を得られやすくなる可能性があるそうです。

夫のストレスを減らすにはズボラママになるのもアリ?

「ママのストレス原因は夫」というのはよく聞く話。家事や育児に非協力的な夫にストレスを感じるようですが、そんな夫を改善する手立てはあるものでしょうか?
専業ママより働くママのほうが幸せ?仕事とストレスの関係性とは
 
「妊娠後期~出産~産後3カ月までを追った調査によれば、ママが完璧だと、パパは手を出さない傾向が強いのに対し、ママが完璧でないと、パパが本能的に子どもを守る傾向が高いことが分かっています。ママが求めるものが高いと、やはりパパは手を出しにくくなるので、パパが入り込んできやすい状況を作るために、家事・育児を分担するのが賢明だと思います。ただ、任せたことに対し、完璧を求めないこともポイントです」

他にも、気軽に気分転換するために、プチごほうび習慣も大切なのだとか。

「ストレスは“日々積もる”ものなので、1カ月に1回のような長いスパンでのごほうびよりも、小さなことでいいので、毎日のお楽しみを盛り込めるとリセットしやすくなります。例えば、おいしいものを食べたり、友人や家族にグチを聞いてもらう、寝る前に好きな本を読むなどがオススメです」

家事・育児と仕事をバランスよく行うのは難しく、肉体的にも疲労がたまりやすいでしょう。しかし、働くことでお金以外のメリットが生まれる可能性もあります。働くためには、最初の1歩を踏み出す勇気が必要ですが、思い切って飛び出してみると、より充実した生活になるのではないでしょうか。
(文・奈古善晴/考務店)

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