こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食を作ったのに、ふと見ると赤ちゃんが寝ている!なんていうことありませんか。せっかく作った離乳食ですし、できたてを食べさせたいですよね。
おなかが空いている状態で赤ちゃんが寝てしまったときや、せっかく作った離乳食を目の前に赤ちゃんが寝てしまったときは、どうすればいいでしょうか?
赤ちゃんを起こしてでも食べさせたほうがいい?
赤ちゃんを起こしてでも食べさせた方がいいのか悩んでしまうところです。一食抜いても大丈夫かしら?食べていないことで、途中でおなかが空いて起きてしまうのでは?と思うかもしれません。たとえば、お昼寝の時間だったら食べなくても大丈夫かもと思いますが、夜ごはんだったら、朝までおなかが空かないかが気になりますね。
お昼に寝てしまった場合
無理して起こさなくてもいかなと思います。おなかが空いたら起きるので、それまで待ちましょう。起きたときに離乳食を食べてOKです。
夜に寝てしまった場合
夜に寝てしまった場合が難しいですね。母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんは、寝ながらでも授乳できるのですが、1歳過ぎた赤ちゃんや幼児になってからが問題です。起こして食べさせようとして機嫌が悪くなったときもこともありますし、すんなりと食べてくれたときもあります。
また、起こさずに朝まで寝た日もあるし、12時ごろに起きておなかが空いたと泣いた日もあります。ですので「こうしてください!」というものはないのですが、私が実際にしている方法を教えます。
一度、声かけをしてみて起きそうなら食べさせる。もし起きなさそうなら寝かしておく。 これは、子どもが小学生、中学生になっても同じです。いまだにわが家もありますよ!
起こさない場合の対処方法
【起きた時間に離乳食を食べる】
先にも書きましたが、起きた時間に離乳食を食べてOKです。ただし、夕食までは4時間以上開けるようにしてくださいね。
【母乳やミルクで代用】
母乳、ミルクを飲んでいる赤ちゃんは母乳やミルクで代用してもOKです。
【おやつをいつもより多めに】
離乳食を食べないのであれば、おやつにごはんの代わりになるものを、いつもより少し多めに用意してみましょう。夜ごはんの妨げのない量にとどめましょう。
【夜ご飯を早めにする】
昼に長く寝てしまい、おやつを食べる時間もすっかり過ぎてしまった場合。夜ごはんをいつもより早めに用意しましょう。 赤ちゃんのリズムがなるべく変わらないようにしたいですが、多少変わってもそれは大丈夫です。赤ちゃんの様子を見ながら、進めてあげてくださいね。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)