【鉄道】高速・正確な新幹線でも、ゆとりをもって計画を立てよう
新幹線や鉄道での移動は、発着時間が正確で予定が立てやすいのが魅力。自宅や目的地とのアクセスもいい。しかし、ベビーカーを使う場合、改札口からホームまでのエレベーターが離れた場所にあることが多く、意外と乗り換えに時間がかかる。駅には早めに到着するように計画を立て、乗車前に、授乳やおむつ替えなどを済ませておくようにしたい。ベビーカーは場所をとるので、広いスペースのある車両の先頭か最後尾の席を予約するといい。どうしても赤ちゃんが落ち着かないときは、無理をせずに途中下車して休憩をとろう。
【メリット】
発着時間が正確でスケジュールを立てやすい市街へのアクセス、ローカル線への乗り換えがしやすい
【デメリット】
繁忙期やピークは指定席がとりにくい子供がぐずったときに周囲へ迷惑をかける
【飛行機】赤ちゃん&子連れ向けのサポートサービスが充実
なんとなくハードルが高そうな飛行機だが、実際は鉄道以上に子連れ旅行者向けのサービスが整っている。航空会社によってサービス内容に違いはあるが、例えばJAL(日本航空)、ANA(全日空)の国内線では満3歳未満の子ども連れであれば、一般客よりも先に優先搭乗させてもらえる。そのほか、空港内でのベビーカーの貸し出し、機内でのチャイルドシート、赤ちゃん用毛布の貸し出し、紙おむつ、離乳食・幼児食の提供など、至れり尽くせりだ。事前予約が必要なサービスもあるので、利用する航空会社に問い合わせて、相談するのが確実だ。
飛行機によっては、機内におむつ替えの台がない場合もあるので、乗る前に、おむつ替えを済ませておこう。また、赤ちゃん連れの旅行では、後ろ側の席がおすすめ。トイレに近く、ぐずったときに席を立ちやすい。好きな席が選べるように、早めに予約しよう。
・JAL国内線のベビーお出かけサポート
https://www.jal.co.jp/dom/support/smilesupport/baby.html
・ANA国内線のお子様連れのお客様向けサポート
https://www.ana.co.jp/serviceinfo/domestic/support/family/
【メリット】
移動時間が短いキッズ向けの優待サービスが受けられる
【デメリット】
到着まで機内から出られない欠航・遅延の可能性がある
気圧の変化による身体への影響
【車】渋滞を避けられれば、プライベート空間で自由な旅が楽しめる
好きなだけ荷物を載せることができ、自由度が高いのは車。周囲の目を気にせず、車内でくつろいで過ごせる。車載モニターやタブレットで子どもの好きな動画を見せれば、長時間の移動も退屈しない。車の移動で心配なのは、運転手の疲労による事故。安全運転で、こまめに休憩をとろう。長距離の運転に自信がなければ、マイカーをフェリーに乗せて移動する方法もある。車ごと乗船して、長距離の移動はゆったりと船室で過ごし、現地では車で自由に動き回れる。
駅や空港からレンタカーなどを利用するケースもあるが、普段、車に乗り慣れていないと、チャイルドシートを嫌がったり、車酔いをしたりする赤ちゃんもいる。普段から車で近くへ出かけて慣れさせておこう。酔い止めの薬も用意しておくといい。
【メリット】
目的地までたくさんの荷物を運べる子供が車内で騒いでも迷惑にならない
【デメリット】
長時間の運転による疲労、事故の心配も渋滞の可能性もあり、到着時間を読みづらい
執筆:ポリリー