メディア個別 お金も道具も必要なし!家庭でできる子どもの教育方法とは? | 経済格差広がる社会でこれからの「子どもの教育」 | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

お金も道具も必要なし!家庭でできる子どもの教育方法とは?
~経済格差広がる社会でこれからの「子どもの教育」~

子どもの教育には、塾やそろばん、スイミング、ピアノなど、さまざまな種類がありますが、どれもお金がかかるものばかり。そこで、家庭でも実践可能なお金をかけない教育について、幼児教室を全国展開している「コペル」の代表取締役社長であり、福岡大学の人間関係論非常勤講師でもある大坪信之さんに話を聞きました。

幼児教育は0歳から始めるのが効果的

お金をかけない教育法も気になるところですが、それよりも、そもそも子どもに教育を始めるのは何歳ぐらいが適しているのでしょうか?

「幼児教育は0歳から始めるのが適しています。その理由は、0歳児はお母様の手を自分の手と感じることができるため、お母様が手を動かすのを子どもが見ているだけでも脳の配線を作ることができるからです。次に重要なのは脳の配線が70%以上できてしまう3歳までです。ユニセフは『世界子供白書』のなかで生まれてから36カ月でその子の一生が決まるという提言を世界各国に出しました」(大坪さん、以下同)

『世界子供白書』とは、ユニセフが発行している出版物のひとつで、子どもに影響を与えている世界の傾向を分析して毎年発表しているもの。36カ月の間に、考え、話し、学び、判断する能力を伸ばし、成人としての価値観や社会的な行動の基礎が築かれると発表しています。
お金も道具も必要なし!家庭でできる子どもの教育方法とは?
 

お金をかけない教育は読み聞かせとイメージトレーニング

家庭でも実践できる幼児教育となると、知育系の玩具やアプリを使ったり、歌を歌うなど、さまざまなことを考えられますが、大坪さんは次のように話します。

「読み聞かせは最高の教育です。子どもを本好きにしてあげること以上に重要な教育はありません。いろんな本を読んであげて、本好きになれば、将来学び続けることができるようになります。1日10冊を目標に読み聞かせしてあげてください」

1日10冊となると、「えっ! そんなに読めない…」と感じてしまうかもしれませんが、絵本のような簡単なものでも十分だそう。 また、読み聞かせ以外では、「イメージトレーニング」もおすすめなのだとか。

「イメージトレーニングを行うと、将来のイメージ能力の向上と脳波を下げるコントロール法を身に付けることができます。人間はイメージして考えるように出来ておりますので、すべての能力の基本はイメージ能力になります」

例えば、「動物園にきたよー。どんな動物がいるかなー?」と、子どもにイメージさせる質問をして一緒に遊ぶだけでOK。また、寝ているときに見た夢を思い出すことも、イメージトレーニングと脳波を下げる訓練として有効とのこと。朝食を食べているときに「今日はどんな夢を見た?」とコミュニケーションをとるといいそうです。

ところで、「脳波を下げる」という聞きなれない訓練はいったい何?

「現在、社会人教育などでも注目されている『瞑想』が目指しているところも脳波を下げることです。ブリティッシュコロンビア大学などの研究チームは、瞑想実践者は前帯状皮質が活発になり、瞑想をしない人よりも正解を多くだし、自己統制のテストでも優秀な結果をおさめたと発表しています」

幼児教育では子どもの目の輝きに注目する

「子どもにいい教育を」という思いが強くなり、半ば強引にやらせてしまうこともありそうですが、それはNG。

「子どもが嫌がることを無理矢理やらせると逆効果になります。子どもの好きな学び方で学ばせてあげましょう。また、子どもの脳の配線が伸びるのは瞳が輝いているときですが、輝く時間は年齢プラス1分間だけです。だから、子どもの様子をみながらスピーディーに手を変え品を変えて取り組んでみてください」

ちなみに、ママが「すごい! すごい!」と褒めてあげることで、子どもの脳内でドーパミンが分泌されて、やる気アップにつながるそう。

ご家庭の経済状況によっては、幼児教室に通わすことはできないかもしれません。でも実は、お金をかけなくても子どもとのコミュニケーションを少し意識するだけで、幼児教育として十分に成り立ちます。まずは、「今日はどんな夢を見た?」と聞くことから始めてみましょう。
(文・奈古善晴/考務店)

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