初めての赤ちゃんの名づけもドキドキだけど、きょうだいができたときの名づけも難しいもの。きょうだいにちなんでつける? お兄ちゃんお姉ちゃんの意見も取り入れる? 今回は、3人目、4人目のお子さんの名づけエピソードを紹介します。
お姉ちゃんの大好きなテレビキャラクターの名前に
ことはちゃんわが家に第3子がやってくる! 5歳の息子と2歳の娘に、妊娠を伝えるとすごくよろこびました。実は、2歳の娘の名づけ親も5歳の息子。おなかにいるときから、自分でつけた名前で呼び、話しかけるたびに愛着を持ってもらうために。そのため、今回は名づけを娘にお願いしました。娘の大好きなテレビのキャラクターと同じ名前に。だれが見ても間違わないよう、ひらがなにしたのがポイント。私たち親ときょうだいからの生まれて初めてのプレゼント。めいっぱい愛してくれますように。
長男のおメガネにかなった唯一の名前です
統太(とうた)くん3人目ということで、まったく名前を考えていなかった私と旦那さん。切迫早産のため自宅安静となり、急いでベビー用品の準備をしていたら、34週で陣痛が始まってしまい、そのまま出産。病室で一年生の長男と年中の長女に赤ちゃんは男の子だったと説明したら、長女は「女の子だったら名前考えたかった~」といい、長男は「男の子だからぼく考えてみたよ~」と。「自分が○太だから、太がつく名前がいい」というのです。
そこで私と旦那さんが、「じゃあ、こうたは?かんたは?けいたは?」といろいろ言ったところ、周囲の友だちとカブらなかった名前が「とうた」!(中略)みんなをまとめてくれてありがとう、という気持ちと、これからもみんなをまとめてくれる存在でいてほしいという願いをこめて、漢字は「統太」となりました。
亡くなったお姉ちゃんへの思いとともに
大希(だいき)くん第三子ですが、第一子のお姉ちゃんが18トリソミーという障害を持って生まれ、2歳11カ月で亡くなりました。お姉ちゃんは私たち夫婦の希望の子として「希(のぞみ)」という名前だったので、お姉ちゃんより大きく育つように、またいろいろなシーンでお姉ちゃんの名前を書き続けることができるように、大希と名づけました。
家族みんなで考えた、最初のプレゼントです
希羽(ののは)ちゃんわが家の四女が誕生しました。長女14歳、次女10歳、三女7歳。おませなお姉さま方たち。生まれてくる赤ちゃんの名前に口出ししないわけはなく……。みんながそれぞれ候補を2つずつ出し、そこから多数決。「キラキラネームはいやだ」「友だちにその名前いるからダメ」などなかなか決まらず、最終的にママ+三姉妹が気に入った名前が希羽(ののは)。希望を持って羽ばたいて生きていってほしいと願いました。(中略)
名前は両親からの最初のプレゼントといいますが、わが家は家族みんなからのプレゼントとなりました。年配者からは読めない、変わった名前なんていわれることもありますが、家族みんなが一生懸命考えて、名づけた名前だから後悔はないです。これからもすくすく育ってね!
兄2人が名づけ、おなかにいるときから呼びかけて
涼乃(すずの)ちゃん6月生まれ、そして初めての女の子ということでお兄ちゃん2人と考えました。候補の中から結果的に兄2人が選んだ名前。おなかにいるときから話しかけていたので、生まれてきても違和感なく名前を呼ぶことができました。わが家にやって来た兄2人の宝物、涼しい風に吹かれながら、のびのび育っていきますように。涼乃ちゃん!
3人目、4人目の名づけともなると、パパやママよりきょうだいが仕切り役(!?) 生まれてくる弟や妹を大切に思う気持ち、家族みんなで誕生を待ち望んでいた気持ちが伝わるエピソードばかりでしたね。(TEXT:樋口由夏)
配信元
