まずは当たり前のことから徹底を
ごみを減らすために最も近道となるのは、ごみとなるものを増やさないことです。エコバッグを使ってレジ袋をもらわないようにしたり、詰め替えのできるものは詰め替え用のものを買うといった、基本的なことを徹底するのが大切です。ほかにも、弁当などを買ってもお箸やストローをもらわない、不必要なものは買わないといったことを心がけると、意外とごみを減らす効果が大きいです。
分別すればごみが減る?
分別してもごみの総量は変わらない…なんてことはありません! 普段なら燃えるごみと一緒にしてしまうものでも、分別すれば結果的にごみを減らすことができるんです。食品のトレーや牛乳パックなどは、多くのスーパーなどでリサイクル回収をしているので、実質的に無料で捨てることができます。買い物のついでに持っていけば余計な手間もかかりませんよね。
ほかにも分別する際に、裏が白い紙は分けてメモ帳に使ったり、丈夫そうなペットボトルはじょうろなど水やりに使ったりと、リサイクルへの意識を高めるきっかけにもなります。
最後の強敵、生ごみ
毎日出てしまい、意外とかさばるのが生ごみ。節約や弁当箱などのごみを減らすために自炊したはずが、生ごみが大量に出てしまったら元も子もありません。ディスポーザーがあれば生ごみを処理できますが、まだまだ高価で場所もとるため、気軽に導入するというわけにはいきません。
そこですぐに効果の出る方法としては、まずご飯は残さないこと。食べきれる量をきっちり作りましょう。もし残ってしまったら、冷凍保存して必ず食べきるようにすると◎。また、生ごみのほとんどは水分なので、よく水を切ったり乾燥させてから捨てることで、量を減らすことができます。
ほかにも野菜の皮や芯は、調理すれば意外と残さず食べる方法がありますし、上級者向けには、野菜の根やヘタを水栽培して、再度食材として使えるように育てる「リボベジ」というテクニックも。
日々の工夫で意外と減らせる家庭ごみ。ほとんどは多くの人が知っているはずなのになかなか実践できないこと。それを実践するために、ちょっとした手間を惜しまない心がけこそが、ごみを減らす最善の方法ですね。
(文・姉崎マリオ)