電車内で席を譲ってもらえる?妊婦と乗客をつなぐ実証実験とは?

第1395回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
妊娠中は電車移動も大変。あまり体調が優れないときには、「席に座りたい」と思うこともありますが、空いている席はあまりなく…。また、電車内で妊婦の方を見かけても、「座ってください」とひと声かけるのも勇気が必要だったり…。そんな妊婦さんと電車に関して、ある実証実験が行われるようです。

電車内で席を譲ってもらえる?妊婦と乗客をつなぐ実証実験とは?

LINEで「座りたい」と「譲りたい」をマッチングする

LINE株式会社と大日本印刷株式会社、東京地下鉄株式会社が「&HAND(アンドハンド)」の実証実験をすると発表しました。

アンドハンドとは、コミュニケーションアプリであるLINEなどを活用して、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と手助けをしたい人をマッチングし、具体的な行動をサポートするもの。

今回の実証実験は、日ごろ電車内でスマホを見ていて、妊婦の存在に気づかない乗客に対してメッセージを送信し、立っているのがつらい妊婦の方と、席を譲りたいと考える乗客をマッチングするサービスです。

実際に利用するには、この実験に賛同した人が、あらかじめアンドハンドのLINEアカウントで「友だち登録」をして「サポーター」に登録します。

その後、サポーターが実験車両に乗車したあと、妊婦の方が「座席に座りたい」というメッセージをアンドハンドのLINEアカウント宛に送信すると、周囲にいるサポーターにメッセージが届きます。

メッセージを見た「座席を譲りたい」と考えているサポーターは同様に、アンドハンドのLINEアカウント宛に、自分の座席位置などを返信して、妊婦の方に座席を譲ることができるという仕組み。

ただ、あくまでも今回は実験となり、2017年12月11日(月)~15日(金)の期間中、東京メトロ銀座線の指定列車の最後尾車両のみでのサービスとなります。

こういった取り組みが全国、全車両に導入されるのか、今後の流れに引き続き注目しましょう。
(文・山手チカコ/考務店)

出典:#LINEで席ゆずり実験 | &HAND / アンドハンド

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