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【結局どっち?】「コラーゲンの経口摂取」は結局効果がある?ない?
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「ホルモン鍋を食べたから明日はお肌が潤っちゃう」。そんな会話を見聞きしたことがある、もしくは発言したことがある人は多いはず。ホルモンにはコラーゲンが含まれているため、そういわれていますが、「コラーゲンは経口摂取しても意味がない」という説もあります。本当に正しいのはどちらなのでしょうか? 詳しい話を株式会社ファンケル 機能性食品研究所の研究員・岡田香織さんに聞きました。

コラーゲンは分子量の違いで吸収性が異なる

「コラーゲンを経口摂取しても、体内で分解され、再びコラーゲンを生成するかは疑わしい」というのが、否定派の考え。では、実際のところは…?

「コラーゲンを経口摂取することで、線維芽細胞では、コラーゲンが産生促進されることがわかっており、また、コラーゲン線維が太くなったり、骨密度が増加したりすることが確認されています」(岡田さん、以下同)
「コラーゲンの経口摂取は無意味」は間違い!その理由とは?
 
線維芽細胞とは、コラーゲンやヒアルロン酸など、肌のハリや弾力にかかすことのできない成分を作り出す細胞のこと。同社の研究により、経口摂取したコラーゲンによって、体内のコラーゲンが増加することがわかっています。

「ホルモンやスッポンなどの食材にはコラーゲンが含まれますが、分子が大きく分解・吸収に時間がかかると考えられます。また、コラーゲンと同時に脂肪なども摂取することになるため、コラーゲンだけを効率的に摂取するためには、分子が小さいコラーゲンペプチドが入っている、コラーゲンドリンクやサプリメントなどで摂取することがおすすめです」

「ホルモンやスッポンを食べてお肌プルプル♪」ということも可能性としては十分あり得ますが、効率的に摂取したいなら専用のドリンクやサプリメントのほうがよさそうです。

コラーゲンの経口摂取は無意味と広まってしまった4つの理由

前述の通り、コラーゲンは経口摂取をしても“意味ある”ものですが、なぜ、“意味がない”と広まってしまったのでしょうか。岡田さんに、4つの原因を教えてもらいました。

1.吸収されにくい分子量のコラーゲンを摂取した
「まずは、摂取するコラーゲンの分子量の違いです。食事に含まれるコラーゲンは分子量が約30万ですが、一般的なサプリメントには、それを少し分解して数千~数百まで小さくしたコラーゲンペプチドを使用しています。コラーゲンの最小単位のトリペプチド(アミノ酸3個から成る)まで小さくしたものもあります。分子量が大きいと一般的には吸収されにくいため、食事でコラーゲンを摂取された方は、効果が無いと感じたのかもしれません」

2.効果に気が付きにくい状況だった
「肌表面に効果が現れるまで時間がかかったり、睡眠不足やストレス、飲酒、喫煙など、ほかの要因で効果が相殺されてしまったことが考えられます。また、骨など、肌以外の部分での効果が優先されたことも考えられます。さらに、コラーゲンの生まれ変わりに不可欠なビタミンやミネラルなどの基本的な栄養が足りていない可能性もあるでしょう。栄養バランスのとれた食事をとることは、美しい肌を保つのに大変重要です」

3.変化の感じ方は千差万別
「感じ方・効果を感じるまでの時間にも個人差があると考えられます。人により効果の出方が違うことや、気にしている箇所が異なる可能性もあります。そのため、自分が気にしていないところに変化があった場合、気が付きにくいこともあるでしょう」

4.若い人は効果を感じづらい
「肌のハリやつや、水分が十分な若い世代の方においては、コラーゲンの質や量が十分に高いことが考えられます。そういった方がコラーゲンを摂取しても、合成やターンオーバーが過剰に促進されることはありません。そのため、変化量が小さくて効果は感じられないということが起こると考えられます。サプリメント全般において若い人は効果を実感しにくい傾向があります」

ちなみに、老化によってコラーゲンは減少し、質も劣化することがわかっているそう。量が減ることだけでなく、質の低下したコラーゲンの増加が、肌や骨、関節、血管の老化の一因になると考えられているので、新しいコラーゲンを増やすことがエイジングケアに役立つことが期待できるのだとか。

美容や健康のために、コラーゲン関連のドリンクやサプリメントを購入しようと考えているなら、コラーゲンの分子量の小さいものや最小単位のトリペプチドに注目して、摂取するようにすると、即効性があるかもしれません。
(文・奈古善晴/考務店)

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