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【私の人生 妻とママだけ?】結婚・出産後に自分らしい人生を手に入れるには
~妻でもないママでもない 女性の人生の歩み方~

結婚を機に自分のやりたい仕事に就くことを諦め、家族や子どものためにやりがいや楽しさはそこまで感じなくとも今の仕事を精一杯頑張っている男性は多い。

しかし、それでも様々な人や社会との接点があり、仕事を通じて自分を認めてもらえる機会があるだけましなのかもしれない。というのも、家庭を持つ女性のなかには、「今後の私の人生は夫や子のためにあるのかしら」と、生活時間の多くが自分以外の家族を考えることに費やされている現実に疑問を抱く人は少なくないからだ。

●自分の望む生き方は簡単なはじめの一歩から

テレビや雑誌など、各種メディアには、家庭も子どもも仕事も手に入れ、自分の望む生き方を実現している女性も登場している。しかし、そうした女性たちは、華麗なキャリア、そして高いスキルを持ち合わせているように見える。

学歴や職歴に自信がなく、特にスキルを持ち合わせていない女性にとっては、彼女たちの活躍を見ると「とても自分には真似できない」と恐縮してしまいがちだが。そうした女性が結婚・出産後、自分の望む生き方を実現することは難しいのだろうか? どんなことから始められるだろうか。

「私の友人は19歳で結婚し、子どもを2人産んで、30歳で離婚して社会人になりました。就職経験が無かったので、まずはボランティアから肩慣らし。主婦だった頃のスキルを活かして、ホームパーティで人脈を作り、今ではやりたい仕事に出会って活き活きと働いています。他にも、人材紹介業を通じて、良い大学とか、華麗なキャリアはひとつも持たない女性達が、自分の得意から社会に入って、自分らしい仕事を見つけていく姿にたくさん遭遇してきました」

そう話すのはリントス株式会社の代表取締役・川崎貴子さん。1997年に、働く女性をサポートする人材コンサルティング会社「ジョヤンテ」を設立。2016年には、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」などを立ち上げた女性マネージメントのプロだ。12歳と5歳のお子さんのママでもある。

川崎さんは、こうも話す。

「若い女性達のキャリアや恋愛や結婚の相談を毎日受けている
立場から言わせてもらえれば、母親が子どもや夫に人生や夢を託さず、自分自身で幸せになっていく必要があると感じています。彼女たちはもう成人しているというのに、いまだ母親の陰に怯え、価値観に縛られ、自分らしく生きることができない女性達のなんと多い事か」(川崎さん、以下同)
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●母親が働くことは子どもにとってプラスな効果も

子どもの先々の教育費や家のローンなど、経済的な理由から働き始める主婦は多い。働く=経済的メリットを思い浮かべがちだが、「私は仕事をしていて一番手ごたえを感じるのは、自分が45歳になっても成長していると実感できることです」と川崎さん。

「出来ることが増え、視野が広がり、素晴らしい人に出会い、自分の価値観が変わる瞬間が多々あります。仕事は厳しい側面もありますし大変な時もありますが、そこから逃げずに立ち向い、大人になっても成長する背中を、私は娘たちに見せてゆきたいと思います」

子を持つ親ならば実感があるだろうが、子は親の姿や行動をよく見ている。自分が仕事に充実し、邁進する姿は子育てにもプラスだと川崎さんは考える。

「私も12歳と5歳の娘がおります。彼女たちが大人になった頃には、また今までとは違った社会になっている事でしょう。その未来に、私の経験値などほとんど役に立たないと思います。 娘たちが誰も経験したことのない未来で通用するかどうかは、彼女たちが自分の足で立ち、自分の頭で考え、勇気を出して踏み出すことが重要で、その為には私自身が自分の人生を謳歌し、チャレンジし続ける必要があると思っております」

働き始めると、子どもと触れ合う時間が減ることは確か。しかし、ネガティブな影響だけでなく、ポジティブな効果にも合わせて注目すべきなのだ。

「以前の会社ジョヤンテでは、出産によるブランクがある主婦の皆さんにアルバイト紹介をやっていました。アルバイトと言っても飲食・サービス業などや内職ではなく、企業の事務や経理や総務でのお仕事です。企業からのニーズも高く、アルバイトから正社員になるパスもできて、『今は時間に余裕が無い』「何がやりたいか解らない』という方には、負担にならない仕事で社会復帰してきっかけをつかむのも良いのではないでしょうか?」

「本当はこんな働き方をしてみたい」「こんな仕事をしてみたい」。そう思ったら行動が吉。川崎さんの知人のように、ボランティアやホームパーティーなど、身近な行動で活路が開けることもある。学歴や職歴、スキルが無いからと諦めるにはまだ早いのだ。
(文=鈴木大介/考務店)

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