多数派「オープンだけど見られることがない」
最も多くの意見が集まっていたのが「収入も携帯も隠してはいないけれども、見られもしない」というもの。自分からプライバシーは主張していないため、給与明細も携帯電話の中身も見せてといわれれば見せるけれども、相手から「見せて」といわれることがほとんどないという家庭が多いようです。
また、プライバシーを主張してしまうと、かえってやましいことがあると相手に思わせてしまうという意見も。「浮気や借金などがなければ、見せたくないなんて思わないはず」「相手のことを信頼しているから、いつ見られても問題ない」と、見せたくないことを主張するよりも、見る必要のない信頼感を構築するようにした方が良いというアドバイスも出ていました。
夫婦も他人!プライバシーは必要派
一方で夫婦間でもプライバシーを重視している家庭も決して少なくはないようでした。理由としては「強制されること、管理されることが嫌」というものが多いようです。夫婦といえど個人を尊重する家庭では、協力が必要なときには協力をするけれども、お互いの人生に邪魔はしないという考えで、携帯や財布の中身は見ないという約束をしているようです。
ほかにも基本的にはオープンだけれども、しつこく詮索されたり、細かく電話の履歴一件ずつや、買い物のレシートまでチェックするところまで行くと、さすがにやり過ぎなので見せたくないという意見もありました。
もともとは他人同士だった夫婦が、家族になることで変わるプライバシー。育ってきた家庭環境にもよるところが多いと思いますが、どこまでを秘密にするかは家庭それぞれ。
さらに子どもが大きくなると、子どものプライバシーも問題になってきて、さらに問題は複雑になるため、今夫婦やカップルで意見がすれ違っている場合は、早めにじっくり相談して解決しておくのがいいのかもしれません。
(文・姉崎マリオ)