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小児病棟にサンタクロースがやってきた!チクチク会のある1日に密着
~誰かの役に立って自分の世界も広がる。ママたちがはじめた「ボランティア活動」~

被災地や児童養護施設、小児病院などに手作りのフェルト玩具を届ける活動を続けているボランティア団体・チクチク会。クリスマスを病院で過ごす子どもたちのもとにも、毎年サンタクロースがプレゼントを届けに回っています。
小児病棟へプレゼントを届ける1日に密着しました。

集まったプレゼントを届けるのはサンタクロース!

小児病棟にサンタクロースがやってきた!チクチク会のある1日に密着
 
チクチク会の活動で全国から集まった手作り品を届けるのは、サンタクロースに扮するメリットさんご夫婦。普段は幼稚園の先生をしているおふたりも、もちろんボランティアです。

「もともと勤め先の幼稚園でイベントの一環としてサンタクロースの格好をすることはあったのですが、ボランティアで子どもたちの元を回るようになったのは東日本大震災の後からです。自分たちにできる支援活動はないかと考えているときにチクチク会を知って、皆さんのように器用に裁縫することはできないけど、サンタの格好で被災地にプレゼントを持っていくことはできるんじゃないかと思って手を挙げました」(メリットさん、以下同)
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活動を始めた当初は被災地の保育園を巡っていたメリットさんご夫婦。現在は、おもにクリスマスを病院で過ごす子どもたちのもとに、全国から集まったプレゼントを届けています。

「病院には、ずっとベッドに寝たきりの難病の子どももたくさんいます。サンタクロースの姿で近づくと、いつもは横になっている子が突然立ち上がっちゃうくらいに喜んでくれることも。存在だけで子どもを幸せにできるサンタクロースにもっとなりきるために、サンタコスプレも年々クオリティアップしてるんですよ(笑)。あんなに喜んでもらえるんだったらやる価値があるのかなと思って活動を続けています」

突然のサンタ訪問に子どもも大人も思わずニッコリ

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寝たきりの子どもが多い病棟では、ひとりずつベッドサイドをまわってプレゼントを配っていきます。とびきりの笑顔を見せる子、一緒に写真を撮りたがる子、驚くくらい流暢な英語でサンタクロースと会話を始める子、その反応は様々です。
サンタクロースは、入院中の子どもたちだけでなく、院内で出会った付き添いの親や医師、看護師、清掃スタッフにもメッセージカードを配って歩きます。

「子どもはもちろんですが、付き添いのパパやママがすごく驚いて喜んでくれることも多いですね。子どもの闘病生活を支えるのはとても大変なことと思いますが、サンタクロースの訪問がほんのちょっとでも楽しい時間になってくれれば嬉しいです」

日々忙しく働く医師や看護師たちも、突然のサンタクロースの訪問に、子どものようにはしゃぐ姿が見られました。

知らない誰かを喜ばせたい。そんな気持ちを届けたい

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病院によっては、細菌感染などの観点から受け取れないプレゼントもあるため、事前に何度も打ち合わせを重ねる必要があります。細心の注意を払いながらも、受け取る相手のことを想像しながらプレゼントを選ぶのは、送る側の喜びでもあるといいます。

「『何かしたい』というみんなの力がちょっとずつ集まって、たくさんの人がゆる〜く繋がっているのがチクチク会の素敵なところ。作り手の皆さんは、顔も知らない相手が喜んでくれることを願って、ワクワクしながらプレゼントを作ってくれているんです。これからもお届け物がある限り続けていきたいですね」

がんばる子どもたちにちょっとしたハッピーとサプライズを届けたいという作り手さんたちの思いは、しっかり子どもたちに届いているようです。
(文・宇都宮薫)

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