
こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。パンを食べるときやおやつの味つけに手軽に使えるジャムやはちみつ。離乳食に使えると便利ですが、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか?
ジャムはいつから食べてもいい?
市販のジャムは甘すぎるので赤ちゃんには不向きです。使うなら、1歳を過ぎてから、少量だけ、ごくたまにという3つがお約束です。ジャムは手作りでもかんたんにできますので、お子さんが小さいころは手作りにチャレンジしてみてもいいかなと思います。
<材料>
イチゴやリンゴなどの果物 200g
きび砂糖 小さじ1~3
<作り方>
1. 果物を水洗いし、小さめに切る
2. 鍋に果物ときび砂糖を入れて中火で加熱する
3. 水分が出てきたら弱火に変えてときどき混ぜながらゆっくり煮詰める
4. 水分が少なくなってきたら火を止める
リンゴならリンゴそのものの甘さで砂糖は必要ないときもあります。 市販のジャムよりも甘みは少ないものの、果物そのものの味を楽しめておいしいですよ。
ピーナッツバターは食べてもいい?
赤ちゃんには甘すぎるうえに、アレルギー表示推奨20品目のうちのひとつです。離乳食期は控えたほうがよさそうです。
はちみつは食べてもいい?
赤ちゃんには甘すぎるうえに、免疫が弱く内臓が未発達な赤ちゃんにとって、はちみつに含まれるボツリヌス菌が「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起こすリスクがあります。与えてもいいのは、1歳を過ぎてから。ジャムと同じように、少量だけをごくたまにを基本に与えてください。
大人が「甘い」と感じる食品は、赤ちゃんにとっては「甘すぎる」食品です。使用する時期と量、頻度を大人目線ではなく赤ちゃん目線で選ぶようにしてくださいね。
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
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