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ひどい生理痛を和らげる9つの方法

第38回 カラダのキモチコラム
生理痛がひどい原因とその対処法をご紹介します。生理が起こるメカニズムや症状を知ることで、自分の生理痛の原因がどれなのか予想をつけて、的確に対処していきましょう。彼女やパートナーが大変そうな様子を見聞きするのが辛いという男 […]

生理痛がひどい原因とその対処法をご紹介します。生理が起こるメカニズムや症状を知ることで、自分の生理痛の原因がどれなのか予想をつけて、的確に対処していきましょう。彼女やパートナーが大変そうな様子を見聞きするのが辛いという男性もぜひ読んでくださいね。

生理が起こるメカニズム


約1カ月に1度めぐってくる生理。受精が行われなかったことにより、子宮内膜がはがれ落ちて血液とともに体外に出てくる症状です。子宮内では、月経周期に応じて子宮内膜を厚くし、排出して、また新たに作るというサイクルを繰り返しています。その仕組みを見てみましょう。

● 卵胞(増殖)期
卵子のもとになる原始卵胞が成熟するにつれ、エストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌され、妊娠に備えて子宮内膜が厚くなります。

● 排卵
卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると、卵胞から卵子が排出されます。

● 黄体(分泌)期
排卵後、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲンの分泌が増え、受精卵が着床して生育しやすいよう、子宮内膜が厚くやわらかくなります。

● 月経期
受精が行われなかった場合は、エストロゲン、プロゲステロンともに分泌が減り、作用が低下します。その結果、子宮内膜がはがれ落ち、血液と共に体外へと排出されます。その際に月経血が逆流をおこし、子宮内膜症の原因になることも。

生理痛の症状からわかる原因

● 生理痛は下腹部痛だけではなく頭痛などさまざま
生理にともなう痛みには個人差がありますね。代表的な症状としては下腹部痛がありますが、ほかにも、腰痛、頭痛、便秘、肌荒れ、眠気、不眠などといった体の症状だけでなく、イライラ、不安感、集中できない、憂うつ感、無気力など精神的な症状に悩まされる方も多いと思います。

症状から見る原因

● 生理の2週間ほど前から生理開始まで
症状:イライラ、頭痛、乳房の痛み・張り、肩こり、吐き気、腰痛、食欲過多、むくみ、便秘、下痢、倦怠感等による運動不足
原因:プロゲステロンとエストロゲンの分泌量の大きな変化により、はっきりとした原因はわかっていないが起こると言われている自律神経の乱れも関係あるかもしれません。

● 生理中
症状:主に下腹部の強い痛み。場合により、腰痛、腰のだるさ、重さ、むくみ、吐き気、下痢、冷え、倦怠感等も。
原因:うっ血。不要になった子宮内膜等を排出するため、痛みの物質プロスタグランジンの分泌が増えて子宮が収縮。この分泌の量に応じて収縮が強まり痛みが増すため。短期間にホルモンの分泌量が大きく変化することによって体の機能が低下し、血液の流れが滞るため。

生理痛で生活に支障があるなら「月経困難症」かも

服薬が必要であったり、勤務や家事ができなかったり、寝込んでしまう等、日常生活に支障が生じるほどの強い生理痛がある場合は、「月経困難症」(月経の開始から終わりにかけて)かもしれません。その原因としては一般的に次のようなことが言われていますね。

● 自律神経のバランスが悪い
心身にストレスがかかる状況や生活習慣の乱れが続くと、ホルモンや自律神経のバランスが崩れ、生理痛が強くなる。立ち仕事を長時間続ける、過度の飲酒、喫煙、暴飲暴食、睡眠不足、油やカフェインの摂りすぎ等。

● 血行不良
血行が悪くなると、子宮が冷えて機能が低下し、痛みを強く感じます。クーラーで体を冷やす、体を締め付ける服やジーンズを着用する、長時間同じ姿勢で仕事をする、喫煙等。低体温、手足や下腹部が冷たい、しもやけ、口内炎も、冷えの症状と書かれていることもあります。

● 骨盤のゆがみ 
骨盤のゆがみにより骨盤の動きが硬くなると、生理痛が起きやすくなると言われています。足を組んで座る、横座りをする、片方の肩にバッグをかける、同じ向きで寝るなど、体のバランスが崩れると骨盤もゆがんでしまいます。長時間パソコンに向かったり、頭を使いすぎたりすることも骨盤を硬直させる、などと言う人もいます。

しかし、これらについては医学的根拠があるわけではありません。生理痛の陰には、「子宮内膜症」や「子宮筋腫」などの病気が隠れていることも多く、場合によっては不妊症になるものもあります。冷えや骨盤のせいにせず、病院を受診しましょう。生理痛ごときで受診していいの?などと心配する必要はありません。

家でできる薬に頼らない対処法

生理痛があっても、我慢してやり過ごしたり、ただ横になってこらえたりしている人が多いのではないでしょうか。生理痛がつらい場合は我慢しないで、さまざまな対処法を試してみましょう。

① 姿勢

寝方については、ひざを曲げて枕を抱えたり、うつぶせになったりすると血行が良くなります。また、同じ姿勢で仕事をする際は30分毎に伸びや屈伸をしたり、寝る前にストレッチやヨガなどで体のバランスを整えたりすると、骨盤のゆがみが解消され痛みが和らぎます。また、気分もすっきりするはずです。
 
② 血行促進
冷えを防いで体を温めることが大切です。クーラーのきいた場所で過ごす際は、カーディガンやブランケットを携え、体を締め付ける服や靴は避けましょう。お風呂はシャワーで済ませるのではなく湯船で半身浴をしたり、ウォーキングなど軽い運動をしたりするのもおすすめ。

③ ツボ
ツボの刺激は、強く押しすぎたり、長時間続けたりしないように注意しましょう。
「血海(けっかい)」左ひざの内側から指3本分上。血液の流れを良くします。
「気海(きかい)」おへそから指2本分下。体を温めます。

④ アロマ

好みの香りを衣類や寝具につけたり、部屋に焚いたりするだけで、リラックスやリフレッシュにつながります。
ゼラニウム、ラベンダー、イランイラン、カモミール、ペパーミントなどがおすすめです。店頭で香りをかいでみて、あなたの好きな香りを選んでみてください。

⑤ 食べ物・飲み物
生理痛を和らげるには、体を温める食べ物・飲み物が効果的と言われている事もあります。一般的に言われているのは、おすすめは昔ながらの和食、一方で、油分の多いスナック菓子、ケーキ類はできるだけ避けると良いと言われています。これらの情報を参考にしつつ、好きなものを食べて栄養のバランスを大切にしていきましょう。

 ● 発酵食品:味噌、醤油、納豆、ヨーグルトなど
 ● 根菜類:人参、大根、蓮根など
 ● 体を温める:生姜、玉葱、ニンニクなど
 ● 食物繊維:サツマイモ、コンニャク、寒天、ワカメ、キノコ類、切干大根など
 ● 大豆製品:豆腐、納豆など
 ● 麦茶、ハーブティー(ローズヒップ、カモミール、ペパーミント等)

⑥ ストレスを解消して、自律神経を整える
 ● 規則正しい生活:栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠 
会社勤め、家事、育児など、フル回転の日々でストレスはたまる一方です。生理痛の背景にはストレスも大きく関係しています。毎日リラックスできる時間を積極的に作りましょう。半身浴、ティータイム、友人とおしゃべり、DVD鑑賞、ウォーキング…など自分に合ったリラックス法を見つけてくださいね。

⑦ ナプキンや生理用品は好きなものを使う
コットンやオーガニックコットンでできた「布ナプキン」は、かぶれやムレ、かゆみに有効なことがありますが、生理痛にも有効だと書かれていることがありますね。しかし、これは根拠がないことなのです。メリットもある布ナプキンですが、重曹水で洗うのが手間だったり、使用済みのものの持ち歩きに困ったり、と使用を負担に感じている人も多いようです。生理用品は使いやすく快適なものを選びましょう。タンポンや月経カップを使っても構いません。

「今すぐ緩和したい!生理痛。」即効性のある対処法

⑧ 鎮痛薬
生理痛を我慢しても良くはなりませんし、かえって痛みが強くなることもあります。病院を受診して医師に処方してもらうのが一番です。急を要して市販薬に頼る場合は、効き目が強いほど副作用も強い可能性があるという認識が必要です。「必ず薬剤師に相談する」「アレルギー等疾患がある場合や、他の薬との併用に注意する」「副作用を確認する」「長期の服用は避ける」など、十分留意した上で服用しましょう。
主な鎮痛成分と、その特徴をご紹介しますので、市販薬を選ぶ際の参考にしてください。

 ● 「イブプロフェン」(15歳以上に適用)成分が子宮に移行しやすい
 ● 「アセトアミノフェン」(15歳未満も服用可)鎮痛作用が高く安全性も高い
 ● 「カフェイン」利尿作用があり、むくみや眠気に効果がある

⑨ 低用量ピル(OC)/低用量EP配合薬(LEP)

生理痛の一般的な治療法の一つです。偏った情報発信により、避妊薬や副作用のある薬というイメージを持っている方も多いかも知れませんが、排卵や生理が初潮から10年間も20年間も年に12〜13回もある現代女性のライフスタイルは、子宮と卵巣に大きな負担となっています。OC/LEPは晩産化・少子化の時代に、子宮と卵巣の負担を軽減する薬なのです。

また、黄体ホルモンのみ含まれているミニピルや、子宮内にいれおく器具で黄体ホルモンの放出を少しずつにすることで月経を軽くする「ミレーナ」を利用するという選択肢もあります。自己判断や偏った情報に頼る前にまずは婦人科に相談してみましょう。

 

生理痛を根本から解決するには


● 漢方で体質改善
日本には昔から、生理、妊娠・出産、更年期などに見られる症状について「血の道」という言葉があり、これらの症状に応じた漢方を用いてきました。ドラッグストアでも購入できますが、できれば薬局や病院で症状を伝えて処方してもらいましょう。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」冷え、めまい、低血圧など
「桂皮茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」下腹部の張り、のぼせ、冷え、肩こり
「加味逍遥散(かみしょうようさん)」発汗、イライラ、倦怠感

● 婦人科を受診
単なる生理痛だと思っていても、実は子宮内膜症などの病気が隠れている場合があります。痛みがつらい、経血量が多い、生理でない時に出血がある(不正出血)など、気になる症状があれば、ぜひ婦人科を受診しましょう。初めての受診は不安があるかもしれませんが、早めに受診して原因をあきらかにすることが大切です。

まとめ

これまで生理痛を和らげるためのポイントをご紹介しました。
多くの女性は、生理痛(月経困難症)や過多月経、PMS(月経前症候群)など、月経周期に関連する症状に悩まされています。中でも生理痛は “我慢” する女性がとても多いです。生理痛がある人はない人に比べて子宮内膜症を発症するリスクが高いとも言われています。我慢をし続けた結果、子供が欲しくなったとき妊娠しづらくなっている、というケースも珍しくありません。

痛みは我慢しないことが大切です。さまざまな方法を試したり、婦人科を受診したりして、早く緩和しましょう。毎月やってくる生理とうまく付き合って、快適な日々を過ごせますように。

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ドコモ・ヘルスケアがお送りするカラダのキモチコラム。女性のライフステージに合わせて、女性ホルモン、基礎体温、妊活などの情報や、ダイエットや冷え対策など日常生活で役立つ情報をお届けしています。
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