メディア個別 パパのオムライスは最高!って言われたいでしょ?~出張料理人、吉田友則さんインタビュー② | パパコミ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

パパのオムライスは最高!って言われたいでしょ?~出張料理人、吉田友則さんインタビュー②

第179回 パパコミ

20年で3300件以上に出張し、おいしい料理を届けてきた「きまぐれや」の出張料理人、吉田友則さん。Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムで父の日に公開されたドキュメンタリーでは、友人のパパにスフレオムライスの作り方をオンラインで指南しています。今回はそのスフレオムライスを作るコツとパパが料理をする時に大切なことを教えてもらいました。

自宅の料理が一番大事

出張料理人として多くの人たちにおいしい料理を作っている吉田シェフは中学校1年生の娘を育てるパパでもあります。やはり自宅で作る料理は仕事の料理とは違うのでしょうか?

「料理人の中には、家では料理をしないという人も結構いますが、僕は作ります。妻の機嫌が悪いと困りますからね(笑)。自宅で作る時は一番気が引き締まりますし、とても大事にしています。一番よく知っているからこそ喜ぶ料理を真剣に考えることができますし、反対に、僕のことをよく知っているから手を抜いたらばれるし(笑)。

料理を仕事にしているからこそ感じるのは、家庭で三食を作るというのは、栄養のことや予算のこともすごく考えなければいけないし、ものすごく偉大な事業だということ。並大抵のことじゃないと思います。

僕はとにかく出張が多いので、一緒に居られる時間は少ないのですが、少ないからこそ家族の事をたくさん考えます。多分、頭の中でいちばんたくさん占めているんじゃないかな(笑)。娘に対して気の利いたことは言えないので、やるべきことを一生懸命にやる姿を見せるしか僕にはできません。ひたすら黙って見守って、いざというときに背中を押せる人間でありたいといつも考えています。これは父親としてというよりも人間として心がけていることですね」

初めて我が子を抱いたときの緊張感を思い出して卵を混ぜる

そんな吉田シェフが友人のパパにオンラインで指南した「スフレオムライス」。おいしく作るためのポイントを伺いました!

「普通のオムライスと違って、卵を卵黄と卵白にわけ、メレンゲにすることが特徴なので、もうとにかくどれだけしっかり卵白を泡立てて、いいメレンゲを作ることができるか。そこにかかっています。

ボウルをしっかり洗ってしっかり拭くことに始まり、冷たい方がよく泡立つので、できれば氷水で冷やしながら、冷蔵庫から出してすぐの卵を使って泡立て器でかき混ぜます。

やったことがある人はわかると思いますが、これがなかなかの力仕事。でも、右手と左手を交互に使いながら諦めずに腕を振り続けてください。力任せではなく、手早く優しく。初めて我が子を抱いたときのような緊張感を思い出して(笑)、卵白を愛おしい気持ちで混ぜてください。

大変なことではありますが、このメレンゲがしっかりできると、フワフワの食感になります。これが子どもたちに大評判なので、ぜひ頑張って欲しいです。我が子に『パパのオムライスは最高!』って言われたいでしょ?ってことです。

実際、普段はあまり料理をしないパパでも、子どもにとって楽しみなメニューを一品でも作ることができるようになると、それはアイデンティティになると思います」

※詳しいレシピは最後の動画でご確認下さい!

最後のひと味は食べる人が足してくれる

吉田シェフは、これまでもパパ向けの料理教室をやっていたということですが、そこで必ず伝えていたことがあると言います。それはどんなことでしょうか?

「必ず最初に言うことが二つあります。

まずは『作った料理を家族が笑いながら食べている姿を想像してください』ということ。

料理を作る目的はあくまで食べてもらうことです。料理に不慣れな人はどうしても上手に作ることにばかりこだわってしまいます。でも、多少上手くいかなくても、おいしく食べてもらうことができればそれでいいんです。だからこそ、どんな顔をして食べてくれたらうれしいのか?食べている姿を想像してもらうようにしています。

もう一つは『どれほど完成度の高いカレーを作っても、料理が出来た時点で片付けが残っていたら赤点』ということ。

どれほどキッチンを汚してもいいのですが、食べた後で大変な片付けが残っていると思うと全力で料理を楽しむことはできません。だからこそ、気持ちよく食べるためにも片付けはしっかり。たとえ料理の出来上がりに間に合わなくても、洗い物をしながら家族が食べている姿を眺めるくらいがかっこいいと、僕は思います。

料理を作る時って、僕もそうですけど、どうやったらおいしく食べてもらえるか?喜んでもらえるか?とにかくいろいろなことを考えると思います。そして、その料理を『どうぞ』と出すだけで、何も説明しなくてもその思いが伝わる瞬間があって、それがたまらない。

料理は食べてもらって初めて完成と言いますが、作る側には出せない最後のひと味は、きっと、作るときに考えてきたその思いが伝わった瞬間に食べる人が加えてくれるんじゃないかなと思います。

だからこそ、笑って食べてもらえる料理を作るために、笑顔で頑張りましょう!」

吉田シェフからの温かいエールは届きましたでしょうか?ぜひこのレシピ動画を見てスフレオムライスに挑戦してみてください!

このスフレオムライスをオンラインで友人のパパに指南している様子もおさめられた吉田シェフのドキュメンタリーはYAHOO クリエイターズプログラムで公開されています。こちらもぜひチェックしてください!

「出張できない」出張料理人の戦い コロナ禍に届ける200円弁当にかけた想いとは?

吉田友則

1970年、神奈川県横須賀生まれ。
横浜にある製菓製パンの専門学校で勉強し、その後料理の世界に入る。
長野県八ヶ岳の井出忠利氏に師事。井出氏の素材を大事にした一皿に出会い、
ジャンルに囚われない季節感を大事にした料理を目指すべく海外に渡る。
帰国後、イタリアン、フレンチ、洋食屋などで経験を積み、
現在シェフとして口福感の残る料理を提供すべく独自の活動を展開している。
1996年には創作スープ部門で農林水産大臣賞を受賞。

きまぐれや

配信元

papacomi
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「パパコミ」は、0歳~6歳の子どもをもつパパや、そんなパパたちを応援するママを対象にした情報サイトです。未来を担う子どもと、子育て中のパパ・ママを「元気」にできるよう、育児に役立つ情報を日々発信しています。
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