パパをイクメンにする3つのカンとは

パパをイクメンにする3つのカンとは

第4回 こっそり知りたい! パパをイクメンにする方法
子育てに積極的な男性を指す「イクメン」。仕事にばかり熱心なパパをパートナーに持つママにとっては、どこまでも縁遠いキーワードに思えるかもしれない。

「どうしたら我が家のパパもイクメンになってくれるのかしら…」。そんな半ば諦め気味のママにこっそりお伝えしたいのが、NPO法人ファザーリング・ジャパンが提唱するパパとイクメンにまつわる “3つのカン”だ。全国各地のセミナーで講演を行う同団体理事の徳倉康之さんに解説いただこう。

●危機“感”を与える
「我が家のパパをイクメンにしたいというママにお伝えしているのが、家事・育児のエンパワーメント(権限委譲)です。部下に仕事を任せるのと同様に、すべて自己責任でやってもらう。時にはタイミングを見計らって、“プチ家出”もいいでしょう。ピンチになったパパは危機的状況を乗り越えるために、自分で考えて行動するようになります。1年もすれば、ほとんどのことができるようになっていますよ」(徳倉さん 以下同)

●快“感”を与えよう!
「子育ての快感は、子どもと接するなかでしか生まれないもの。普段子育てに関わりが浅いパパは、子どもと楽しい時間を過ごした経験が、ママに比べて圧倒的に乏しいのです。子育てへの意識を高めるためには、リアルな体験をできるだけたくさん積ませることが大切。父子旅行を企画して、パパと子どもだけの時間をつくるのも効果的です」

パパをイクメンにする3つのカンとは

●習“慣”化させる
「危機を乗り越え、快感を得て、パパの“習慣”が変わります。ママに子育てをまかせっきりにするのではなく、自分の中で子育てを習慣化し、自分なりのやり方で楽しめるようになったら立派なイクメンです」

時には口出ししたくなることもあるけど、わが子同様にパパを“育てる気持ち”がカギを握るというわけか…。子どもへの愛があれば、どんなパパでもイクメンになる可能性はあるはず。我が家のパパのイクメン化計画、大らかな気持ちでトライしてみて!
(根岸達朗+ノオト)

お話をお聞きした人

徳倉康之
徳倉康之
NPO法人ファザーリング・ジャパン事務局長
「笑っている父親が社会を変える」をミッションに、ソーシャルビジネス営業として企業とNPOの協働に力を注ぎ2014年10月から理事として活動。共働きの妻と2男1女の三児のパパ。
「笑っている父親が社会を変える」をミッションに、ソーシャルビジネス営業として企業とNPOの協働に力を注ぎ2014年10月から理事として活動。共働きの妻と2男1女の三児のパパ。