【家事・育児】「家事の見える化」で夫婦の分担作業がしやすくなる?

第1574回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
家事や育児を積極的にしてくれる夫がいれば、そうでない夫もいます。多くの場合、ママの負担のほうが大きいものですよね。しかし、“見える化”するだけで、夫婦での家事や育児の分担がしやすくなるんです。

ステップ1●「衣食住」「朝昼晩」など、大きいカテゴリーに分ける

家事や育児の見える化をするには、普段行っていることをすべて書き出すところから始まるのですが、いきなり書き出すと混乱してしまいます。そこで、「衣食住」「朝昼晩」など、大きなカテゴリーに分けるところから始めると◎。

たとえば、「衣食住」で分けた場合、以下のようになります。

【衣】
・洗濯

【食】
・ごはん作り
・食器洗い
・買い物

【住】
・お風呂掃除
・トイレ掃除
・部屋掃除
・細かいものの片付け
・ごみ捨て
・子どものこと

毎日やることでなくても、たとえ数分で終わるものでも、まずはなるべく細かく書き出すこと。項目を減らす作業は後でもできますよ。

【家事・育児】「家事の見える化」で夫婦の分担作業がしやすくなる?

ステップ2●さらに細かく書き出していく

次に、ステップ1で書き出した項目をさらに細かく書き出していきます。また、その作業にかかる時間も同時に書き出しておくと良いですよ。以下を参考にしてみてください。

【衣】
・洗濯
(1)洗濯物を集める…10分
(2)洗濯機に入れて、洗う…5分
(3)洗濯物を干す…20分
(4)洗濯物を入れる…20分
(5)洗濯物をたたむ…20分
(6)収納場所にしまう…5分

【食】
・食器洗い
(1)シンクに食器を集める…5分
(2)食器を洗う…15分
(3)食器をしまう…5分

【住】
・子育て
(1)着替え・おむつ替え…40分(5分×8回)
(2)食事を食べさせる…90分(30分×3回)
(3)お風呂…15分
(4)寝かしつけ…30分
(5)児童館や公園など外での遊び…90分
(6)子ども向け番組を見せる、本の読み聞かせなど家での遊び…150分

ステップ3●現状の担当を色分け

続いて、ステップ1、2で書き出した項目を、ママとパパのどちらが担当しているかを色分けします。そうすることで、どちらがどれくらい家事・育児を負担しているかがわかりやすくなるのです。

非協力的なパパには、ママがどれだけ家事・育児を担っているかが一目でわかるし、もしかしたらパパに負担がかかりすぎているかもしれません。すべて書き出すことで、そのバランスを見直すきっかけになりますよ。
(文・山手チカコ/考務店)

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