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あなたは知ってる?「ベビーカーマーク」の意味と今後の取り組み

第2回 電車の中のベビーカー問題 みんなの見解
電車やバスなどで、このマーク(下の画像)を見たことはあるだろうか?

あなたは知ってる?「ベビーカーマーク」の意味と今後の取り組み

これは「べビーカーマーク」と呼ばれるもの。2014年3月に作成され、2015年5月にはJIS規格化もされている。ベビーカーマークはエレベーターや鉄道の車両スペースなどに掲示され、このマークがあるスペースではベビーカーをたたまずに安心して使用できることを表している。

逆に、エスカレーターなど、ベビーカーの使用を禁止している場所では「ベビーカー禁止マーク」を掲示して、ベビーカーの安全な利用を促している。

あなたは知ってる?「ベビーカーマーク」の意味と今後の取り組み

●べビーカーマークの認知度はどれくらい?

こうした取り組みが行われているものの、現在、ベビーカーマークはどれほど認知されているのだろうか。

国土交通省が行った、「公共交通機関などにおけるベビーカーの利用について」のインターネットモニターアンケート(2016年9月実施)によると、ベビーカーマークについて「見たことがあり、意味まで知っていた」のは17.4%と、低い割合となっている。また、「見たことはないが、意味を知っていた(13.7%)」「見たことはあるが、意味は知らなかった(8.0%)」を含めても、約4割弱にとどまる。

一方で、「見たことはないし、意味も知らなかった(54.3%)」「わからない(6.4%)」と、約6割がベビーカーマークを知らないと答えている。どうやらベビーカーマークの認知度はまだ低いのが現状のよう。

こうした現状について、国土交通省の担当者は次のように話す。

「国土交通省では、ベビーカーマークを見たことがあり、意味まで知っている人の割合(認知度)を、2020年までに5割とする目標を設定しています。現在、ベビーカーマークの周知とともに、公共交通機関などにおける『ベビーカーの安全な利用』や、周囲の方々に対する『ベビーカー利用への理解・配慮』について、広く普及啓発を行っています」(国土交通省担当者 以下同)

例えば、2017年度は新たに首相官邸のメールマガジンや、政府広報・国土交通省公式ツイッターなどのSNSを活用した普及活動が行われたという。

「また、国土交通省が作成したバリアフリー関連の冊子にもベビーカーマークを掲載しています。引き続きベビーカーマークの周知を進めていく予定であり、2018年度もさらなるPRを検討しています」

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●ベビーカーマークの認知に向けて進む取り組み

実は、べビーカーマークの認知に向けた動きは2014年から行われている。関係者の協力の下、キャンペーンを実施し、駅や鉄道・バス車両、商業施設などにおいて、ポスターの掲示・チラシの配布やウェブサイト上での公開などにより、公共交通機関等でのベビーカー利用について周知を行ってきた。

「過去のキャンペーンでは、その後に『ベビーカーは基本的にたたまずに電車やバスに乗車できる』、『べビーカー使用時は、エレベーター利用を勧める』といったことが認識されるようになってきたという反響が、国土交通省はもとより、鉄道会社などの事業者にも寄せられているようです。今後も、ベビーカー使用者と周囲の利用者の双方に継続的な周知は欠かせないと考えています」

街中の施設でバリアフリー化が進み、親子連れにとってはベビーカーを利用しやすい環境が整いつつある。しかし世間では「ベビーカーで電車に乗り込むのは非常識」、「電車内ではベビーカーをたたむべき」という意見もあり、電車内でのベビーカー利用についてはまだまだ賛否両論あるのが現状。

とはいえ、こうしたマークがひとつの目安となり、互いが配慮しながら、快適な車内空間を作り上げていきたいものだ。
(取材・文:北東由宇 編集:ノオト)

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