【やりがち注意】もらっても嬉しくない年賀状ランキング!1位は○○

第1回 いまさら人には聞けない! 年賀状の基本の「キ」
新年の挨拶として昔から親しまれている年賀状ですが、年賀はがきの発行部数は2009年あたりまでは40億枚程度だったのに対し、2018年は約25億枚と大幅に減少しています。やっぱり、面倒に感じている人は増えているのでしょうか。実際にみなさん年賀状をどう思っているのか、アンケート調査しました。

8割以上の女性は年賀状をもらいたいと思っている

ママテナでは2017年10月27日~29日の期間で、女性201名に対して、年賀状に関する独自アンケートを実施。まずは、「今年年賀状を送る予定があるか」を質問したところ、「ある」と回答したのは89.1%、「ない」は10.9%となりました。

約9割の人は年賀状を送る予定があるようですが、自分が受け取る側になった場合、「年賀状をもらいたい」と思っているか質問した結果…。

・もらいたい(46.3%)
・どちらかといえばもらいたい(39.8%)
・どちらかといえばもらいたくない(11.4%)
・もらいたくない(2.5%)

「もらいたい」と「どちらかといえばもらいたい」を合わせると、86.1%の人は年賀状をもらいたいと思っているようです。その理由に関するフリーコメントを見ると、「普段会えない人の近況を知ることができる」という理由がもっとも多く、「安否確認」や「礼儀・マナー・伝統」といった声も。

しかし一方では、年賀状をもらいたくないという人もいます。その人たちには、「年賀状の準備をしたり、もらったものにお返しを出すのが面倒」という理由が多く、なかには「義理で出している年賀状もあるので出来れば止めたい 本当に出したい人にだけにしたい」(50代後半)との声もあるようです。

【やりがち注意】もらっても嬉しくない年賀状ランキング!1位は○○

“とりあえず出した感”のある年賀状はご法度!

さて、ここからが本題。多くの人が「もらいたい」と思っている年賀状ですが、ものによっては嬉しくない場合もあるはず。そこで、いままでに“実際にもらったことがある”年賀状のなかで嬉しくなかったものを質問。TOP10は以下の通りです。

1位:「あけましておめでとう」だけなど短文の年賀状(38.9%)
2位:既製品ではないがすべて印刷で作られた年賀状(30.3%)
3位:既製品の年賀状(29.3%)
4位:「マイホーム購入した」など自慢が入っている年賀状(22.6%)
5位:お年玉がついていない種類の年賀状(20.2%)
6位:年賀状の代わりに送られてきたLINEやSNSのメッセージ(18.3%)
7位:三が日をすぎて遅く届いた年賀状(16.8%)
8位:近況報告が書かれていない年賀状(16.3%)
9位:もらって嬉しくない年賀状はない(13.5%)
10位:家族写真の年賀状(12.0%)
10位:赤ちゃん写真(出産報告)の年賀状(12.0%)

約4割の人が選び1位となったのは「『あけましておめでとう』だけなど短文の年賀状」。あまり親しくない人に送る場合は、特に書くこともなく“お決まりの言葉”で済ましてしまいがちですが、これはNGといえそう。

2位と3位には、すべて印刷や既製品の年賀状がランクイン。オリジナリティ溢れるデザインだったとしても、すべて印刷されたものは“量産”されたイメージがあるよう。また、既製品については、“義理”で送られてきたと思われがちです。

上位1~3位を見てみると、“とりあえず出した感”や“手抜き感”が伝わってしまうのがマイナスポイントになっている様子。フリーコメントで、嬉しくない理由を具体的に聞いたところ、「一文でもいいから手書きを入れてほしい」や「近況が書かれていないのはさみしい」といった声が大多数を占めていました。

ほかには、「家族皆が写った赤ちゃんの写真なら嬉しいが赤ちゃんだけの年賀状は正直どうでもよい」(40代後半)や「自分の心が狭いだけなのだが、自慢話を聞くと素直に喜べずイラっとしてしまうから」(30代前半)のようなコメントもちらほら。

もし、相手に喜んでもらえる年賀状を書きたいと思うのなら、自慢や幸せアピールではなく、「私は元気だよ」という近況報告を書きつつ、写真を使用する場合は自分が写っているものにすると、喜ばれる可能性が高まるかもしれません。
(文・奈古善晴/考務店)

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