こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。冬になり、寒くなると気になるのが赤ちゃんの体調不良です。そのなかでも下痢は、冬になりやすい体調不良の症状のひとつです。
下痢になる原因とは?
下痢の原因は、冬に増えてくるロタウイルス、ウイルス性胃腸炎の場合もありますが、赤ちゃんの内臓が未発達なために起こることもあります。その場合、離乳食が原因のことも。理由はさまざまなので、まずはどうして下痢が起こったかを見つけてあげることが大切だと思います。
赤ちゃんが下痢のときに離乳食を与えてもOK?
ここで心配になるのが、赤ちゃんが下痢のときに離乳食を与えても大丈夫かということです。まずは、主治医に相談するようにしましょう。そのうえで赤ちゃんの様子を見ながら、食べられるようなら与えるといいと思います。
脱水にならないように水分補給もするようにしましょう。 食事をする場合は、消化のいいものや冷たくないものを与えるようにしましょう。たとえば、おかゆやうどんだったら、ふだんよりもやわらかい状態で与え、おなかを刺激しないようにしましょう。
避けたほうがいい食べ物
逆に避けたほうがいい食べ物は下記のようなものになります。参考にしてください。
・冷たい食べ物
きゅうり、トマト、アイスクリーム、冷蔵庫から出したての飲み物など
・乳製品
牛乳、ヨーグルトなど
・繊維の多い食べ物
いも類、海藻類、きのこ類など
・脂っこい食べ物
炒め物、揚げ物、バター、油など
赤ちゃんが下痢をこじらせると、おむつを変えるたびに下痢をしていて、おしりがかぶれてしまったりすることもあります。こまめにおむつを替えたり、洗ってあげたりして、おしりを清潔に保つことを心がけることも大切です。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
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