インスタ映えを狙う!初心者でも料理写真を上手に撮る3つのコツ

第1382回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
「行列ができる人気のお店に行けた」、「見た目が可愛いスイーツを食べた」、「手間のかかる料理を作った」など、子どもや風景の写真だけでなく、料理の写真を撮る機会も多いもの。でもせっかくの料理も撮り方次第では「…」なことも。そこで、写真初心者の方や苦手だと敬遠していた方でも上手に撮れるコツを紹介します。

基本中の基本は「明るさ」

まず、写真を撮るうえで基本となるのは「明るさ」です。カーテンを開けて日光(自然光)で撮るだけで、写真の風合いはまったく変わってきます。夜や天気の悪い日は室内で撮ることになりますが、照明によって影が出たり、不自然に一部分だけテカリが出てしまったりするので、なるべく窓際や外で撮影することをおすすめします。

どうしても室内での撮影になる場合は、全体的にまんべんなく光が当たるように工夫するといいですよ。

インスタ映えを狙う!初心者でも料理写真を上手に撮る3つのコツ

「接写」で迫力のある写真に

接写とは、被写体にレンズを近づけて写真を撮る方法のこと。たとえば、花を撮影するときなんかによく使われるテクニックのひとつです。

料理の撮影でも接写は大活躍。ただ寄って撮っただけなのに、迫力のある写真が撮れるので◎。

オリジナルのタルタルソースなどが料理にかかっている場合、その粒感まで写すことができるので、より料理の魅力が伝わりやすくなります。

煙や湯気、水滴で“シズル感”を

テレビのイメージ画像で使われる写真を見て、食べてもいないのに「おいしそう」と感じることがありますよね。それはおそらく、“シズル感”の力。

“シズル”というのは、ご存知の方も多いとは思いますが、ステーキや揚げたての食べ物がジュージュー音を立てている様子のこと。音だけでなく、お肉を焼くときの煙や野菜や果物についた水滴など、食欲をそそるものについても使われる言葉です。

たとえばお肉を撮影する場合、焼けた後のお肉が皿に乗っている写真と、鉄板や網の上で焼いている途中の写真では、後者のほうが臨場感がありますよね。

また野菜や果物を撮影する場合も、ただ並んでいるよりは、水滴がついているほうがフレッシュさが増す気がしませんか?

今の季節なら「鍋」もそう。写真では実際の温度を伝えることができません。しかし、湯気も一緒に写っていれば、“アツアツ感”が伝わります。

これらを意識するだけで、写真の写りは断然良くなるはず。また、写真を撮ることがより楽しくなりそう! ぜひ一度試してみてください。
(文・山手チカコ/考務店)

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